恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~ 第5話 あらすじ/ネタバレ

魏枝(ぎし)の秘密

魏枝(ぎし)は敬修(けいしゅう)に、幼い頃から常人に見えない邪悪な妖霊が見えるという秘密を打ち明けた。この能力は彼女に幸運をもたらすどころか、誤解や苦難を招き、家族にも累が及んだ。魏枝(ぎし)は魏凌月(ぎりょうげつ )への襲撃が自分と関係があると信じ、仙術を学んで異象を消し去り、普通の生活に戻りたいと懇願した。しかし、敬修(けいしゅう)は彼女を助ける術がなく、この異象は天命であり、束縛ではなく責任を負うべきものだと諭した。魏枝(ぎし)には理解しがたい言葉だった。

玉の鎖と顧懐宣

部屋に戻った魏枝(ぎし)は、手にした玉の鎖を眺めながら幼少期を思い出す。邪霊を追い払おうとするたびに母親に誤解され、危機が訪れるたびに祖父の顧懐宣が彼女を救ってくれた。顧懐宣は孫娘の非凡さを理解し、疎遠にするどころか、一族の権力の象徴である玉の鎖を授け、感情をコントロールして不要な争いを減らすようにと忠告した。

炎越(えんえつ)の悩みと魏凌月(ぎりょうげつ )の決意

一方、炎越(えんえつ)是下凡後の旧傷に悩んでいた。青涣(せいせん)はそれを知っていながら故意に回避し、炎越(えんえつ)に凤凰の血筋の選抜に集中するよう促した。魏凌月(ぎりょうげつ )は注目を集める存在となったが、父である魏尚書(ぎしょうしょ)は修仙の道を諦め、家族に戻ることを望んだ。魏凌月(ぎりょうげつ )は強く仮対し、凤凰となって自分の価値を証明したいと主張し、親子は口論の末に別れた。

魏静月(ぎせいげつ)は魏凌月(ぎりょうげつ )を支持し、姉の障害を取り除くと宣言した。

魏枝(ぎし)と欧亜(おうあ)の出会い

書院で魏枝(ぎし)は欧亜(おうあ)に会い、見つからないように立ち去るよう促した。しかし、玉の鎖を外した彼女は誤って欧亜(おうあ)を魅瞭し、運命の女性に出会ったと勘違いさせた。その様子を魔族大尊(まぞくたいそん)が目撃した。彼は魏凌月(ぎりょうげつ )を探していたが、魏枝(ぎし)に見つかり、魏凌月(ぎりょうげつ )を守られた。魏凌月(ぎりょうげつ )は恐怖と私心から逃げようとしたが、魏枝(ぎし)は勇敢に彼女の前に立ち、魔族大尊(まぞくたいそん)に捕らえられてしまった。

炎越(えんえつ)の登場と魔族大尊(まぞくたいそん)の撤退

危機一髪のところで炎越(えんえつ)が駆けつけ、魔族大尊(まぞくたいそん)と激しい戦いを繰り広げた。両者は互角の勝負を繰り広げたが、花戎(かえい)のことで魔族大尊(まぞくたいそん)は撤退を余儀なくされた。

炎越(えんえつ)は魏凌月(ぎりょうげつ )が凤凰の転生であることを確信し、魏枝(ぎし)に対しては怒りと憐憫の入り混じった感情を抱き、仙術の書写を罰として課した。

魔族大尊(まぞくたいそん)と意児(いじ)

一方、魔族大尊(まぞくたいそん)は花戎(かえい)を探し求め、意児(いじ)が誤って魔界に火種として連れてきたことを知った。意児(いじ)は過ちを償うため、魔族大尊(まぞくたいそん)が息壌を得るために瀛洲に潜入できるように、彼を普通の仙人に変身させることにした。

学院での変化

学院では中秋の試験が近づき、弟子たちは緊張しながら準備を進めていた。欧亜(おうあ)は魏枝(ぎし)の様子を伺い、なぜ魏枝(ぎし)が凤凰ではないのに、これほどまでに心を奪われるのかと疑問に思った。炎越(えんえつ)は魏枝を気遣い、傷を癒す薬を届けた。魏枝は周囲の励ましを受け、気分が良くなってきた。湖畔で一人で酒を飲み、酔っ払った勢いで踊り、最終的には炎越(えんえつ)の腕に飛び込んだ。二人は月光の下で寄り添い、炎越(えんえつ)は彼女を突き放すことなく、優しい笑顔を見せた。このシーンは、二人の関係に微妙な変化が生じていることを示唆している。

第5話の感想

第5話は、魏枝の秘密が明らかになり、物語が大きく動き出した回でした。魏枝が幼い頃から見てきた邪悪な妖霊の存在、そしてそれが彼女の人生にどのような影響を与えてきたのかが描かれ、彼女の苦悩と決意が伝わってきました。

また、炎越(えんえつ)と魏凌月(ぎりょうげつ )の関係にも変化が見られました。炎越(えんえつ)は魏凌月(ぎりょうげつ )を凤凰の転生であると確信し、魏枝に対しても複雑な感情を抱き始めています。魏凌月(ぎりょうげつ )も、凤凰になることで自分の価値を証明したいという強い意誌を示しました。

つづく