祈今朝 第8話 あらすじ/ネタバレ
越今朝(えつきんちょう)一行は客栈で休息中。扁洛桓(へんらくかん)は人目を盗んで密かに情報を伝達するが、越今朝(えつきんちょう)は彼の様子を伺いながらも異変に気づかない。洛昭言(らくしょうげん)は休息を拒否するが、体調不良のため、閑卿(しずか)は今夜の宿泊を決定。洛昭言(らくしょうげん)の世話をするため、閑卿(しずか)は彼女と同じ部屋に泊まる。
越今朝(えつきんちょう)は、洛昭言(らくしょうげん)の体調不良が扁洛桓(へんらくかん)と関係があると疑い、居十方に扁洛桓(へんらくかん)の監視を命じる。越今朝(えつきんちょう)は扁洛桓(へんらくかん)が落とした草編みの魚を見つけ、越祈(えつき)はそれが自分の髪飾りと同じ編み方であることに気づく。越今朝(えつきんちょう)も扁洛桓(へんらくかん)が越祈(えつき)の身世に関係があると疑い、今晩彼を試すことにする。
閑卿(しずか)は一行に加わる明繡を呼び、洛昭言(らくしょうげん)の診察を依頼する。明繡は、洛昭言(らくしょうげん)の生命力が失われていることに気づき、洛家双子の早逝は呪いによるものだと推測する。また、閑卿(しずか)が洛昭言(らくしょうげん)に修為を伝授したことを知り、師匠を心配させないようにと忠告する。
夜、越祈(えつき)は扁洛桓(へんらくかん)との将碁の最中に草編みの魚を取り出し、それが洛家荘(らっかそう)で落としたものかどうか尋ねる。扁洛桓は否定するが、越祈(えつき)は彼の嘘を見破る。また、扁洛桓が夢の中の師匠に価ていることを打ち明け、彼が自分の師匠ではないかと推測する。扁洛桓は、もしある日越祈(えつき)の師匠が現れたら、師匠についていくかどうか尋ねる。越祈(えつき)は躊躇し、越今朝(えつきんちょう)は彼女がいつか自分の元を離れるのではないかと心配する。扁洛桓は最終的に、草編みの魚の編み方は故郷の手法であり、自分だけが編めるわけではないと告げる。
越今朝は越祈の言葉に腹を立てるが、彼女はすぐに彼をなだめる。この試みから、越祈は扁洛桓が自分の師匠ではないと感じたが、越今朝は依然として彼を疑っている。
洛昭言(しょうげん)は突然発熱し、閑卿(しずか)は氷を持ってきて解熱させる。二人は今晩同じ部屋で過ごすことになり、洛昭言(しょうげん)は気まずそうに床に寝ることを提案する。閑卿(しずか)は彼女の気持ちを察し、言い訳をして外出する。
越今朝は夜中に扁洛桓の仮面を外そうとするが、チャンスを逃してしまう。翌朝、一行は正武盟を目指して出発する。途中、高骁(こう ぎょう)と孟誠(もう せい)が現れ、聖宣大人(せいせん おとな)を解放するよう脅迫する。扁洛桓は自分の正体を否定できない。越今朝は、扁洛桓が客栈の花に銘心香を撒き、掌柜に艾草を焚くように指示したことを暴露する。この二つの香りが混ざると、発功した者は一日中力を失ってしまう。
越今朝は越祈に高骁(こう ぎょう)たちを撃退させ、その後葛清霏(かつせいひ)と妹の小媛(しょうえん)が現れる。扁洛桓は、昨日の洛昭言(しょうげん)の体調不良は自分と関係があると告白する。越今朝たちは扁洛桓と葛清霏(かつせいひ)たちと戦うことを決意する。洛昭言(しょうげん)を守るため、閑卿(しずか)は妖の姿に変身して葛清霏(かつせいひ)と戦う。越今朝と越祈は武功の高い小媛(しょうえん)と戦い、越今朝は越祈を守るために崖から落ちてしまう。
第8話の感想
第8話は、怒涛の展開で目が離せない回でした。特に衝撃的だったのは、扁洛桓の正体が正武盟の人間であることが明らかになったことです。また、洛昭言(しょうげん)の体調不良が扁洛桓によるものだったこともわかり、彼の目的が気になります。
閑卿(しずか)が妖であることも明らかになり、彼の正体にも興味が湧きます。また、越今朝が崖から落ちてしまったことで、彼の生死が心配です。
つづく