恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~ 最終回 第36話 あらすじ/ネタバレ

炎洛(えんらく)の突然の死により、天界と魔界は悲しみに包まれました。優しい心の持ち主である意児(いじ)は、炎洛(えんらく)の住んでいた庭を訪れ、慰めを求めます。庭には桃の花が咲き誇り、春風が吹く中、意児(いじ)は炎洛(えんらく)が琴を奏でる優しい姿を思い浮かべます。桃の木の枝には相思の手作りブレスレットが掛かっており、意児(いじ)の心を強く打つのでした。大桃(おおもも)の純真さと優しさを思い出し、意児(いじ)は真相を究明し、大桃(おおもも)と炎洛(えんらく)のために正義を貫くことを誓います。

しかし、天帝(てんてい)は時空の塵に封印を施しており、意児(いじ)は真相を探る過程で負傷してしまいます。危機的状況の中、天后(てんこう)は意児(いじ)を連れて時空の塵に突入し、衝撃的な事実を明らかにします。天帝(てんてい)は永遠の命を得るため、禁術を使って息子である炎洛(えんらく)を殺害し、奪捨を行っていたのです。真実を知った天后(てんこう)は、瞬く間に白髪となり、心身ともに疲弊します。天庭が危機的状況にあることを悟った天后(てんこう)は、意児(いじ)に魔界へ避難するよう促し、自身は天庭に残って事態を収拾しようとします。

天后(てんこう)は天帝(てんてい)と対峙し、改心を促しますが、天帝(てんてい)は権力に目がくらみ、天后(てんこう)の言葉を無視します。絶望した天后(てんこう)は、天帝(てんてい)の暴走を止めるため、時空の塵に身を投じ、命を代償にします。

一方、藍蘇(らんそ)の死により悲しみに暮れる欧亜(おうあ)は、天界に攻め込み、妻の仇を討つことを誓います。妖王(ようおう)は欧亜(おうあ)の決意を理解し、妖魔両界の運命が繋がっていることを告げ、妖王(ようおう)の座を欧亜(おうあ)に譲ります。妖王(ようおう)の座は単なる権力の象徴ではなく、責任を負う立場であることを欧亜(おうあ)に伝えます。

炎越(えんえつ)は天帝(てんてい)に操られ、天界の名のもとに魔界に宣戦布告し、鳳凰の血脈を絶滅させようとします。魏枝(ぎし)は、目の前の炎越(えんえつ)が本人ではなく、天帝(てんてい)に操られている傀儡であることを悟り、魔族を率いて戦います。真実を明らかにし、故郷を守るためです。

青渙(せいかん)は友である天帝(てんてい)の堕落を目の当たりにし、悲しみと困惑を覚えます。天庭の長老たちと協力して炎越(えんえつ)を弾劾しようとしますが、天帝(てんてい)は狂気に陥り、青渙(せいかん)を殺そうとします。青渙(せいかん)は辛くも逃げ出し、意児(いじ)の助けを得てすべての真実を知り、衝撃と怒りを覚えます。

天魔大戦が勃発し、両軍は互角の戦いを繰り広げます。魏枝(ぎし)は鳳凰の姿となり、天帝(てんてい)と死闘を繰り広げます。天帝(てんてい)は狂気に陥り、無辜の民衆を攻撃します。しかし、魏枝(ぎし)は事前に防御法陣を張っており、顧城(こじょう)の安全を守ります。危機的状況の中、欧亜(おうあ)は藍蘇(らんそ)の仇を討つため、魏枝(ぎし)の前に立ち、天帝(てんてい)の緻命的な一撃を受けます。

激怒した天帝は、時間術を使って戦況を覆そうとします。しかし、この行動によって、炎越(えんえつ)の魂は身体の支配権を取り戻します。炎越(えんえつ)の助けを得て、魏枝(ぎし)は花戎(かえい)を剣として使い、自らを犠牲にして天帝を倒し、三界に平和が訪れます。

半年後、意児(いじ)は天帝に即位し、三界が共存共栄することを宣言します。妖族は欧亜(おうあ)の指導の下で繁栄し、人間界は繁栄し、魔族も平和に暮らします。しかし、欧亜(おうあ)は夢見ていた理想の世界を目の当たりにしても、藍蘇(らんそ)への想いは消えることはありませんでした。

魏枝(ぎし)と炎越(えんえつ)は、大戦後に行方不明となり、三界の謎となりました。しかし、妖族の懸命な世話により、鳳凰の卵が孵化し、新しい鳳凰が花戎(かえい)の光を放ちながら羽ばたきます。それは、新しい希望と未来を告げるものでした。

第36話の感想

最終回は、まさに怒涛の展開でした。炎洛(えんらく)の死、天帝の暴走、天魔大戦、そして魏枝(ぎし)と炎越(えんえつ)の犠牲。多くの犠牲を払いながらも、三界に平和が訪れたことは、視聴者として安堵すると同時に、大きな喪失感も感じました。

特に印象に残ったのは、魏枝(ぎし)と炎越(えんえつ)の決断です。彼らは、三界の未来のために自らを犠牲にするという、重い決断を下しました。その姿は、私たちに大きな勇気を与えてくれるものでした。

また、欧亜(おうあ)の悲しみも胸を打ちました。彼は、藍蘇(らんそ)を失い、復讐のために戦いましたが、最終的には三界の平和を願うようになりました。その成長は、視聴者として共感できるものでした。

最終回は、多くの感動と教訓を与えてくれる素晴らしいものでした。この作品に出会えたことに感謝します。

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