恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~ 第27話 あらすじ/ネタバレ

戦乱の幕開け

魏凌月(ぎりょうげつ )率いる雄大な軍勢が顧城(こじょう)に迫り、戦の鼓が轟音を立てる。重苦しい空気が漂う中、魏枝(ぎし)は魏凌月(ぎりょうげつ )と激戦を繰り広げる。しかし、魏枝(ぎし)の体内の霊力が突如として暴走し、魏凌月(ぎりょうげつ )は隙をついて攻撃。魏枝(ぎし)は落下の憂き目に遭い、戦局は一転する。

勝利を確信した魏凌月(ぎりょうげつ )は、顧城(こじょう)への総攻撃を命じる。戦場では、明朗(めいらん)の心が乱れた魏静月(ぎせいげつ)が敵の剣に倒れ、無念の表情を浮かべる。

悲劇と覚醒

霊力を失った魏枝(ぎし)は、家族と城を守れなかった自責の念に駆られる。顧氏(こし)は魏枝(ぎし)を慰め、顧城(こじょう)を脱出するよう説得する。母娘の深い情愛が胸を打つ。

そのとき、魏凌月(ぎりょうげつ )が顧家老宅に押し入り、母子に襲いかかる。顧氏(こし)は魏枝(ぎし)を守るために命を落とす。魏枝の悲しみは頂点に達し、体内に潜んでいた鳳凰の血脈が覚醒する。霊力が暴走し、三界は震撼に包まれる。

黒き鳳凰の誕生

黒き鳳凰が空に舞い上がり、その威勢は天地を揺るがす。仙界は恐怖に震え、大難が迫っていることを悟る。魏枝は鳳凰の力を使って魏凌月(ぎりょうげつ )と戦い、炎は国師(こくし)を含む強者をも飲み込む。

天帝(てんてい)は異変を感知し、炎越(えんえつ)に激怒。炎越(えんえつ)は佩剣を差し出し、罰を受け入れる。天帝(てんてい)は炎越(えんえつ)の身分を剝奪し、天雷台で九十九道天雷の刑に処すことを命じる。

犠牲と救済

慕南(ぼなん)は魏枝の危機を知り、顧城(こじょう)に駆けつける。魏枝は身籠っており、その子は天界と鳳凰の血を受け継いでいることが判明する。入魔の兆候が強まる魏枝を救うため、敬修(けいしゅう)は自らを善念の精魄に変え、魏枝の神魂に融合させることを決意する。

一方、意児(いじ)と藍蘇(らんそ)は妖王(ようおう)に助けを求め、薬玉を手に入れる。炎洛(えんらく)は降雨によって火を消し止めようとするが、慕南(ぼなん)から魏枝への危害を加えれば容赦しないと警告される。

敬修(けいしゅう)の犠牲により、魏枝は平静を取り戻す。慕南(ぼなん)は魏枝を魔界に連れ帰り、霊力の回復に努める。魏枝は慕南(ぼなん)の深い愛情に感謝しつつ、彼には自分の幸せを追求してほしいと伝える。

この経験を経て、魏枝は目の前の人々を大切に思うようになり、三界を守る決意を固める。犠牲と努力は、彼女の成長に欠かせない貴重な財産となる。

第27話の感想

第27話は、まさに怒涛の展開でした。魏枝の霊力暴走、魏静月(ぎせいげつ)の死、顧氏(こし)の犠牲、そして黒き鳳凰の誕生と、立て続けに衝撃的な出来事が起こり、視聴者を釘付けにしました。

特に印象に残ったのは、魏枝と顧氏(こし)の母娘の絆です。魏枝が自責の念に駆られているとき、顧氏(こし)は優しく彼女を慰め、顧城(こじょう)を脱出するよう説得します。このシーンは、母娘の深い愛情が伝わってきて、とても感動しました。

また、魏枝の入魔の兆候が強まる中、敬修(けいしゅう)が自らを犠牲にして魏枝を救うシーンも涙なしには見られません。敬修(けいしゅう)の自己犠牲は、魏枝だけでなく視聴者にも大きな感動を与えたことでしょう。

つづく