幻想神国記 運命の旅路 第7話 あらすじ/ネタバレ
玲瓏(れいろう)、昭都(しょうと)へ
華やかな衣装に身を包んだ玲瓏(れいろう)は、多くの侍女に囲まれながら昭都(しょうと)に到著します。しかし、彼女はその賑わいを元一(げん・いつ)が用意してくれたものと勘違いしていました。そこには、より深い意味が隠されていたのです。
元一(げん・いつ)が訪ねてくると、玲瓏(れいろう)は慌てて自分の計画を説明します。彼女は、すべての過失を自分に被せて元一(げん・いつ)を安全にしようと企んでいたのです。しかし、その純粋な考えは、君主である元一(げん・いつ)の立場からすると、あまりにも幼く可笑しいものでした。
月翎族の警備と緋天(ひ・てん)の想い
元一(げん・いつ)は玲瓏(れいろう)を昭都(しょうと)に案内します。城外には月翎族の警備兵が厳戒態勢を敷いており、玲瓏(れいろう)は緋天(ひ・てん)と仏篆(ぶつせん)の未解決の恋を思い出します。彼女は、元一(げん・いつ)が愛する人の気持ちを理解できれば、緋天(ひ・てん)の深い執著と待ち焦がれる気持ちも理解できるかもしれないと感慨にふけります。仏篆(ぶつせん)は彼女を守るために亡くなり、玲瓏(れいろう)は緋天(ひ・てん)に対して申し訳なさや不安を感じていました。
仏篆(ぶつせん)の葬儀の争い
そのとき、天祈門(てんきもん)から重々しい鍾の音が響き渡り、仏篆(ぶつせん)の葬儀の争いが始まりました。緋天(ひ・てん)は仏篆(ぶつせん)を天祈墓(てんきぼ)に葬りたいと主張しますが、大祭司はそれを頑なに拒否します。大祭司は、仏篆(ぶつせん)は生前に天祈門(てんきもん)を離れていたことを理由に、彼の願いを却下しました。緋天(ひ・てん)は、礼法に背いても自分の願いを葉えようと強行しようとします。
玲瓏(れいろう)と元一(げん・いつ)が現場に到著すると、玲瓏(れいろう)は神主(しんじゅ)の名のもとに大祭司に懇願しますが、それでも彼の決意を覆すことはできませんでした。
火屠辛(かと・しん)の苦境
一方、火屠辛(かと・しん)は牢獄に囚われていました。老賈頭(ろう・かとう)が差し入れた食事には毒はありませんでしたが、彼の苦しみを強めるための仕掛けが施されていました。平江(へいこう)候が突然訪れ、その後、高冠の黒衣の男たちが冷酷に拷問を加えたことで、火屠辛(かと・しん)の状況はさらに悪化します。老賈頭(ろう・かとう)は、火屠辛(かと・しん)の娘が神主(しんじゅ)ではないかと尋ね、何か企んでいる様子でした。
彼生(ひせい)柱の儀式
仏篆(ぶつせん)を天祈墓(てんきぼ)に葬るために、玲瓏(れいろう)は彼生(ひせい)柱の儀式を行うことを提案します。これは、玲瓏(れいろう)が神主(しんじゅ)であることを証明するための儀式です。緋天(ひ・てん)はそれを嘲笑しますが、儀式は予定通り進められることになります。
儀式準備中に、玲瓏(れいろう)は仏篆(ぶつせん)が天祈墓(てんきぼ)に葬られるためには神侍になる必要があることを知ります。それは、ほぼ不可能な任務でした。しかし、玲瓏(れいろう)は困難に直面しても諦めず、彼女の粘り強さと機転が再び発揮されます。
ある日、元一(げん・いつ)とその護衛に出くわした玲瓏は、空に輝く信号に気づきます。元一(げん・いつ)と相談した結果、大胆な計画が立てられました。
懸晶銃の奪取
玲瓏と元一(げん・いつ)は、懸晶銃を手に入れるために倉庫に潜入します。しかし、許可証がないため、彼らは妨害に遭います。そこで玲瓏は、元一(げん・いつ)が再び逃亡しようとしていると機転を利かせた嘘をつき、見事に警備兵を追い払って懸晶銃を手に入れました。この行動は、彼女の勇気と知恵を示しただけでなく、今後の行動への道筋をつけるものでした。
第7話の感想
第7話は、玲瓏と元一(げん・いつ)の関係がさらに深まる回でした。玲瓏は元一(げん・いつ)を安全に守ろうとしますが、その純粋な考えは君主である元一(げん・いつ)の立場からすると、あまりにも幼く可笑しいものでした。しかし、元一(げん・いつ)は玲瓏の純粋さを理解し、彼女を大切に思っていることが伝わってきました。
第7話は、玲瓏と元一(げん・いつ)の関係、緋天(ひ・てん)と仏篆(ぶつせん)の未解決の恋、玲瓏の新たな挑戦など、見どころ満載の回でした。今後の展開がますます楽しみです。
つづく