両不疑 第15話 あらすじ/ネタバレ

裴心竹(ペイ・シンジュク)の思惑

裴心竹(ペイ・シンジュク)は秦美人(チン・メイレン)の苦肉の策を冷ややかに見ながら、自身の作品『両相宜』にその様子を書き記していました。陶淑人(トウ・シュクジン)は、これが裴心竹(ペイ・シンジュク)が再び主母の寵愛を受け、地位を回復する絶好の機会になると考えます。

一方、秦美人(チン・メイレン)は自分が誤って火傷を負い、衡山公の秘伝の火傷薬が必要だと噂を流します。この行動の背後には、何か隠された思惑があるようです。

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の苦悩

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は主母の好物である淮揚料理を準備し、宴会に備えていました。しかし、裴心竹(ペイ・シンジュク)は横暴な態度で蕭錦昀(シャオ・ジンユン)を叱責し、服装から食事まであれこれ文句をつけます。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は怒りを抑えつつ、耐え忍ぶしかありませんでした。

北境の闇雲

北境では、徐鈺(シュー・ユー)が舞姫と共に酒を酌み交わし、楽しいひとときを過ごしていました。徐鈺(シュー・ユー)は伝説の隕星黒晶に心を奪われ、それが吉吉(ジー・ジー)の手に渡ったことを知ると、舞姫は協力を約束します。会話の中で、舞姫は徐鈺(シュー・ユー)の性向を知り驚きますが、徐鈺(シュー・ユー)は戦場で勇敢に戦う英雄を尊敬しているだけで、性別には関係ないと説明します。

夜になると、秦美人(チン・メイレン)は衡山公の薬瓶を手に姿を現します。この薬は命を奪うものではありませんが、蕭錦明(シャオ・ジンミン)を一時的に政務を執る能力を失わせる効果があります。

舞姫の決断

宴会で、舞姫は北境が大晟に帰順することを正式に発表します。この決定は北境内部で激しい仮発を招きますが、舞姫は統一が長期間の平和をもたらすと主張し、これは徐鈺(シュー・ユー)との約束であると語ります。

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の疑惑

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は偶然秦美人(チン・メイレン)が薬瓶を持っているのを見つけ、その意図を問いただします。秦美人(チン・メイレン)は否定しますが、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は疑念を拭えません。主母が突然の雨を予見し、宴会を中止したため、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)と蕭錦明(シャオ・ジンミン)は主母の側にいることになります。

雪の夜

雪の降る夜、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は遠く北にいる徐鈺(シュー・ユー)のことを心配していました。一方、徐鈺(シュー・ユー)は北境で舞姫と共に過ごしていますが、心には蕭錦昀(シャオ・ジンユン)への想いが溢れています。

蕭錦楽(シャオ・ジンユエ)は主母に挨拶するため、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)と遭遇します。二人は徐鈺(シュー・ユー)との思い出を振り返り、複雑な感情に包まれます。

北境の危機

北境では、舞姫の義父が帰順を名目に異分子を排除しようとしており、その標的は徐鈺(シュー・ユー)です。しかし、舞姫は正義を貫き、陰謀を拒否します。彼女は真の臣従は戦場で実力で証明されるべきだと信じています。

夜が深まり、徐鈺(シュー・ユー)闇殺計画が実行に移されます。この事件は、北境そして大晟の運命を変える転換点となるでしょう。

第15話の感想

第15話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。

まず、裴心竹(ペイ・シンジュク)と秦美人(チン・メイレン)の対立が激化しています。裴心竹(ペイ・シンジュク)は秦美人(チン・メイレン)の策を見抜き、それを利用して主母の寵愛を取り戻そうとしています。一方、秦美人(チン・メイレン)は秘伝の薬を使って蕭錦明(シャオ・ジンミン)を陥れようと企んでいます。

北境では、徐鈺(シュー・ユー)と舞姫の間に亀裂が生じ始めています。徐鈺(シュー・ユー)は舞姫の義父が企む陰謀に巻き込まれ、闇殺の危機にさらされています。

また、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)と蕭錦楽(シャオ・ジンユエ)の兄弟関係にも変化が見られます。二人は徐鈺(シュー・ユー)との思い出を振り返り、複雑な感情を抱いています。

つづく