トキメキ☆翡翠ロマンス 第32話 あらすじ/ネタバレ
宋竹(そうちく)と蕭禹(しょうう)の恋心
宋竹(そうちく)は蕭禹(しょうう)への想いを胸に秘め、いつから蕭禹(しょうう)が自分を好きになったのか気になっている。蕭禹(しょうう)も宋竹(そうちく)への想いを曖昧にしており、ただ宋竹(そうちく)の特別さと美しさを認めている。ある日、宋竹(そうちく)は蕭禹(しょうう)の長所を並べ立て、自分が蕭禹(しょうう)をもっと大切に思って欲しいと気づいた。
万大人(まんたいじん)の来訪と宋家の危機
万大人(まんたいじん)が福王(ふくおう)府を訪れ、宋家の二哥が朝廷で改革を主張し、民心を得たものの敵も増やしたことを伝える。福王(ふくおう)は政治には関与しないが、宜陽(ぎよう)書院で学ぶ息子を心配する。蕭禹は二哥の状況を知り、宋(そう)父に税製改革について意見を聞く。宋(そう)父は二哥の決意を支持し、蕭禹の正体を知っていながらも黙っていたことを明かし、非凡な度量と知恵を見せる。
蕭禹の旅立ちと宋竹(そうちく)の援助
蕭禹は出城すると宋竹に告げ、自分を大切に世話するように頼む。一方、顔欽若(がんきんじゃく)は船の問題で悩んでいた。趙娘子(ちょうじょうし)は宋竹に助けを求め、宋竹は船を貸し出す。顔欽若(がんきんじゃく)は感謝するが、周霽(しゅうせい)との別れに寂しさを隠せない。
太子の託宣と蕭禹の決意
蕭禹は太子に良い知らせを伝えようと宮殿へ向かうが、病に伏した太子と出会う。太子は蕭禹に密函の保管、税製改革の対応、汚職との戦いなどの重責を託す。そして、万大人(まんたいじん)が宋家を狙っていることを明かし、宋(そう)父を守るよう頼む。蕭禹は太子の言葉を胸に、太子の死を看取る。
顔欽若(がんきんじゃく)の帰途と万大人(まんたいじん)の陰謀
顔欽若(がんきんじゃく)一行が旅立とうとした時、蕭禹が戻ってくる。蕭禹は悲しみを隠し切れない様子だった。宋竹は顔欽若(がんきんじゃく)を見送り、再会を約束する。しかし、船が動き出した時、蕭禹は船体の異常さに気づく。
顔欽若(がんきんじゃく)の帰途は平穏ではなかった。官船に阻まれ、越国公(えつこくこう)府に戻ると、家族は捕らえられ、屋敷は封鎖されようとしていた。顔欽若(がんきんじゃく)は狼狽し、周霽(しゅうせい)と周霏(しゅうひ)も何もできない。万大人(まんたいじん)が現れ、越国公(えつこくこう)の命で顔欽若(がんきんじゃく)を世話すると宣言し、周霽(しゅうせい)に枢密直学士の職を引き継ぐよう提案する。その真意は不明だ。
この一連の出来事は、すべての人々の運命を再び交錯させる。蕭禹と宋竹は、未来の未知の試練に一緒に立ち向かうことになる。
第32話の感想
第32話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。宋竹と蕭禹の恋心、万大人(まんたいじん)の陰謀、太子の死、そして顔欽若(がんきんじゃく)の危機。それぞれのキャラクターが大きな決断を迫られ、物語は新たな局面を迎えます。
特に印象的なのは、太子の死と蕭禹への託宣のシーンです。病に伏した太子が、蕭禹に密函の保管、税製改革の対応、汚職との戦いなどの重責を託す場面は、非常に感動的で、蕭禹の決意を新たにするものでした。
また、顔欽若(がんきんじゃく)の帰途を襲う危機も、物語を緊張感あふれるものにしました。官船に阻まれ、家族は捕らえられ、屋敷は封鎖されようとする顔欽若(がんきんじゃく)の絶望的な状況は、読者の心を揺さぶります。
つづく