雲中月 ~二人だけの約束~ 第20話 あらすじ/ネタバレ
緊張の針治療と危機
沈魚(しんぎょ)は必死に小栄王(しょうえいおう)に針治療を施しますが、高墨(こうぼく)は小栄王(しょうえいおう)の容態に驚き、沈魚(しんぎょ)は侍衛に拘束されてしまいます。一方、斉璋(せいしょう)は皇上へ貴重な宝物を献上し、御膳を共にすることに。食事後、全勝(ぜんしょう)と共に御花園を散策する斉璋(せいしょう)は、桂花が植えられていないことを知り、西南角に古くからある桂花を思い出します。
沈魚(しんぎょ)の命を懸けた決意
斉璋(せいしょう)が行動を起こそうとした時、宮人が沈魚(しんぎょ)の危機を知らせます。藩王である斉璋(せいしょう)は内宮に入るべきではありませんが、彼は高貴妃(こうきひ)に沈魚(しんぎょ)に再会する機会を懇願します。そして、もし沈魚(しんぎょ)が小栄王(しょうえいおう)を救えなければ、自分が命を懸けると誓います。沈魚(しんぎょ)は再び治療を行い、小栄王(しょうえいおう)は一命を取り留めます。
沈魚(しんぎょ)の新たな戦い
皇上は宮中の出来事を把握していますが、沈魚(しんぎょ)を救うためにあえて沈黙を貫きます。斉瑜(せいう)の寿命が尽きかけていることを知っており、斉璋(せいしょう)を危険にさらしたくないと考えているのです。一方、賀蘭雅(がらんが)が周悦(しゅうえつ)の身分を高貴妃(こうきひ)に明かしたことで、賀広(がこう)は激怒します。
周悦(しゅうえつ)と斉璋(せいしょう)は無事に宮殿を後にしますが、沈魚(しんぎょ)は小栄王(しょうえいおう)の治療のために宮殿に残ります。沈魚(しんぎょ)は高貴妃(こうきひ)に、小栄王(しょうえいおう)は慢性毒に侵されており、月籽仁が毒を加速させたことを告げます。沈魚(しんぎょ)は全力を尽くして治療することを約束しますが、賀家の背後に複雑な勢力が存在することを感じ、周悠(しゅうゆう)に疑いを抱きます。
周悠(しゅうゆう)との出会い
真実を突き止めるため、沈魚(しんぎょ)は宮女を装って周悠(しゅうゆう)を探します。蘭の香りを頼りに、沈魚(しんぎょ)は周悠(しゅうゆう)を見つけます。周悠(しゅうゆう)は高貴な身なりで、多くの闇衛に囲まれており、高貴な人物であることがわかります。沈魚(しんぎょ)の質問に、周悠(しゅうゆう)は自分が斉璋(せいしょう)の母親であることを認め、斉璋(せいしょう)への深い後悔と愛情を語ります。そして、斉璋(せいしょう)に自分を探すのを諦め、雍州の穏やかな生活に戻るように説得してほしいと懇願します。沈魚(しんぎょ)は複雑な気持ちになります。
新たな動きと決意
沈魚(しんぎょ)が宮殿を出ようとした時、警備兵に止められます。斉璋(せいしょう)は沈魚(しんぎょ)を救うために宮殿に入り、二人は言葉なく視線を交わします。一方、賀広(がこう)は宮中の出来事を寧王(ねいおう)に報告し、寧王(ねいおう)は賀広(がこう)に任務を命じます。賀広(がこう)は不本意ながら従います。
沈魚(しんぎょ)は斉璋(せいしょう)に周悠(しゅうゆう)を探すことについて尋ねますが、斉璋(せいしょう)は皇室と敵対しても周悠(しゅうゆう)を見つけ出す決意を固めています。その頃、賀蘭雅(がらんが)は賀広(がこう)から小栄王(しょうえいおう)を毒殺する命令を受けますが、拒否します。そして、賀広(がこう)が長年小栄王(しょうえいおう)に毒を盛っていたことを暴露します。沈魚(しんぎょ)は真実を明らかにし、愛する人を守る決意を新たにします。
次回予告
沈魚(しんぎょ)と斉璋は周悠(しゅうゆう)の真実を暴くことができるのか?賀広(がこう)の陰謀は明らかになるのか?次回、雲中月 ~二人だけの約束~ 第21話をお楽しみに!
第20話の感想
第20話では、沈魚(しんぎょ)と斉璋の絆がさらに深まり、物語が大きく前進しました。沈魚(しんぎょ)の命を懸けた治療により小栄王(しょうえいおう)は一命を取り留め、斉璋は周悠(しゅうゆう)との再会を果たしました。しかし、賀広(がこう)の陰謀は明らかになり、沈魚(しんぎょ)と斉璋は新たな戦いに巻き込まれていきます。
特に印象に残ったのは、沈魚が周悠(しゅうゆう)と対峙するシーンです。周悠(しゅうゆう)は高貴な身なりで、多くの闇衛に囲まれており、その正体が明らかになります。周悠は斉璋の母親であり、斉璋への深い後悔と愛情を語ります。沈魚は複雑な気持ちになりますが、周悠の真実を暴くことを決意します。
また、賀蘭雅(がらんが)が賀広(がこう)の陰謀を暴露するシーンも衝撃的でした。賀蘭雅(がらんが)は賀広(がこう)の命令に従うことを拒否し、長年小栄王(しょうえいおう)に毒を盛っていたことを明らかにします。沈魚は真実を明らかにし、愛する人を守る決意を新たにします。
つづく