両不疑 ~入れ替わり夫婦の宮廷生存記~ 第17話 あらすじ/ネタバレ

徐鈺(シュー・ユー)の危機と吉吉(ジー・ジー)への復讐

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は徐鈺(シュー・ユー)のそばで手厚く看病しますが、姜院正(ジャン・ユエンジェン)は徐鈺(シュー・ユー)の命が危篤であることと、解毒剤に必要な薬材があと一味足りないことを告げます。しかしその薬は入手困難なもの。焦燥に駆られた徐(シュー)大哥と徐(シュー)二哥は、どうすることもできない無力感に苛まれます。

そこに蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が現れ、徐(シュー)父が徐鈺(シュー・ユー)の容態を尋ねる前に、忽娜(フナ)が突然訪れます。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は正体を隠して、姜院正(ジャン・ユエンジェン)の弟子である宝刀だと名乗ります。忽娜(フナ)は徐鈺(シュー・ユー)の命を救ってもらった恩に報いる決意を固め、必要な薬草である香雪緑蘭について尋ねます。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は、香雪緑蘭は吉吉(ジー・ジー)が持っていることを知っており、解毒剤を手に入れるには吉吉(ジー・ジー)を倒すしかないと考えます。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は吉吉(ジー・ジー)を倒し、徐鈺(シュー・ユー)の仇を討つことを心に誓います。

吉吉(ジー・ジー)の野心と牡丹(ボタン)の闇躍

父親から寵愛を受けることのなかった吉吉(ジー・ジー)は、王位を奪取した後、忽娜(フナ)への敵意を強め、彼女が北境の女王にふさわしくないと考えています。牡丹(ボタン)は衡山公と北境のバルーを会わせますが、蕭錦楽(シャオ・ジンユエ)は牡丹(ボタン)が衡山公のために何を企んでいるのか理解できません。彼女はただの遊女ではなく、北境との繋がりを持っていることに驚きます。牡丹(ボタン)は本来、気ままな生活を送ることができたはずなのに、なぜ陰で闇躍しているのか疑問に感じます。バルーは吉吉(ジー・ジー)に代わって衡山公と同盟を結ぶためにやってきました。

戦況の悪化と孫思勉(スン・スーミェン)の登場

蕭錦楽(シャオ・ジンユエ)は戦場で多くの兵士が死傷している様子を見て、戦況の深刻さを痛感します。徐(シュー)大哥と蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は、孫思勉(スン・スーミェン)が北境にいることに気づきます。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は城主としての威厳をもって孫思勉(スン・スーミェン)を問い詰め、徐(シュー)大哥は妹の気迫に驚きを隠せません。孫思勉(スン・スーミェン)は慌てて、衡山公に命じられて来たことと、衡山公の計画をすべて漏らしてしまいます。

蕭錦明(シャオ・ジンミン)は許悠然(シュー・ヨウラン)を誘って遊びに出かけますが、許悠然(シュー・ヨウラン)は一向にやる気を示しません。

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の決意と徐鈺(シュー・ユー)の涙

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は徐(シュー)父に、吉吉(ジー・ジー)と交渉して衡山公との同盟を阻止し、彼の油断を誘う作戦を提案します。その隙に徐(シュー)父が奇襲攻撃を仕掛ければ、作戦は成功するでしょう。徐(シュー)父は蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の安全を心配しますが、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の強い意誌に逆らうことはできません。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は危険な任務に赴きますが、徐鈺(シュー・ユー)と徐(シュー)父、そして大晟の民は彼の凱旋を待ち望んでいます。床に伏している徐鈺(シュー・ユー)は涙を流します。蕭錦昀は彼女が目を覚ましたら家に連れ帰ることを約束しており、徐鈺(シュー・ユー)は早く目を覚まさなければなりません。

衡山公の陰謀と蕭錦明(シャオ・ジンミン)の行動

衡山公の企みを知った蕭錦明(シャオ・ジンミン)は、許悠然(シュー・ヨウラン)に止められますが、様子を伺うためにその場に残ります。衡山公とバルーが牡丹(ボタン)のもとから去っていくのを見て、二人はある作戦を思いつきます。バルーが去った後、蕭錦明(シャオ・ジンミン)と許悠然(シュー・ヨウラン)は協力して彼を捕らえます。衡山公の陰謀を知った蕭錦楽(シャオ・ジンユエ)は説得を試みますが、衡山公は聞く耳を持ちません。

吉吉(ジー・ジー)との対峙

蕭錦昀は使臣のふりをして王庭に入り、吉吉(ジー・ジー)と対面します。しかし、吉吉(ジー・ジー)はすぐに蕭錦昀が女性であることを見抜き、使臣としての身分の真偽を疑います。

第17話 感想

第17話は緊迫感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。特に、蕭錦昀が徐鈺(シュー・ユー)を救うために吉吉(ジー・ジー)と対峙するシーンは、ハラハラドキドキしながら見守りました。蕭錦昀の決意と徐鈺(シュー・ユー)の涙には、胸が熱くなりました。

また、牡丹(ボタン)の闇躍や衡山公の陰謀など、物語が大きく動き出す予感がする展開も興味深かったです。蕭錦明(シャオ・ジンミン)と許悠然(シュー・ヨウラン)のコンビも活躍しており、今後の彼らの活躍にも期待が高まります。

つづく