誤解が解け、元の仲に戻った尖尖、凌霄(ソン・ウェイロン)、子秋。楽しい食事中、子秋がトイレに行きたいと言い、凌霄(ソン・ウェイロン)が付き添う。その時、美央から電話がかかってきて、酔っていた尖尖がうっかり出てしまう。美央は凌霄(ソン・ウェイロン)のシンガポール帰国時期を尋ね、約束の1ヶ月後だと告げる。尖尖は言葉を濁し、凌霄(ソン・ウェイロン)に電話させると約束するが、心にモヤモヤを抱え、楽しい気分ではなくなる。

戻ってきた凌霄(ソン・ウェイロン)は、酔いつぶれた尖尖を優しく抱き上げ、部屋に運ぶ。一方、唐灿(タン・ツァン)は莊北(ジョアン・ベイ)に熱烈なアプローチをするが、莊北(ジョアン・ベイ)は明月の方に気があり、こっそり明月と唐灿(タン・ツァン)の写真を撮る。唐灿(タン・ツァン)は自分が主役だと勘違いしたまま。

凌霄(ソン・ウェイロン)は、尖尖が自分のために部屋を飾り、本まで用意してくれていたことに感動する。翌朝、凌霄(ソン・ウェイロン)は美央からの電話の件を尋ねるが、尖尖は話をはぐらかし、早く電話するように促す。その後、尖尖は子秋に凌霄(ソン・ウェイロン)が家族を騙しているかもしれないと打ち明け、二人は途方に暮れる。

李海潮(リー・ハイチャオ)は錢(チエン)姨にセッティングされたお見合いをドタキャンし、子秋のカフェへ餃子を届けに行く。二人は子秋の生母・賀梅(ホー・メイ)を探すことについて話し合う。子秋は、賀梅(ホー・メイ)はもう自分のことを忘れてしまっているかもしれないし、会えたとしてもどうすればいいか分からないと不安を吐露する。それでも、こっそり莊北(ジョアン・ベイ)に賀梅(ホー・メイ)の居場所を尋ねる。

夜、尖尖は凌霄(ソン・ウェイロン)を誘ってランニングへ。尖尖は凌霄(ソン・ウェイロン)の悩みを聞き、心の中のモヤモヤを解きほぐすように励ます。凌霄(ソン・ウェイロン)は尖尖を自分の「心の薬」だと告白し、尖尖は照れながらも温かい気持ちになる。尖尖は母の命日が近いことを話し、過去の自分の無邪気さを仮省し、今は凌霄(ソン・ウェイロン)と子秋、そして父親たちを守りたいと願う。

病院で、尖尖は明月と偶然会い、一緒に歯の治療を受ける。尖尖は凌霄に舒然への態度を改めるよう話す。凌霄は舒然が嫌いだと明言し、シンガポールに戻ったら理由を説明すると約束する。凌霄の帰国が近づき、尖尖は不安になる。凌霄はすぐに帰ってくると慰めるが、尖尖の心配は消えない。

明月は金玉香(ジン・ユーシャン)にセッティングされた見合いに戸惑う。既に好きな人がいると断り、その人を家に連れてくると約束して金玉香(ジン・ユーシャン)をなだめる。金玉香(ジン・ユーシャン)は明月に北京での就職を諦め、公務員試験に専念するように勧める。

子秋はカフェで舒然の行動に不満を持ち、尖尖に別れを勧める。しかし、尖尖は自分の考えをしっかり持っている。二人は凌霄の渡航についても話し、尖尖は寂しさと不安を募らせる。

唐灿(タン・ツァン)は莊北(ジョアン・ベイ)に頼まれ、莊北(ジョアン・ベイ)の母親と麻雀をする。唐灿(タン・ツァン)は莊北(ジョアン・ベイ)の母親に気に入られ、母親との関係に悩む唐灿(タン・ツァン)を励ます。こうして、それぞれの登場人物の心情はより複雑に絡み合っていく。

第20話の感想

第20話は、それぞれのキャラクターの複雑な感情が交錯する、見応えのあるエピソードでした。表面上は元の仲に戻ったように見える尖尖、凌霄、子秋ですが、それぞれが胸に秘めた思いを抱え、それが今後の展開にどう影響していくのか、ハラハラさせられます。

特に印象的だったのは、尖尖の揺れる心情です。凌霄のシンガポール帰国に関する美央からの電話によって、再び不安に苛まれる尖尖。凌霄を「心の薬」と呼ぶほど大切に思っているからこそ、彼の言動に敏感に仮応してしまうのでしょう。凌霄への愛情と、真実を知りたい気持ちとの間で葛藤する彼女の姿が切なく描かれていました。

また、子秋の生母探しについても進展がありました。莊北(ジョアン・ベイ)に賀梅(ホー・メイ)の居場所を尋ねる子秋。長年抱えてきた思いと、再会への不安が入り混じる複雑な心境が伝わってきました。彼が生母と再会を果たせるのか、そしてどのような展開になるのか、今後の物語が気になります。

つづく