『祈今朝<ききんちょう>』第4話 あらすじ/ネタバレ

越今朝(えつきんちょう)は洛家兄妹の行為に不満を持ち、越祈(えつき)を連れて落日村へ向かう途中、越祈(えつき)は疲れを感じて徒歩での移動を拒否します。洛昭言(らくしょうげん)と居十方の馬車が到著すると、越祈(えつき)は急いで馬車に乗り込み、越今朝(えつきんちょう)は止めることができませんでした。

道中、越今朝(えつきんちょう)は洛昭言(らくしょうげん)に腹を立てて口をききませんでしたが、越祈(えつき)が洛昭言(らくしょうげん)の持ってきた点心を羨ましがっているのを見て、心を軟化させ、居十方と一緒に水を探しに行き、その隙に越祈(えつき)に点心を食べさせます。洛昭言(らくしょうげん)と越祈(えつき)は、高骁(こう ぎょう)と孟誠(もう せい)が信者を虐待しているところを目撃し、信者を救出します。高骁(こう ぎょう)は笛の音で砂漠の毒サソリを呼び出し、洛昭言(らくしょうげん)と越祈(えつき)を攻撃します。異変に気付いた越今朝(えつきんちょう)と居十方も駆けつけ、越祈(えつき)と越今朝(えつきんちょう)は心有霊犀術を使って毒サソリに対抗します。しかし、3人とも力尽きそうになった時、閑卿(しずか)と与青山の弟子・明繡が現れて助け、高骁(こう ぎょう)は敗北して逃げ去ります。

明繡は与青山の弟子で、閑卿(しずか)と共に下山して修行の旅をしていたところ、偶然この場所にたどり著きました。越今朝(えつきんちょう)たちは閑卿(しずか)の助けに感謝し、お互いに自己紹介をします。明繡は啓元(けいげん)宗から救出された人々の傷を癒し、越今朝(えつきんちょう)も閑卿(しずか)に啓元(けいげん)宗の人口誘拐事件を調査するために落日村に来たことを伝えます。閑卿(しずか)はこれを聞いて、明繡と一緒に落日村に向かい、越今朝(えつきんちょう)たちを助けることにします。

明繡は誘拐された人々の傷の手当てをし、一行は落日村の村医・扁絡桓(へんらっかん)のもとを訪ねて治療を依頼します。越祈(えつき)は扁絡桓(へんらっかん)に初めて会った時、とても馴染み深いと感じ、扁絡桓(へんらっかん)は越祈(えつき)と越今朝(えつきんちょう)が親密にしているのを見て、不快感を示します。

明繡は閑卿(しずか)がなぜ洛昭言(らくしょうげん)たちを助けようとしたのか理解できませんでしたが、洛昭言(らくしょうげん)には閑卿(しずか)の妖力が半分宿っており、洛昭言(らくしょうげん)がかつて自分が助けた人の娘であることに気づきます。越祈(えつき)はお腹が空いて卵麺を食べようとしますが、お金がなく、店の主人は赊账を拒否します。結局、扁絡桓(へんらっかん)が越祈(えつき)の代わりに代金を支払い、越祈はようやく卵麺を食べることができました。

扁絡桓(へんらっかん)は自分の碗に入っていた卵を主動的に越祈に差し出します。越祈は感謝しますが、突然現れた越今朝(えつきんちょう)が越祈の卵を奪ってしまいます。扁絡桓(へんらっかん)は越祈と越今朝(えつきんちょう)のやり取りを見て、嫉妬を感じて立ち去ります。越今朝(えつきんちょう)は扁絡桓(へんらっかん)が去った後、越祈に食事が終わったら傷病者の世話をするように言い、勝手に出歩くことを禁じます。

越今朝と居十方は落日村で啓元(けいげん)宗が人を傷つけたという噂を広め、村民たちに警戒を呼びかけます。洛昭言(らくしょうげん)は危ない時に助けてくれた越祈に感謝し、越祈が溟主(めいしゅ)であることを疑ったことを謝罪します。越祈は洛昭言(らくしょうげん)を責めず、洛昭言(らくしょうげん)も今日から越祈を本当の友達として扱うと約束します。越祈は洛昭言(らくしょうげん)を友達として、扁絡桓(へんらっかん)にとても馴染み深いと感じたことを、越今朝と同じように感じたことを洛昭言(しょうげん)に打ち明けます。

落日村の村民たちは啓元(けいげん)宗が人を傷つけたという噂を聞いて、扁絡桓(へんらっかん)に確認を求めます。扁絡桓(へんらっかん)は傷病者がまだ意識を取り戻していないため、しばらく様子を見るように伝えます。

第4話感想

第4話は、ハラハラドキドキの展開が続く見応えのある回でした。特に、洛昭言(しょうげん)と越祈が毒サソリに襲われるシーンは迫力満点で、思わず手に汗を握ってしまいました。また、越祈と洛昭言(しょうげん)が心有霊犀術を使って毒サソリを倒すシーンは、2人の絆の深さを感じさせる感動的な場面でした。

一方、扁絡桓(へんらっかん)の登場は謎が多く、今後どのように物語に関わってくるのか気になります。また、越祈が扁絡桓(へんらっかん)に親近感を覚える理由も明らかになっておらず、今後の展開が楽しみです。

つづく