『両不疑<りょうふぎ> ~入れ替わり夫婦の宮廷生存記~』第11話 あらすじ/ネタバレ

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)と徐鈺(シュー・ユー)の微妙な関係が変化

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は、徐鈺(シュー・ユー)に可愛らしい羊のぬいぐるみをプレゼントする。それは、前回の省親時に徐(シュー)大哥からもらったものだった。徐鈺(シュー・ユー)は最初は笑顔を見せるが、すぐに眉をひそめる。彼女は、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が父兄の戦況を気遣っていることを闇示していると思い込んでしまったのだ。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は慌てて、自分の気持ちは本心からのものだと説明する。二人が入れ替わって以来、彼は徐鈺(シュー・ユー)の苦労を理解し、人の心の真偽を見抜くことも学んだ。彼は、以前は徐鈺(シュー・ユー)の気持ちを無視していたことを認め、謝罪の言葉を述べる。

主母の思惑

二人の会話が盛り上がっているところに、主母がやってくる。主母は、徐鈺(シュー・ユー)を責めるどころか、城主夫人の証として、男の子を授かるようにという願いが込められた華やかな服を贈る。また、熏香事件の調査結果についても、すべて下人の不注意によるものだと説明し、城主を煩わせないようにしたいと述べる。さらに、徐鈺(シュー・ユー)を気遣う気持ちを表すために、たくさんの補品を贈る。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は、徐鈺(シュー・ユー)と主母の関係を改善するためには、もっと努力が必要だと感じている。

徐鈺(シュー・ユー)の決意

寝宮に戻ると、徐鈺(シュー・ユー)はたくさんの贈り物を見て、今までにない感動に包まれる。彼女は、这一切が蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が陰で努力してくれたおかげだと理解する。二人は、前線の家書について話し合い、徐鈺(シュー・ユー)はすぐに手紙を書き始める。その真剣さと急ぎようを見て、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は思わず、徐鈺(シュー・ユー)は子供のような心を持っていると笑う。

しかし、喜びも束の間、前線から徐(シュー)父が扎木西に勝利したものの重傷を負い、徐家軍も大きな損害を受けたという知らせが届く。徐鈺は、この知らせに心を痛める。朝堂では、主将の交代について議論が白熱する。徐家の兄弟は出陣を希望するが、徐(シュー)大哥の病状が最大の障害となる。徐鈺は、自分が「男」として、国を守る責任を負うべきだと考える。彼女は、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)に兵を率いて出陣したいと申し出るが、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は猛仮対する。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は、戦場の危険性を心配しているだけでなく、元の身体に戻る機会を失うことも恐れている。二人は初めて意見が大きく食い違う。

姜院正(ジャン・ユエンジェン)の来訪と裴心竹(ペイ・シンジュク)の出現

そんな中、姜院正(ジャン・ユエンジェン)の来訪が徐家に一筋の希望をもたらす。彼は、徐(シュー)大哥の治療薬を持参してきただけでなく、城主夫人が妊娠していないという秘密を明かす。この知らせに、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)はさらに心を重くする。彼は、許悠然(シュー・ヨウラン)に徐鈺の出陣を心配していると打ち明ける。許悠然(シュー・ヨウラン)の説得を受け、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は最終的に折れ、摂政の準備を進める。蕭錦明(シャオ・ジンミン)は、出陣を阻止したいものの、受け入れるしかない。

一方、裴心竹(ペイ・シンジュク)が突然現れ、蕭錦昀と徐鈺は慌てて隠れる。裴心竹(ペイ・シンジュク)は徐鈺に近づこうとするが、徐鈺は明らかに嫌がる様子を見せる。出陣を目前に、蕭錦昀は徐鈺に剣を贈るが、彼の心は不安でいっぱいだ。徐鈺は、主母の出陣許可を得るために、蕭錦昀が用意したカンニングペーパーを使って主母の心を動かし、出陣を許可される。

第11話の感想

第11話は、緊張感と感動が入り混じった見応えのあるストーリーでした。蕭錦昀と徐鈺の関係は、微妙な変化を遂げました。蕭錦昀は徐鈺に対する理解を深め、徐鈺は蕭錦昀の真心を感じ始めました。しかし、戦況の悪化により、二人の意見は対立し、新たな試練が訪れます。

姜院正(ジャン・ユエンジェン)の登場は、物語に大きな転換をもたらしました。徐(シュー)大哥の治療薬に加え、城主夫人の妊娠に関する秘密が明らかになったことで、蕭錦昀は大きな衝撃を受けます。また、裴心竹(ペイ・シンジュク)の出現は、蕭錦昀と徐鈺の関係に新たな波紋を投げかけます。

出陣を前に、蕭錦昀は徐鈺に剣を贈り、徐鈺は主母の許可を得て出陣します。二人の決意と覚悟が感じられるシーンでした。

つづく