家族の名において 第15話 あらすじ/ネタバレ

李尖尖(リー・ジェンジェン)はついに凌霄(ソン・ウェイロン)と賀子秋(ハー・ズーチウ)への気持ちに整理をつけ、心が晴れやかになります。彼女はこれを機に、久しぶりに家族みんなで集まろうと提案し、夜に2人の兄を家に招いて、父親の李海潮(リー・ハイチャオ)と凌霄(ソン・ウェイロン)の父親である凌和平(リン・ハーピン)にサプライズをしようとします。

翌日、李尖尖(リー・ジェンジェン)は期待に胸を膨らませて賀子秋(ハー・ズーチウ)を訪ね、夜に凌和平(リン・ハーピン)の誕生日を祝う食事会を開くことを伝え、賀子秋(ハー・ズーチウ)に手作りのケーキを作って孝行しようと提案します。賀子秋(ハー・ズーチウ)は李尖尖(リー・ジェンジェン)の優しさに心温まり、喜びを感じますが、李海潮(リー・ハイチャオ)と顔を合わせることへの不安も抱きます。

一方、凌霄(ソン・ウェイロン)は口腔病院で忙しく働いていると、怖がって泣いている少女に出会います。彼は優しくなだめ、少女の信頼を得て、本来は医師の馮希希(フォン・シーシー)が担当する診療を引き受けます。凌霄(ソン・ウェイロン)の優しさと専門能力が再び証明されます。

その頃、賀子秋(ハー・ズーチウ)は勇気を振り絞って面屋に入ります。李海潮(リー・ハイチャオ)は厨房で忙しく働いており、賀子秋(ハー・ズーチウ)が戻ってきたのを見て、感激のあまり言葉が出ません。店員の冗談で雰囲気が和み、賀子秋(チャン・シンチョン)は頭を下げてお礼を言い、李海潮(リー・ハイチャオ)の養育の恩に感謝の気持ちを伝えます。2人は抱き合い、言葉にできない思いが伝わります。

夕食前、賀子秋(チャン・シンチョン)は部屋を整理していると、すべてが以前と同じであることに気づきます。李尖尖(リー・ジェンジェン)が彼の帰りを事前に伝えていたのです。李海潮(リー・ハイチャオ)は賀子秋(チャン・シンチョン)と趙華光(チャオ・ホワグアン)の関係を尋ねますが、賀子秋(チャン・シンチョン)は多くを語らず、自分だけで生活できているとだけ答えます。夕食の席で、賀子秋(チャン・シンチョン)が心を込めて作ったケーキはろうそくを忘れたものの、凌霄(ソン・ウェイロン)の肩の傷跡を話題にするきっかけとなります。凌和平(リン・ハーピン)と凌霄(ソン・ウェイロン)の「良いことだけを報告する」という闇黙の瞭解が破られ、李尖尖(リー・ジェンジェン)の口出しは少しぎこちないものの、その場の気まずさを解消します。

食後、李尖尖(リー・ジェンジェン)は彼氏ができたことを理由に、凌霄と賀子秋(チャン・シンチョン)の送迎を断り、タクシーで一人帰ります。この突然の知らせに2人は驚き、特に賀子秋は急いで自転車で追いかけますが、途中で電動自転車が故障し、仕方なく押して進みます。さらに偶然にも、道端で待っている間に、数年ぶりに母親の賀梅(ホー・メイ)の姿を見かけますが、すぐに消えてしまい、追いかけることができませんでした。

夜が訪れ、李尖尖は家に帰ると、心の中は複雑な思いでいっぱいになります。一方、凌霄と賀子秋はそれぞれ思いにふけり、再会の喜びと未来への不安と期待が入り混じります。家族の温もりがこの瞬間、かけがえのないものとなり、それぞれの心の秘密と願いが静かに芽生えていきます。

第15話の感想

第15話は、家族の温もりとそれぞれのキャラクターの成長が描かれた、感動的なエピソードでした。李尖尖はついに凌霄と賀子秋への自分の気持ちに気づき、それを素直に受け入れることができました。また、久々に家族全員が揃い、賑やかな食卓を囲むシーンは、見ていて心が温まりました。

特に印象に残ったのは、賀子秋と李海潮(リー・ハイチャオ)の再会シーンです。賀子秋が李海潮(ドゥー・ソンイエン)に頭を下げて感謝を伝えるシーンは、涙なしには見られませんでした。また、凌霄が小児歯科の患者である少女に寄り添うシーンも、彼の優しさと責任感が伝わってくるものでした。

一方、それぞれのキャラクターが抱える問題も浮き彫りになりました。凌霄は父親との関係に悩んでおり、賀子秋は母親との再会に戸惑いを隠せません。李尖尖も、自分の将来について不安を感じています。

つづく