長月輝伝~愛と救世の輪廻~ 第19話 あらすじ/ネタバレ
葉夕霧(ようせきむ)、景国に帰還
御前侍女の姿で景国に戻ってきた葉夕霧(ようせきむ)は、澹台燼(たんたいじん)の凱旋行列の中で葉清宇(ようせいゆう)と再会を果たす。久々に姉と対面した葉清宇(ようせいゆう)は喜びを隠せず、葉夕霧(ようせきむ)を葉府へと連れ帰った。
葉府では祖母が孫娘の帰りを心待ちにしており、再会の喜びに包まれる。しかし、葉啸(ようこう)将軍は忠誠心と葛藤から病を装い、澹台燼(たんたいじん)の任命を拒否する。さらに、降伏した葉清宇(ようせいゆう)を激しく叱責し、家から追い出してしまう。
失意の葉清宇(ようせいゆう)は酒に溺れるが、翩然(へんぜん)が現れ、優しい言葉と盛国の流民の現状を語り、澹台燼(たんたいじん)の仁政を理解するように諭す。葉清宇(ようせいゆう)は次第に心を落ち著かせ、景国での生活を受け入れる決意をする。
葉夕霧(ようせきむ)、澹台燼(たんたいじん)への感謝と変化
葉夕霧(ようせきむ)は離れ離れになった葉氷裳(ようひょうしょう)を案じ、蕭凛(しょうりん)が彼女を守ってくれることを祈る。また、春桃(しゅんとう)から葉氷裳(ようひょうしょう)が多くの求婚者から注目されていることを知り、疑問を抱く。兄の葉泽宇(ようたくう)は、澹台燼(たんたいじん)が盛王(せいおう)からの報復から葉府を守っていたことを明かす。恩義を感じた葉夕霧(ようせきむ)は、澹台燼(たんたいじん)に感謝の意を伝えるため宮殿へと向かう。
宮殿で葉夕霧(ようせきむ)は、澹台燼(たんたいじん)に家族を守ってもらったことに感謝し、弟と葉府の安寧を約束する。澹台燼(たんたいじん)は謝礼を要求し、葉夕霧(ようせきむ)から突然のキスを受け、喜びを隠せない。葉夕霧(ようせきむ)も、澹台燼(たんたいじん)の喜びによって体内の滅魂珠涙が滅魂钉に変わり始めることに気づく。しかし、澹台燼(たんたいじん)は葉夕霧(ようせきむ)の真意を見抜き、滅魂钉は再び珠涙へと変化する。
葉夕霧(ようせきむ)、澹台燼(たんたいじん)への接近
葉夕霧(ようせきむ)は澹台燼(たんたいじん)との関係を深めるため、話本を読み、灯を流したり琴を弾いたりなど様々な方法を試みるが、効果はなかった。そこで、翩然(へんぜん)に助けを求める。翩然(へんぜん)は、葉夕霧に手料理を作って澹台燼(たんたいじん)に食べさせることを提案する。料理が苦手な葉夕霧だが、澹台燼(たんたいじん)は彼女の怪我を気遣い、料理を口にする。この行動に葉夕霧は大きな励みを得る。
澹台明朗(たんたい めいろう)の野望と澹台燼(たんたいじん)の成長
一方、澹台明朗(たんたい めいろう)は澹台燼(たんたいじん)に対抗するため、妖丹を飲み込み力を増強する。さらに、盛王(せいおう)と符玉(ふぎょく)と手を組み、盛国の民を利用して陰煞軍を作り出す計画を立てる。
澹台燼(たんたいじん)は治国における自身の不足を自覚し、朝の大儒から国策を学ぶことを決意する。当初は一部の大儒から抵抗を受けるが、澹台燼(たんたいじん)の強い意誌によって、国と民に利益をもたらす政策を次々と打ち出し、盛王(せいおう)との対立をさらに深める。
葉夕霧と澹台燼(たんたいじん)、微妙な変化
葉夕霧は、澹台燼(たんたいじん)との関係が進展しないことに焦りを感じ、翩然(へんぜん)のアドバイスに従い、彼から距離を置くことにする。この変化に戸惑った澹台燼(たんたいじん)は、積極的に葉夕霧に近づき、翩然(へんぜん)に恋愛相談をする。翩然(へんぜん)は澹台燼(たんたいじん)に自分の気持ちと向き合い、葉夕霧を積極的に追うように勧める。物語が進むにつれて、二人の関係は微妙な変化を遂げていく。
第19話の感想
第19話は、葉夕霧と澹台燼(たんたいじん)の関係に大きな進展が見られた回でした。葉夕霧は家族との再会を果たし、澹台燼(たんたいじん)への感謝の気持ちを伝え、さらに彼にアプローチを試みます。澹台燼もまた、葉夕霧への想いを自覚し始め、積極的に行動する様子が描かれました。
特に印象的だったのは、葉夕霧が手料理を作って澹台燼に食べさせるシーンです。料理が苦手な葉夕霧が一生懸命作った料理を澹台燼が喜んで食べる様子は、二人の距離が縮まったことを象徴しているように感じました。
つづく