蘇時雨(スー・シーユー)の母親は怒って下山しようとするが、足をくじいてしまう。偶然通りかかった書越(シュー・ユエ)が助け、蘇時雨(スー・シーユー)への想いを告白する。林味(リン・ウェイ)は母親がいなくなったと心配するが、すぐに書越(シュー・ユエ)に支えられて戻ってきた。母親は林味(リン・ウェイ)に冷たい態度を取り、書越(シュー・ユエ)とばかり話している。書越(シュー・ユエ)が北京の裕福な家庭で、動画プラットフォーム事業を営んでいることを知り、母親はますます気に入り、二人の仲を応援しようと決める。
母親が来てから、蘇時雨(スー・シーユー)と林味(リン・ウェイ)は一緒に過ごす時間が減ってしまう。蘇時雨(スー・シーユー)は夜中にこっそり林味(リン・ウェイ)に会いに行こうとするが、母親に見張られて機会がない。母親は夜中に林味(リン・ウェイ)を訪ね、彼自身は良い人だが、自分が娘に苦労をさせたくない親のエゴで仮対していると話す。林味(リン・ウェイ)はいつか成功するかもしれないが、心に何かを抱えているため、蘇時雨(スー・シーユー)と一緒にいると精神的に辛い思いをすると母親は感じている。二人の関係を認めず、蘇時雨(スー・シーユー)に変化をもたらした林味(リン・ウェイ)を好きになれないと告げる。
母親は蘇時雨(スー・シーユー)を連れ出し、街へ買い物に行くが、蘇時雨(スー・シーユー)は全く興味を示さない。やっと解放されたと思ったら、今度は書越(シュー・ユエ)との食事に連れて行かれる。おしゃれをした書越(シュー・ユエ)は、蘇時雨(スー・シーユー)に弟子ではなく男として見てほしいと願う。最初の出会いでは、蘇時雨(スー・シーユー)に無理やり「小時光」の面接に連れて行かれ、怪しい会社だと思っていたが、徐々に蘇時雨(スー・シーユー)の誠実さを理解し、良い人のもとで働くことの大切さを学ぶ。書越(シュー・ユエ)は蘇時雨(スー・シーユー)のそばにいたいと望み、母親から二人の仲を裂くよう頼まれたが、そうするつもりはないと決意する。これからも良き仲間、良きライバルとして付き合っていくことを誓う。
書越(シュー・ユエ)は告白に失敗するが、どこか清々しい気持ちになる。大切に保管していた写真を林味(リン・ウェイ)に渡し、蘇時雨(スー・シーユー)を幸せにするよう脅す。蘇時雨(スー・シーユー)は母親に自分の恋愛に幹渉してほしくない。小さい頃から母親の前では自立した良い子でいたが、本当は愛情を求めていた。大人になった今、母親の過剰な関心は負担になっている。落ち込んだ母親が帰ろうとするが、大雨で土砂崩れの危険を感じた林味(リン・ウェイ)は、傘を差し茶屋へ案内する。落ち著いた母親は、林味(リン・ウェイ)に蘇時雨(スー・シーユー)を好きな理由を尋ねる。林味(リン・ウェイ)の心からの言葉は母親の心に響く。蘇時雨(スー・シーユー)はいつも明るく振る舞っているが、それはわがままを言えないからだ。母親は自分が蘇時雨(スー・シーユー)の人生で多くのことをないがしろにし、彼女の優しさを当然のことと思ってしまったと気づく。駆けつけた蘇時雨(スー・シーユー)は二人の会話を聞き、感動する。
家に帰り、林味(リン・ウェイ)に促されて蘇時雨(スー・シーユー)は母親の髪を拭く。母親は蘇時雨(スー・シーユー)に謝り、ついに二人のわだかまりは解ける。しばらく村に滞在した後、母親は蘇時雨(スー・シーユー)と林味(リン・ウェイ)の関係を認め、蘇時雨(スー・シーユー)への手紙を残して安心して下山する。
第20話の感想
第20話は、親子の愛、そして本当の幸せとは何かを考えさせられる感動的なエピソードでした。蘇時雨(スー・シーユー)の母親は、娘を思うあまり過幹渉になってしまい、それがかえって蘇時雨(スー・シーユー)の負担になっていたことに気づきます。林味(リン・ウェイ)との関係を認めたくないという気持ちの裏には、娘に苦労をさせたくないという深い愛情が隠されていました。
書越(シュー・ユエ)の潔い告白と身を引く姿も印象的でした。蘇時雨(スー・シーユー)への想いを貫きながらも、彼女の幸せを第一に考える姿は、真の友情と言えるでしょう。蘇時雨と林味(リン・ウェイ)の写真を林味(リン・ウェイ)に託すシーンは、切なくも温かい気持ちになりました。
林味(リン・ウェイ)は、蘇時雨の本当の気持ち、そして母親の葛藤を理解し、二人を繋ぐ架け橋となりました。彼の誠実な言葉は、蘇時雨の母親の心を動かし、長年の誤解を解くきっかけとなりました。
つづく
