蘇時雨(スー・シーユー)さんと林味(リン・ウェイ)さんの交際が村中に広まり、おせっかいな村人たちから林味(リン・ウェイ)さんはプレッシャーをかけられることに。蘇時雨(スー・シーユー)さんの朋友圏を見たのも、実は大沙おばさんのスマホだった。

蘇時雨(スー・シーユー)さんが落ち込んでいると、大沙おばさんは録音機や赤ワイン、赤いチャイナドレスを用意し、ムード作りに励む。帰宅した林味(リン・ウェイ)さんはそのロマンチックな光景に驚きつつも、お茶作りと同じように愛情もゆっくり育むものだと考えていた。そして蘇時雨(スー・シーユー)さんの手を握り、ゆっくりと愛を育んでいこうと伝える。

この噂を聞きつけた羅非非(ルオ・フェイフェイ)さんは、すぐに書越(シュー・ユエ)さんと対策を練ることに。書越(シュー・ユエ)さんは母親に辞表を出し、小時光に戻ることを決意する。一方、蘇時雨(スー・シーユー)さんは村長から緊急会議の知らせを受け、昨日のチャイナドレス事件のことで叱られるのではないかと不安になる。林味(リン・ウェイ)さんは蘇時雨(スー・シーユー)さんに翌日の予定を空けておくように伝え、デートの約束をする。羅非非(ルオ・フェイフェイ)さんは林味(リン・ウェイ)さんの幼馴染として、蘇時雨(スー・シーユー)さんを試すことを決意する。

翌日、林味(リン・ウェイ)さんと蘇時雨(スー・シーユー)さんがデートに出かけると、羅非非(ルオ・フェイフェイ)さんもついてくる。二人の間に割って入る羅非非(ルオ・フェイフェイ)さんにうんざりした蘇時雨(スー・シーユー)さんは、輪投げで勝負を挑み、勝ったらもう邪魔をしないと宣言する。羅非非(ルオ・フェイフェイ)さんがゲームに夢中になっている隙に、林味(リン・ウェイ)さんは蘇時雨(スー・シーユー)さんの手を引いて逃げ出し、二人のデートが始まる。しかし、羅非非(ルオ・フェイフェイ)さんは諦めずに林味(リン・ウェイ)さんに電話をかけ、老人ホームへ行く。林味(リン・ウェイ)さんはそこにいるお年寄りたちと親しげに接していたが、蘇時雨(スー・シーユー)さんは林味(リン・ウェイ)さんの過去について何も知らず、羅非非さんも何も教えてくれない。実は林味(リン・ウェイ)さんは蔡社長に訴えられ、財産を差し押さえられていた。蔡社長は蘇時雨(スー・シーユー)さんのことも持ち出してきた。

この老人ホームは林味(リン・ウェイ)さんの母親が設立したもので、身寄りのないお年寄りたちが暮らしていた。彼らは生活費の足しにするため、絹糸を使った手仕事をしていて、蘇時雨さんも一緒に作業をするが、手をすりむいてしまう。李先生はすぐに薬を塗ってくれ、林味さんが苦労してきたことを語り、これからの幸せを願う。一日中二人のラブラブな様子を見てきた羅非非さんは、ようやく諦めて帰る。林味さんは蘇時雨さんを巻き込まないために、しばらく距離を置こうと提案する。蘇時雨さんはこの突然の申し出に驚き、なぜ自分が一緒に困難を乗り越えられないと決めつけるのかと怒る。どんな理由があっても、この時に自分を置いていくことは許せない、と蘇時雨さんは強く思うのだった。

第15話の感想

第15話では、蘇時雨と林味の関係が新たな局面を迎えます。村人たちの温かいお節介や、大沙おばさんのコミカルな応援など、微笑ましいシーンも多い一方で、林味を巡る闇い影が徐々に姿を現し始めます。

二人のデートは、羅非非の登場で一筋縄ではいきません。彼女の存在は、蘇時雨にとっては面白くないものの、コミカルな三角関係として描かれています。しかし、羅非非の行動の裏には、林味への深い友情と蘇時雨への複雑な感情が隠されているようにも感じられます。

つづく