両不疑<りょうふぎ> ~入れ替わり夫婦の宮廷生存記~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

緊迫の城内

徐鈺(シュー・ユー)は機転と決意で威厳ある城主夫人を説得し、出兵の許可を得た。裴心竹(ペイ・シンジュク)は城主が捕虜になったら全員が破滅すると焦り、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)に裏で画策したのかと詰め寄る。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は彼女の非難を意に介さず、城主の安否よりも自身の将来を気遣う裴心竹(ペイ・シンジュク)を嘲笑する。裴心竹(ペイ・シンジュク)は怒り、徐(シュー)父に不穏な企みがあると疑うが、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の怒りを買う。

出徴の準備

出徴前、徐鈺(シュー・ユー)は城主夫人に内院の管理を託し、自分の留守中は大局を掌握してほしいと頼む。また、夫人が過ちを犯しても帰還後に処罰すると約束する。城主夫人は徐鈺(シュー・ユー)の誠意に心を打たれ、承諾する。その後、徐鈺(シュー・ユー)は蕭錦昀(シャオ・ジンユン)に案内されて特製の鎧を見せてもらい、興奮を隠せずに早速身に著けて出徴の準備をする。

姜院正(ジャン・ユエンジェン)の助言

一方、病気が再発した姜院正(ジャン・ユエンジェン)は療養中だった。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は徐鈺(シュー・ユー)の安全を守るために出徴に同行してほしいと懇願する。しかし、北国の厳寒を考慮して姜院正(ジャン・ユエンジェン)は同行を断るが、徐鈺(シュー・ユー)に困難に備えた貴重な薬丸を贈る。

出徴の日

出徴の日、徐鈺(シュー・ユー)は仁徳を示すために大赦を宣言する。城主夫人は名残惜しさから見送ることができなかったが、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)を通じて母性愛に満ちた飴を贈り、徐鈺(シュー・ユー)に家庭の温もりを感じさせる。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は徐鈺(シュー・ユー)に無事を祈り、軽率な行動を慎み、徐(シュー)父とよく相談するように繰り返し念を押す。徐鈺(シュー・ユー)は馬に乗って出発し、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の視線は惜別と不安でいっぱいだった。

城主不在の後宮

城主的不在により、後宮は束縛から解放されたかのように見えた。陶淑人(トウ・シュクジン)たちは気を抜こうとするが、裴心竹(ペイ・シンジュク)は派手な服装で著飾る。しかし、城主夫人に対しては傲慢な態度が災いし、厳しく叱責され、追放されてしまう。

蕭錦明(シャオ・ジンミン)と夫人の関係

蕭錦明(シャオ・ジンミン)は多忙な政務の合間に魚に餌をやりに行き、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の不興を買う。城主夫人は裴心竹(ペイ・シンジュク)への失望から、夫人と蕭錦明(シャオ・ジンミン)の交流を過度に気にするようになり、誤解が生じてしまう。幸い、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が及時に事実を説明し、無用なトラブルを回避する。

裴心竹(ペイ・シンジュク)の嫉妬

一方、裴心竹(ペイ・シンジュク)は嫉妬心から秦美人(チン・メイレン)と蕭錦明(シャオ・ジンミン)の関係を歪曲し、城主夫人に告発して相手を陥れようとする。しかし、策略は失敗し、逆に自分が窮地に追い込まれ、城主夫人から厳罰を受け、壁に向かって仮省させられる。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は同情するものの、公正さを保つために城主夫人に厳罰を求める。

第12話の感想

第12話は、緊張感と感動が入り混じった見応えのある内容でした。徐鈺(シュー・ユー)の決意と勇気、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)のサポート、そして姜院正(ジャン・ユエンジェン)の助言など、それぞれのキャラクターの個性が光る場面が多々ありました。

特に、徐鈺(シュー・ユー)が出徴するシーンは非常に感動的でした。城主夫人の信頼を得て、仁徳を示す大赦を宣言し、蕭錦昀の激励を受けながら馬に乗って出発する姿は、まさに英雄そのものでした。

また、裴心竹(ペイ・シンジュク)の嫉妬心から生じるトラブルも、物語に緊張感を与えていました。彼女の策略が失敗し、逆に自分が窮地に追い込まれる展開は、見ていてハラハラしました。

つづく