両不疑 ~入れ替わり夫婦の宮廷生存記~ 第5話 あらすじ/ネタバレ

蕭錦明(シャオ・ジンミン)が金銭を要求しに来たため、徐鈺(シュー・ユー)は衡山公を呼び出し、蕭錦明(シャオ・ジンミン)に隠れて様子を見守るように指示します。衡山公は子供から騙し取ったお金を賭けて、徐鈺(シュー・ユー)と弓矢の勝負をすることに。負ければ蕭錦明(シャオ・ジンミン)に渡したお金を返却する約束です。蕭錦明(シャオ・ジンミン)は兄の負けを心配し、密かに勝負を見守ろうとしますが、徐鈺(シュー・ユー)は彼の助けを拒否します。

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は徐鈺(シュー・ユー)が衡山公と弓矢の勝負をしていることを知り、静かにため息をつきます。蕭錦明(シャオ・ジンミン)は兄の負けを確信していましたが、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)の身体には徐鈺(シュー・ユー)の意識が宿っており、見事的に命中させて八百両を取り戻します。もちろん、徐鈺(シュー・ユー)は蕭錦明(シャオ・ジンミン)を騙してそのお金を寄付させてしまいます。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)と徐鈺(シュー・ユー)の奇妙な行動に、蕭錦明(シャオ・ジンミン)は兄の頭がおかしくなったのではないかと疑います。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は徐鈺(シュー・ユー)に目立たないように行動するよう指示し、徐鈺(シュー・ユー)は素直に頷きます。蕭錦明(シャオ・ジンミン)は、兄が妻に頭が上がらないと思い込み、徐鈺(シュー・ユー)が選秀を許可しないためストレスが溜まっていると勘違い。そこで、二人を連れ出して息抜きをしようとします。徐鈺(シュー・ユー)は自由に外出できることを喜び、蕭錦明(シャオ・ジンミン)と共に街へ繰り出し、楽しく過ごします。蕭錦明(シャオ・ジンミン)はわざと花楼に兄を連れて行き、徐鈺(シュー・ユー)は内心で喜びます。男性が花楼を好む理由が分かり、とても楽しいと感じます。

牡丹(ボタン)という女性が二人が座る席にやってきて、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)を金公子と呼びます。徐鈺(シュー・ユー)は蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が以前に花楼を訪れていたことに驚きを隠せません。徐鈺(シュー・ユー)と蕭錦明(シャオ・ジンミン)が出かけていることを知った蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は、頭痛に悩まされます。徐鈺(シュー・ユー)が戻ると、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は城主としての威厳を見せつけて、どこへ行ったのかと問い詰めます。徐鈺(シュー・ユー)は逆に、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が花楼に行ったことを問い返します。蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は弁解する気はなく、女性たちと遊んだのではなく、情報を収集するために行ったと説明します。そして、徐鈺(シュー・ユー)に蜂蜜水を差し出します。徐鈺(シュー・ユー)が一口飲むと、先ほどの出来事を忘れてしまいます。

蕭錦昀(シャオ・ジンユン)は蕭錦明(シャオ・ジンミン)に、今後徐鈺(シュー・ユー)を連れ出してはいけないと警告します。蕭錦明は彼女の威厳に恐れをなし、承諾します。しかし、しつこく懇願する徐鈺(シュー・ユー)に根負けし、再び二人で玉佩を持って出かけます。外出中、徐鈺(シュー・ユー)は税金の徴収が町の人々の生活に影響を与え、物乞いも増えていることを知ります。そこで、蕭錦昀(シャオ・ジンユン)が言っていた「一髪を動かせば全身が動く」という言葉の意味を理解します。政治は簡単ではないことを痛感します。偶然、徐鈺(シュー・ユー)は兄が花楼に通っているのは遊びではなく、商談のためであることを知ります。徐鈺(シュー・ユー)は、その言葉が城主に聞かれるようにわざと口にしたのだと理解します。徐鈺(シュー・ユー)は急いで宮殿に戻りますが、自分の身体が月経を迎えていることに気づきます。初めての経験に驚いた蕭錦昀は、泣きながら医者を呼ぶように訴えます。女性であることの大変さを痛感します。

第5話の感想

第5話は、徐鈺(シュー・ユー)と蕭錦昀の夫婦生活がさらに深まる内容でした。徐鈺(シュー・ユー)は蕭錦昀の身体を借りて、弓矢の勝負に勝利したり、街へ繰り出して楽しんだり、と活発に活動していました。また、蕭錦昀の身体を通して、女性として生きる大変さを知ることにもなります。

一方、蕭錦昀は徐鈺(シュー・ユー)の意識が宿った自分の身体に戸惑いながらも、徐鈺(シュー・ユー)の行動を理解しようと努めていました。徐鈺(シュー・ユー)が女性として月経を経験するシーンでは、蕭錦昀が初めて女性としての苦労を目の当たりにし、徐鈺(シュー・ユー)への思いやりを深めたように感じられました。

また、蕭錦明のコミカルなキャラクターも物語を盛り上げていました。兄の蕭錦昀を心配したり、徐鈺(シュー・ユー)に振り回されたりと、彼ならではの愛らしさが描かれていました。

つづく