雲中月 ~二人だけの約束~ 第14話 あらすじ/ネタバレ
緊迫の展開!
斉璋(せいしょう)の登場で危機を回避した沈魚(しんぎょ)だったが、彼の鋭い洞察力により盗み聞きは中断。柱の陰から様子を伺っていた沈魚(しんぎょ)は、斉璋(せいしょう)の策略に気づき、怒ってその場を去ってしまう。一方、周依恵(しゅういえい)は自分が斉璋(せいしょう)の想いを葉えたと勘違いし、喜びに浸る。しかし、斉璋(せいしょう)の真意は、沈魚(しんぎょ)と周悦(しゅうえつ)の親密な様子を目撃したことで、彼女を遠ざけることにあった。
夜が訪れ、沈魚(しんぎょ)と斉璋(せいしょう)はそれぞれの思いに沈み、食事も喉を通らない。斉璋(せいしょう)は考え直し、沈魚(しんぎょ)に燕窩を贈り、緊張を和らげようとする。同時に、彼は沈魚(しんぎょ)に、迫り来る顧家冤罪事件の再審を前に、過度に心配しないよう励ます。一方、斉镰(さいかま)は再び策略を巡らし、配膳婦を利用して吉路(きっろ)を寝返らせ、公判での対決に備える。
翌日、公判の場で衝撃的な展開が幕を開ける。喬尚書(きょうしょうしょ)の威圧に屈した吉路(きっろ)は、蔡氏(さいし)の殺害を自白し、自分が誰かに唆されたことを認める。事件が解決に向かうと思われたその時、吉路(きっろ)は突然、斉璋を黒幕として告発し、沈魚(しんぎょ)の正体が顧家の長女・顧易(こえき)であることを暴露する。この一連の告発は、斉璋を事件に巻き込むだけでなく、老景王(けいおう)と小栄王(しょうえいおう)の旧怨を浮き彫りにし、事態をさらに複雑化させる。
吉路(きっろ)の偽証に、喬尚書(きょうしょうしょ)は沈魚(しんぎょ)を死牢に投獄する。斉璋は群衆の中に斉镰(さいかま)の姿を見つけ、すべてが寧王(ねいおう)の策略であることを悟る。一方、斉璋の母は皇帝に召し出されるが、斉璋との面会を拒否する。しかし、皇帝の言葉から、家族と皇権の関係の微妙さを察する。さらに、昨夜配膳を運んだ容婆婆(ようばば)の死により、斉璋は寧王(ねいおう)の手が想像以上に冷酷であることを知る。
周府では、周老夫人(しゅうろうふじん)が沈魚(しんぎょ)の正体を知り、三房の太太である周悦(しゅうえつ)の母を厳しく問い詰める。周母は必死に弁解するが、罰を免れることはできず、最終的に周悦(しゅうえつ)に離縁状を渡し、沈魚(しんぎょ)に渡すよう命じる。周悦(しゅうえつ)は沈魚(しんぎょ)を救うため、高墨(こうぼく)に助けを求めるが、小栄王(しょうえいおう)事件の被害者である高墨(こうぼく)は、簡単には応じない。
斉璋は沈思を重ね、吉路(きっろ)の言葉の真偽を分析する一方で、父、母、そして皇帝の間の秘密を知りたいと強く願う。しかし、そんな彼の思いも虚しく、韓枕雲(かんちんうん)が吉路(きっろ)の死を告げる。この出来事は、新たな嵐の到来を予感させる。
緊迫の展開が続く雲中月 ~二人だけの約束~。沈魚(しんぎょ)と斉璋の運命はいかに? そして、寧王(ねいおう)の真の目的とは? 次回も目が離せない!
第14話の感想
第14話は、緊迫感あふれる展開で、ハラハラドキドキしながら見入ってしまう内容でした。特に、公判での吉路の証言は衝撃的で、斉璋と沈魚の関係に大きな影響を与えそうです。
斉璋は、沈魚への想いを隠しながらも、彼女を守るために尽力している姿が印象的でした。一方で、沈魚は、斉璋の気持ちを知りながらも、自分の立場をわきまえて行動しているのが健気です。
また、周悦(しゅうえつ)の母が沈魚の実の母親であることが明らかになり、今後の展開がますます気になります。周悦(しゅうえつ)は、沈魚を救うために高墨(こうぼく)に助けを求めるでしょうが、高墨(こうぼく)はどのような決断を下すのでしょうか?
つづく