長月輝伝~愛と救世の輪廻~ 第15話 あらすじ/ネタバレ

冥夜(めいや)の決断

冥夜(めいや)は邪骨封印を急ぐため、双生文尊を召喚する。これにより戦力は一時的に向上するが、神髓が燃え尽きれば冥夜(めいや)は戦神ではなくなる。稷澤(しょくたく)は魔族将領が魔神(ましん)を支援するのを阻止するため、初凰(しょおう)と共に魔域を崩壊させる。彼は自身の神力を使って妖魔と共に深淵に沈み、荒淵を鎮める決意をする。

魔神(ましん)の脅威

魔神(ましん)は屠神弩を冥夜(めいや)に向けるが、冥夜(めいや)は死を恐れず、邪骨封印と引き換えに命を差し出そうとする。初凰(しょおう)は冥夜(めいや)を救うために身代わりとなり、神魂俱滅する。魔神(ましん)は再び屠神弩を冥夜(めいや)に向けるが、その頃には冥夜(めいや)は邪骨封印を完瞭していた。彼は仲間の仇を討つため、魔神(ましん)と全力で戦う。魔神(ましん)は邪骨が封印されたことにより、神域を邪骨と共に滅ぼそうとする。冥夜(めいや)は神力を使って魔神(ましん)と相打ちになり、残りの戦いを神域の他の神々に託す。

神々の犠牲

魔神(ましん)の最後の攻撃により、冥夜(めいや)は重傷を負い、魔蛟にされる。しかし、その瞬間、集結した神々の星罰が魔神(ましん)に降り注ぐ。諦冕(ていべん)は最愛の初凰(しょおう)の死を悲しみ、魔神(ましん)を裏切って斬天剣で魔神(ましん)を刺す。この行為は魔神(ましん)を激怒させ、魔神は諦冕(ていべん)を封印し、星罰に撃たれる。激怒した魔神は神域を破壊し、三界を混沌に陥れようとする。

冥夜(めいや)の復活

神力は尽き、天柱が崩壊したことで、三界は危機に瀕する。神々は最後の手段として、神陨によって蒼生を護ることを決意する。神々は冥夜(めいや)に神戟遺澤を託し、彼はそれを用いて魔神を倒す。最後に、冥夜は神戟遺澤を天柱の代わりに使い、神力尽きて人間界に落ちる。

桑酒(そうしゅ)の決意

桑酒(そうしゅ)は今日、いつもと様子が違っていた。墨河の部下が桑佑(そうゆう)に報告に来た際、桑佑(そうゆう)が席を外した隙に、桑酒(そうしゅ)は部下を呼び止めて今日の出来事を尋ねる。神魔二軍が長沢で激戦を繰り広げ、戦況は悲惨なものだったことを知る。戦神は先頭に立ち、多くの神々が魔神を倒したものの、全員が命を落とした。戦神冥夜と宙神稷澤(しょくたく)も行方不明になったという。

桑酒(そうしゅ)は冥夜の戦甲の鱗片が消えかかっていることに気づき、初凰(しょおう)神君から与えられた神力を思い出す。彼女は神力を頼りに弱水河畔に落ちている冥夜を見つけ出し、弱水の灼熱に耐えながら冥夜を家に連れ帰る。天歡(てんかん)は多くの天兵天将を派遣して四洲を探させたが、冥夜は見つからず、焦燥に駆られていた。

冥夜は重傷を負って元の姿に戻り、桑酒(そうしゅ)は毎日丹念に介抱し、海水を取り替え、霊草で傷を癒す。桑酒(そうしゅ)は冥夜の傷が癒えたら自分から立ち去ることを決意する。そうすれば、互いに借りを作ることはないだろうと考えた。桑佑(そうゆう)が妹の様子を見に来た際、桑酒(そうしゅ)は冥夜の姿を悟られないように兄を慌てて連れ出し、妖術を習得したからもう心配しなくていいと伝える。

冥夜は再び人間の姿に戻るが、視力を失っていることに気づく。桑酒(そうしゅ)は正体を隠し、自分は山林の竹精・墨珠だと名乗り、偶然冥夜を助けたと説明する。そして、桑酒(そうしゅ)は現在の神魔の状況を冥夜に伝え、ここでゆっくり休むように促す。その後、桑酒(そうしゅ)は冥夜の目を治し、生活の世話を焼く。冥夜は彼女の正体を知らないが、桑酒(そうしゅ)は2人だけの時間を大切に過ごす。

第15話の感想

第15話は、長月輝伝の中でも特に感動的なエピソードでした。冥夜と初凰(しょおう)の自己犠牲、そして神々の決意は、涙なしには見られません。また、桑酒(そうしゅ)の献身的な看病や、冥夜への想いに胸を打たれました。

特に印象に残ったのは、冥夜が邪骨封印を完瞭させた瞬間です。彼は仲間の仇を討つため、そして三界を守るために、命を懸けて戦いました。彼の勇気と決意は、見る者に大きな感動を与えてくれました。

また、桑酒の冥夜への愛情も感動的でした。彼女は自分の命を顧みずに冥夜を助け、献身的に看病しました。彼女の純粋な愛は、冥夜に生きる希望を与えたことでしょう。

つづく