トキメキ☆翡翠ロマンス 第30話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まるにつれて、宋竹(そうちく)の酔いが醒めてきました。彼女は自分が蕭禹(しょうう)の肩にもたれかかっていることに気づき、慌てて体を起こしました。頬は真っ赤です。蕭禹(しょうう)は彼女の様子を見てからかい、宋竹(そうちく)は恥ずかしさと怒りで彼を追いかけましたが、蕭禹(しょうう)は彼女を優しく抱きしめました。二人は距離が縮まり、宋竹(そうちく)の心臓は小鹿のように跳ねました。彼女は慌ててその場を去りました。

家に帰ると、宋竹(そうちく)は酔っ払った時に蕭禹(しょうう)に余計なことを言わなかったことに安堵しました。

一方、宋(そう)父の機の上には、二哥からの手紙が置かれていました。手紙には、彼の抱えている疑問が綴られていました。この手紙は宋(そう)父だけでなく、太子の興味も引きました。太子は真相を究明しようと決意し、蕭禹(しょうう)は李善才(りぜんさい)が李(り)文書を必死に探していることに心を痛めました。

李善才(りぜんさい)は家族を守るため、李(り)文書の母子に一時的に避難させ、自身は迫り来る嵐に立ち向かう覚悟をしました。しかし、家族と苦難を共にする決意で家に帰ると、両親の冷たい遺体を見つけ、彼は深い悲しみに包まれました。

一方、宋竹(そうちく)は偶然顔欽若(がんきんじゃく)と出会い、彼女が自分が贈ったハンカチを大切に持っているのを見て、心が温まりました。二人はさらに親密になりました。

蕭禹(しょうう)は李(り)文書の家の不幸を宋竹(そうちく)に伝え、宋竹(そうちく)は宋(そう)父が書いた告発状のことを思い出し、さらに不安になりました。李善才(りぜんさい)の残党による報復を恐れた蕭禹(しょうう)は、宋竹(そうちく)に一時的に避難するよう命じましたが、彼女は友人を心配し、蕭禹(しょうう)と一緒にいることを主張しました。

太子との会合で、蕭禹(しょうう)は宋竹(そうちく)を親友の「小五(しょうご)」として紹介しました。突然のことでしたが、温かい雰囲気になりました。

敬意を表するために、宋竹(そうちく)は挨拶の品としてお菓子を買うことを提案し、蕭禹(しょうう)は喜んで買いに行きました。太子は宋竹(そうちく)との会話の中で、蕭禹(しょうう)への深い信頼と依存心を明かしましたが、体調不良で咳き込みました。しかし、宋竹(そうちく)に蕭禹(しょうう)に伝えないように頼みました。

蕭禹が戻ってきて、宋(そう)父の潔白を証明しました。太子は蕭禹の宋竹に対する特別な感情に気づき、蕭禹はそれを否定しましたが、その気持ちは明らかでした。

一方、周霽(しゅうせい)は山で顔欽若(がんきんじゃく)を待ち、熱い告白をして彼女から承諾を得ました。二人は愛を深めました。

一方、蕭禹と宋竹は李(り)文書の復讐に遭い、蕭禹は宋竹を守るために重傷を負いました。雨の降る洞窟の中で、宋竹は震える手で蕭禹の傷を包帯しました。涙と雨が混ざり合い、彼女はついに勇気を振り絞って蕭禹に自分の気持ちを伝えました。彼女は彼を好きだと、この感情は偶然から始まり、美しく成長し、いつの間にか根付いていたと。

蕭禹は喜びを感じながらも、太子の「あなたは蕭禹ではない」という言葉が頭から離れず、二人の未来について考えざるを得ませんでした。しかし、今は目の前の人を大切に思い、困難を乗り越え、雨上がりの日を待つことしかできませんでした。

第30話 感想

第30話は、トキメキ☆翡翠ロマンスの物語が大きく動き出した回でした。宋竹と蕭禹の恋の行方、李善才(りぜんさい)の復讐、太子の体調悪化など、今後の展開が気になる要素が盛りだくさんです。

特に印象に残ったシーンは、雨の降る洞窟の中で宋竹が蕭禹に自分の気持ちを伝える場面です。震える手で傷を包帯しながら、涙を流して自分の想いを告白する宋竹の姿は、とても切なく、胸が締め付けられる思いでした。蕭禹もまた、宋竹の言葉に驚きながらも、嬉しそうな表情を浮かべていました。

しかし、二人の恋路は決して平坦ではありません。太子の「あなたは蕭禹ではない」という言葉は、二人の間に大きな壁を作ってしまうかもしれません。それでも、雨上がりの日を信じて、困難を乗り越えていこうとする二人の姿は、とても感動的でした。

つづく