蘇時雨(スー・シーユー)は林味(リン・ウェイ)への想いを断ち切る決意をする。これ以上期待するのは無理だと悟り、自分の責任を果たすためにも、この恋に終止符を打つと告げる。そして、翌朝、林味(リン・ウェイ)の家から荷物をまとめて出ていく。
林味(リン・ウェイ)は、蘇時雨(スー・シーユー)がいなくなった家で、彼女のいない寂しさに胸を締め付けられる。何も手につかず、上の空で過ごす日々。羅非非(ルオ・フェイフェイ)は書越(シュー・ユエ)に、二人の様子を伝えるが、恋の行方はどうなるか分からない。リン会長(リン・ゾン)は茶畑に様子を見に来た際に、林味(リン・ウェイ)に蘇時雨(スー・シーユー)のことを尋ね、大切な人を失うと二度と会えなくなるかもしれないと諭す。
蘇時雨(スー・シーユー)は、小靳村(シャオジンむら)での撮影のため、大沙嬸(ダーシャーおばさん)の家に身を寄せる。林味(リン・ウェイ)は、いてもたってもいられず、銀耳粥(白キクラゲのお粥)を届けに行くが、蘇時雨(スー・シーユー)は冷たくあしらい、もう関わりたくないとはっきり告げる。大沙嬸(だいさしん)は、二人の関係を修復しようと、靳娜(ジン・ナー)の結婚式の買い出しを一緒に手伝うよう提案する。
翌日、林味(リン・ウェイ)はバイクで蘇時雨(スー・シーユー)を連れ買い出しに行くが、蘇時雨(スー・シーユー)は相変わらずそっけない態度。王嬸(ワンおばさん)に頼まれ、仕方なくウェディングドレスとタキシードを試著し、写真を撮られる。王嬸(ワンおばさん)は二人きりになる時間を作ろうとするが、蘇時雨(スー・シーユー)は仕事で書越(シュー・ユエ)に荷物を届けに行くことに。林味(リン・ウェイ)は、言いたいことを飲み込み、明日のコンペの勝算を尋ねる。
蘇時雨(スー・シーユー)と書越(シュー・ユエ)は動画編集を終え、書越(シュー・ユエ)の誕生日を祝うため、一緒に夕食をとる約束をする。その日、好味珈琲(ハオウェイコーヒー)のコンペが開かれ、陳香香(チェン・シャンシャン)の刺激的な動画に対し、小時光(シャオシーグァン)の動画は上品で美しいと高評価を得る。リン会長は蘇時雨(スー・シーユー)の動画を気に入り、林味(リン・ウェイ)との関係を尋ねる。林味(リン・ウェイ)もリン会長の様子を見に会場に現れ、実は蘇時雨(スー・シーユー)を心配していた。
いよいよ結果発表の時。陳香香(チェン・シャンシャン)は裏工作をしていたが、林味(リン・ウェイ)も電話で手を回し、蘇時雨(スー・シーユー)の動画はたちまち複数の動画サイトのトップページに掲載される。陳香香(チェン・シャンシャン)は激怒し、蘇時雨(スー・シーユー)に金主がいると嫌味を言う。しかし、最終的に靳星辰(ジン・シンチェン)は陳香香(チェン・シャンシャン)に仕事を発注。蘇時雨のやり方は不正競争だと非難し、動画サイトは林味(リン・ウェイ)の会社の投資先であることを指摘、今は自分が会社を仕切っていると林味(リン・ウェイ)に伝えるよう告げる。
第11話の感想
第11話は、蘇時雨と林味(リン・ウェイ)のすれ違いがもどかしい展開でした。蘇時雨の決意は固く、林味への想いを断ち切ろうとしますが、林味は諦めきれない様子。二人の間の緊張感がひしひしと伝わってきました。
特に印象的だったのは、ウェディングドレスとタキシードの試著シーン。蘇時雨の戸惑いと、林味の複雑な表情が、二人の心情を物語っていました。まるで本当の結婚式のような雰囲気の中、蘇時雨はどんな想いを抱いていたのでしょうか。
一方、ビジネスの面では、陳香香(チェン・シャンシャン)のやり方が露骨で、見ていて少し不快でした。結果的に林味が蘇時雨を助ける形になりますが、靳星辰(ジン・シンチェン)の言葉は重く、二人の関係に更なる影を落とすことになりそうです。
つづく