長月輝伝~愛と救世の輪廻~ 第38話 あらすじ/ネタバレ

混沌と危機に満ちた荒淵の中で、妺女(もうじょ)は諦冕(ていべん)を阻止しようと立ち上がる。しかし、彼女の行動は魔神(ましん)の注意を引き、魔力は奪われそうになる。危機一髪、兆悠(ちょうゆう)尊者が現れ、妺女(もうじょ)を救う。

同悲道が開かれ、魔神(ましん)は荒淵の魔力を吸収し、力を増大させる。兆悠(ちょうゆう)は諦冕(ていべん)を攻撃するが、魔神(ましん)に操られていることに気づく。同悲道の恐ろしさを知る兆悠(ちょうゆう)は、破壊を試みるが、諦冕(ていべん)の妨害により重傷を負い、絶体絶命となる。

魔神(ましん)は力を蓄え、姿を消す。同悲道は魔神(ましん)との繋がりを失い、力を弱める。兆悠(ちょうゆう)は弱点を見つけ、黎蘇蘇(りすす)は魔宮の入口を発見する。魔神(ましん)に操られた諦冕(ていべん)と対峙する黎蘇蘇(りすす)は、怒りと悲しみに満ちる。諦冕(ていべん)は娘を傷つける意思はないと説明するが、黎蘇蘇(りすす)は衢玄子(くろげんし)の死を忘れられず、衝突は避けられない。

危機に陥った黎蘇蘇(りすす)を、滄九旻(そうきゅうみん)が救出。斬天剣で諦冕(ていべん)を倒すが、邪骨を吸収し、新たな魔神・澹台燼(たんたいじん)となる。黎蘇蘇(りすす)は信じられない思いで問いかけるが、澹台燼(たんたいじん)は噬魂钉を破壊し、過去の消滅を告げる。

公冶寂(こうやせい)無(こうやじゃくむ)が黎蘇蘇(りすす)を連れ去り、澹台燼(たんたいじん)はもはや信頼できないと警告する。重傷の兆悠(ちょうゆう)は、同悲道の秘密と魔神しか止められない事実を滄九旻(そうきゅうみん)に明かす。魔尸になるのを防ぐため、兆悠(ちょうゆう)は滄九旻(そうきゅうみん)に自分の命を絶つよう懇願し、滄九旻(そうきゅうみん)は師命に従い、魔神となる。

兆悠に救われた妺女(もうじょ)は、魔族の正体が公冶寂(こうやせい)無(こうやじゃくむ)にバレてしまう。彼女は人間界での葉氷裳(ようひょうしょう)と蕭凛(しょうりん)としての過去を打ち明ける。蕭凛(しょうりん)の死を受け入れ、公冶寂(こうやせい)無(こうやじゃくむ)への想いを胸に秘める。

魔神となった澹台燼(たんたいじん)は、同悲道を閉じるため、般若浮生夢のように三魔器を集め、邪骨を抜こうとする。妺女(もうじょ)はそれを目の当たりにしたいと願うが、澹台燼(たんたいじん)は彼女を幸せになるように促す。赤霄宗の岑掌門(しん しょうもん)は屠神弩で仙門を統一しようとするが、妺女(もうじょ)に殺され、屠神弩は澹台燼(たんたいじん)の手に渡る。

澹台燼(たんたいじん)の堕落を信じられない黎蘇蘇(りすす)は、荒淵へ向かう決意をする。公冶寂(こうやせい)無(こうやじゃくむ)の説得にも関わらず、黎蘇蘇(りすす)は意誌を曲げない。屠神弩を手に入れた澹台燼(たんたいじん)は、同悲道を閉じる決意を固め、妖魔を率いて洗髓印を奪う戦いを行い、三魔器を集める。

三魔器が揃い、澹台燼(たんたいじん)は同悲道に前例のない力を得る。彼は自分の選択が三界の運命を左右することを知り、犠牲と苦しみは魔神としての宿命だと受け入れる。

果たして、澹台燼(たんたいじん)は同悲道を閉じることに成功するのか?黎蘇蘇(りすす)は澹台燼(たんたいじん)を救うことができるのか?魔神となった澹台燼(たんたいじん)と三界の運命は?

第38話の感想

第38話は、衝撃的な展開が続く、見応えのあるエピソードでした。特に、魔神となった澹台燼と、黎蘇蘇(りすす)との関係の変化には心を揺さぶられました。

黎蘇蘇(りすす)は、澹台燼が魔神になったことを受け入れられず、荒淵へと向かいます。一方、澹台燼は同悲道を閉じるため、三魔器を集め、邪骨を抜こうとします。

二人は激しく衝突しますが、最終的に黎蘇蘇(りすす)は澹台燼の決意を理解し、彼を支えることを決意します。このシーンは、二人の強い絆を感じさせる感動的なものでした。

また、兆悠尊者の死も大きな衝撃を与えました。彼は最後まで同悲道を閉じるために戦い、弟子である滄九旻(そうきゅうみん)を魔神へと変えてしまいました。彼の犠牲は、決して無駄にはならないでしょう。

つづく