斉明月(チー・ミンユエ)は、唐灿(タン・ツァン)に莊北(ジョアン・ベイ)から告白されたことをなかなか言い出せずにいました。李尖尖(リー・ジェンジェン)に背中を押され、やっとのことで打ち明けると、唐灿(タン・ツァン)は既に知っていて、莊北(ジョアン・ベイ)とは友達でいると決めたと落ち著いて答えます。さらに明月に莊北(ジョアン・ベイ)と付き合う気はないか、と冗談めかして聞きますが、明月はきっぱりと断り、既に連絡を絶ったことを伝えました。
翌日、朝食の席で賀子秋(ハー・ズーチウ)に莊北(ジョアン・ベイ)への気持ちを伝えるよう頼みます。一方、唐灿(タン・ツァン)はオーディションへ。しかし、待望の役は主演女優のスタントだったのです。落胆する唐灿(タン・ツァン)ですが、監督から今後の仕事への期待を伝えられ、複雑な気持ちになります。
そんな中、金玉香(ジン・ユーシャン)が明月を訪ね、マンション購入の頭金半分を負担すると申し出ます。既に手付金を払ってしまっていると言われ、明月は母親の独断に仮発しますが、どうすることもできません。困惑する明月の元に、追い打ちをかけるように莊北(ジョアン・ベイ)が現れますが、冷たくあしらわれてしまいます。
李尖尖(リー・ジェンジェン)は、賀子秋(ハー・ズーチウ)と凌霄(ソン・ウェイロン)に靴を買っている時に明月から電話を受け、午後に会う約束をします。落ち込む唐灿(タン・ツァン)も合流し、3人は唐灿(タン・ツァン)のオーディション結果に indignation を感じます。明月はマンションのローンのことで悩みを打ち明け、将来への不安を口にします。唐灿(タン・ツァン)も共感し、現実と理想のギャップにため息をつきますが、2人は互いに励まし合い、前を向こうとします。
李尖尖(リー・ジェンジェン)は偶然父親の李海潮(リー・ハイチャオ)に会い、父親の老いを感じ、これからは電話ではなく音声メッセージで連絡を取ることにします。帰宅すると、唐灿(タン・ツァン)の父親から母の手作り料理が送られてきており、唐灿(タン・ツァン)は温かい気持ちになります。そして、父親が勧めていた博物館の仕事について考え始めます。
明月はすぐに父親に電話し、頭金のことを話します。父親は激怒します。実は以前からローンでのマンション購入には仮対していたのです。明月には戸籍謄本をしっかり管理するよう言い聞かせ、一刻も早く手付金の問題を解決すると約束します。家族や友達の支えの中で、3人の若者は人生の厳しさを改めて感じながらも、未来へ向かって力強く歩み出していくのでした。
第35話の感想
第35話は、それぞれが人生の岐路に立ち、悩みながらも前向きに歩もうとする姿が印象的なエピソードでした。唐灿(タン・ツァン)のオーディションでの出来事は、芸能界の厳しさを改めて感じさせます。夢を追い求める中で、妥協や挫折を経験するのは辛いことですが、監督からの言葉は、彼女の未来への希望となるでしょう。斉明月(チー・ミンユエ)のマンション購入をめぐる騒動は、親子の価値観の違い、そして若者が抱える経済的な不安を浮き彫りにしています。母親の善意が裏目に出てしまうもどかしさ、そして一人暮らしへの憧れと現実の厳しさの間で揺れる明月の心情が丁寧に描かれていました。
李尖尖(リー・ジェンジェン)が父親の老いを感じ、連絡方法を変えるシーンは胸を締め付けられます。何気ない日常の中で、親子の時間の流れを感じ、改めて親の愛情を再確認する、そんな温かい場面でした。唐灿(タン・ツァン)への両親からの愛情のこもった差し入れも、家族の絆を感じさせる心温まるシーンでした。困難に直面しながらも、友情、家族の愛情に支えられ、未来へ向かっていく3人の姿は、私たち視聴者に勇気を与えてくれます。それぞれの選択がどのような未来につながっていくのか、今後の展開が楽しみです。
つづく