恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~ 第26話 あらすじ/ネタバレ

意児(いじ)、妖界をさまよう

意児(いじ)は嫌な縁談を避けるため、妖界に逃げ込んだ。そこで偶然、欧亜(おうあ)と藍蘇(らんそ)に出会う。欧亜(おうあ)は藍蘇(らんそ)の作った料理に文句を言ってしまい、2人は小さな喧嘩をしていた。意児(いじ)は料理を食べてみて、確かに少し塩辛いと思ったが、藍蘇(らんそ)の欧亜(おうあ)への愛情をそれとなく伝え、2人は仲直りした。

欧亜(おうあ)と藍蘇(らんそ)は意児(いじ)的事情を聞いて、天界に追われる心配はないと伝え、宝閣へ連れて行く。そこで意児(いじ)は夷歴(いれき)の視線を感じ、彼の熱心なアプローチを受ける。宝閣の中で意児(いじ)は炎越(えんえつ)が魏枝(ぎし)のために残した薬玉を見つけ、炎越(えんえつ)の魏枝(ぎし)への複雑な感情を理解する。

魏枝(ぎし)、天界で成長する

一方、天界では魏枝(ぎし)が驚異的なスピードで成長し、普通の符文師が何十年もかけて習得する技術を短期間でマスターした。炎洛(えんらく)は魏枝(ぎし)の才能を惜しみ、誘うが、魏枝(ぎし)は炎越(えんえつ)に会うことだけを考えている。炎越(えんえつ)の冷たい態度に魏枝は動揺し、炎越(えんえつ)が意児(いじ)と結婚するという噂を聞いて、牽機落の発作を起こし、昏倒してしまう。

炎越(えんえつ)は慕南(ぼなん)と相談し、魏枝を安心させるために偽の結婚を計画する。魏枝はそれを信じてしまい、牽機落が消滅すると、慕南(ぼなん)と一緒に魔界へ行く。炎越(えんえつ)は魏枝を慕南(ぼなん)に託し、花戎(かえい)と一緒に天界に戻る。

意児(いじ)、天界のしきたりに疑問を持つ

意児(いじ)的逃亡は天帝(てんてい)を怒らせ、婚約は破棄され、罰を受けることになる。藍蘇(らんそ)と一緒に桃源村に行った意児(いじ)は、炎越(えんえつ)が魏枝のために作った木像を見て、炎越(えんえつ)の魏枝への愛情を知る。藍蘇(らんそ)の言葉から、意児(いじ)は妖界と天界の異なる愛の価値観に疑問を持ち始める。

魏枝、魔界で戦う

魔界では魏枝が聖女の座を受け入れ、修行に励み、力をつけた。顧城(こじょう)の危機を知り、魏枝は魔界に戻ることを決意する。彼女の帰還は魔界に希望をもたらし、家族との再会を果たす。魏枝は兵法戦略に基づいて、先製攻撃を提案する。国師(こくし)の軍隊が迫り、激しい戦いが始まろうとしている。

この生死をかけた戦いで、魏枝は知恵と勇気で大切な人を守るために立ち上がる。その裏には、数え切れないほどの感情の交錯と犠牲、そして愛と責任に対する深い理解がある。

第26話の感想

第26話は、様々な感情が交錯する、非常に印象的な回でした。意児(いじ)の勇気、欧亜(おうあ)と藍蘇の愛情、魏枝の成長、炎越(えんえつ)の苦悩、そしてそれぞれのキャラクターが抱える愛と責任への葛藤が描かれていました。

特に印象に残ったのは、魏枝が牽機落の発作を起こし、昏倒するシーンです。魏枝の炎越(えんえつ)への想いの強さと、炎越(えんえつ)の魏枝への愛情の深さが伝わってくる、切ないシーンでした。また、炎越が魏枝を安心させるために偽の結婚を計画するシーンは、炎越の優しさと魏枝への深い愛情を感じました。

つづく