長月輝伝~愛と救世の輪廻~ 第5話 あらすじ/ネタバレ

澹台燼(たんたいじん)は妖物の力を吸収できることに気づき、人生の新たな道を歩み始める決意をする。しかし、そんな彼の前に葉夕霧(ようせきむ)が現れ、計画を中断させてしまう。澹台燼(たんたいじん)は、黎蘇蘇(葉夕霧(ようせきむ)の前世)を實驗台にしようと考えていたが、葉夕霧(ようせきむ)の傷ついた手に刻まれた傷跡を見て、夢の中で見た記憶が蘇る。葉夕霧(ようせきむ)が彼の自殺を阻止しようとしていたのだ。突然の慈悲に心を動かされた澹台燼(たんたいじん)は、当初の計画を放棄する。

葉夕霧(ようせきむ)は澹台燼(たんたいじん)の複雑な表情を見て、まだ自殺を考えていると思い込み、真心と道理で彼を説得しようと決意する。一方、龐宜之(ほうぎし)は蕭凛(しょうりん)の葉氷裳(ようひょうしょう)への想いに気づき、それが公になれば多くの問題を引き起こすことを理解していた。そんな中、葉氷裳(ようひょうしょう)が夢妖の影から目覚め、蕭凛(しょうりん)に自分の気持ちを告白する。蕭凛(しょうりん)も自分の気持ちに正直になり、葉氷裳(ようひょうしょう)に名正言順の身分を与えることを約束する。

澹台燼(たんたいじん)の気分を紛らわせるため、葉夕霧(ようせきむ)は彼を葉氷裳(ようひょうしょう)の見舞いへと誘う。しかし、そこで蕭凛(しょうりん)と鉢合わせしてしまう。蕭凛(しょうりん)は葉夕霧に葉氷裳(ようひょうしょう)への想いを伝え、盛王(せいおう)に結婚を申し込む。同時に、澹台燼(たんたいじん)の身分が敏感であることを指摘し、何かあれば両国の紛争に発展し、葉家や天下の危機に繋がると警告する。葉夕霧は澹台燼(たんたいじん)への恨みを抱きつつも、彼を守ることを約束するが、その様子を誤解した澹台燼(たんたいじん)は、彼女の優しさは家族の利益のためだけだと考える。

葉夕霧は蕭凛(しょうりん)に澹台燼(たんたいじん)への複雑な感情を吐露し、彼を憎む一方で哀れにも思っていると語る。その言葉を聞いた澹台燼(たんたいじん)は、人間の心の冷たさを痛感する。一方、蕭凛は盛王(せいおう)に葉氷裳(ようひょうしょう)への愛を伝え、盛王(せいおう)はすぐに承諾はしなかったものの、最終的には結婚を許可する。しかし、葉氷裳は側妃としての扱いを受け、正妃の座を巡る争いに巻き込まれてしまう。

蕭凛と葉氷裳の結婚式当日、澹台燼(たんたいじん)は復讐の炎に身を包み、妖力を駆使して血鴉を操り、過去の敵である葉夕霧の兄・葉泽宇(ようたくう)や五殿下・蕭涼を襲撃する。危機的状況の中、葉夕霧は符呪を使って葉泽宇(ようたくう)を救い、澹台燼(たんたいじん)を追うために王府へと戻る。混乱の中、葉夕霧は剣を手に血鴉を払い除け、澹台燼を守る。その行動に驚いた澹台燼は、なぜ彼女が自分を必死に守ろうとするのか理解できずに戸惑う。

第5話の感想

第5話は、愛と復讐が複雑に絡み合った展開で、視聴者の心を揺さぶる内容でした。特に、澹台燼と葉夕霧の複雑な関係性と、蕭凛と葉氷裳の切ない恋模様が印象的でした。

澹台燼は、妖物の力を手に入れたことで人生に希望を見出しつつも、過去の傷と復讐心に囚われています。葉夕霧は、澹台燼を憎む一方で彼の苦悩を理解し、救おうとします。二人の関係は、憎しみと愛情が入り混じり、今後の展開が気になります。

蕭凛と葉氷裳の恋模様は、切なくも美しいものでした。蕭凛は葉氷裳への愛を貫き、葉氷裳もまた蕭凛への想いを募らせていきます。しかし、身分の違いや周囲の仮対など、二人の前に立ちはだかる壁は多く、幸せな結末を迎えられるのか不安が残ります。

つづく