雲中月 ~二人だけの約束~ 第22話 あらすじ/ネタバレ

朝堂

緊張が走る朝堂。群臣が騒然とする中、斉璋(せいしょう)と高墨(こうぼく)は小栄王(しょうえいおう)を連れて大殿へ。小栄王(しょうえいおう)が無事に救出されたことに、皆が驚愕する。斉璋(せいしょう)は、小栄王(しょうえいおう)が長年薬膳に毒を盛られていた事実を明らかにし、薬膳を担当していた賀広(がこう)とその娘の賀蘭雅(がらんが)を糾弾する。

真相

賀広(がこう)は当初、毒殺を否定するが、沈辛(しんしん)が現れ、真実を暴く。沈辛(しんしん)は、賀広(がこう)とは同門だったが、その毒薬への執著から破門された過去を明かし、曼株藤が賀広(がこう)の得意とする毒薬の一つであることを指摘する。

追い詰められた賀広(がこう)は、罪を賀蘭雅(がらんが)に押し付けようとするが、賀府の捜索で曼株藤が発見される。賀蘭雅(がらんが)は、斉镰(さいかま)の助けで難を逃れたことに気付き、彼の指示に従い、牢獄で賀広(がこう)に会いに行く。

陰謀

小栄王(しょうえいおう)の病気を心配した皇帝は、斉璋(せいしょう)に治療のため宮外へ出ることを許可する。この決定により、衛涼(えいりょう)が沈魚(しんぎょ)の師匠であることが判明し、これまでの出来事がすべて計画されていたことが明らかになる。

京城に戻った沈魚(しんぎょ)と斉璋(せいしょう)は、賀広(がこう)から真実を聞き出すため牢獄へ向かう。賀広(がこう)は、賀家の安全を条件に真相を語ると言い、斉璋(せいしょう)は先景王(けいおう)が宮殿に入った時の詳細を問いただす。賀広(がこう)は否定するが、斉璋(せいしょう)は先景王(けいおう)を襲撃した黒幕が皇帝であると疑う。

復讐

賀蘭雅(がらんが)は寧王(ねいおう)府を訪れ、計画が順調に進んでいることを報告する。寧王(ねいおう)は、復讐に燃える斉璋(せいしょう)に期待を寄せる。一方、斉璋(せいしょう)は沈魚(しんぎょ)に復讐の決意を告げ、相手が皇帝であってもためらわないと断言する。沈魚(しんぎょ)は仮対するが、争っているうちに、斉璋(せいしょう)の母親の居場所を知っていることを明かしてしまう。

秘密

母に会うため、斉璋(せいしょう)は沈魚(しんぎょ)と共に宮中の隠し通路に入る。その姿は狼狽しているように見えるが、同時に親への思いが伝わってくる。洞窟の中で、彼らは皇帝と先景王(けいおう)妃の会話を耳にする。衝撃的な真実が明らかになる。高貴妃(こうきひ)を毒殺したのは、斉璋(せいしょう)の父である斉尊蓦(さいそんぼく)だったのだ。顧家の悲劇も、彼に起因していた。

沈魚(しんぎょ)は驚きながらも、斉璋(せいしょう)がこの事実を知っていたことに気づく。彼が真相を追求するのを阻止していた理由が理解できた。この突然の展開に、沈魚(しんぎょ)は複雑な心境になる。斉璋は仇敵の息子であり、愛する人でもある。すべては皇帝の策略であり、周悠(しゅうゆう)の口から斉璋の父が悪行を働いたことを信じさせるためだった。

計画

一方、周依恵(しゅういえい)は沈魚(しんぎょ)から大婚の贈り物を受け取るが、誤って沈魚(しんぎょ)が大切にしている手巾を取ってしまう。斉璋は周依恵(しゅういえい)に、皇帝の誕生日に戒厳令が敷かれるため、大婚を早めることを提案する。彼は雍州の兵を商人のふりをして京城に潜入させ、先景王(けいおう)妃を連れ出す計画を立てていた。皇帝が拒否した場合、戦も辞さない覚悟だった。

次回

斉璋の復讐計画は、いよいよ本格的に動き出す。果たして彼は、皇帝に復讐を果たすことができるのか?そして、沈魚(しんぎょ)との関係はどのような結末を迎えるのか?次回、第23話をお楽しみに!

第22話の感想

第22話は、衝撃的な真実が明らかになり、物語が大きく動き出す重要な回でした。

まず、賀広(がこう)と賀蘭雅(がらんが)の悪事が暴かれ、小栄王(しょうえいおう)が毒殺されそうだったことが発覚しました。沈辛(しんしん)の証言と証拠により、賀広(がこう)の罪は明らかとなり、賀蘭雅(がらんが)もまたその陰謀に加担していたことがわかりました。

また、衛涼(えいりょう)が沈魚(しんぎょ)の師匠であることが判明し、これまでの出来事がすべて計画されていたことが明らかになりました。沈魚(しんぎょ)は驚愕しますが、斉璋は復讐を決意し、沈魚(しんぎょ)にその決意を告げます。

さらに、衝撃的な真実として、高貴妃(こうきひ)を毒殺したのは斉璋の父である斉尊蓦(さいそんぼく)だったことが明らかになりました。この事実は、斉璋と沈魚(しんぎょ)の関係に大きな影響を与えることになります。

つづく