あらすじ
第14話は、唐三と小舞が不楽の手下に襲われる場面から始まります。二人は見事反撃し、不楽を追い詰めて武魂変異の解毒剤を要求しますが、聞き入れられません。 小舞は誤って毒に侵され、唐三は仕方なく不楽が提供した手がかりを頼りに、解毒剤を求めて星斗の町へ向かうことになります。
道中、唐三一行は葉知秋の助けを得て、解毒のカギが星斗の森に棲む独孤雁にあることを知ります。一方、胡列娜は唐三と小舞の行動に疑念を抱き、二人を問い詰めますが、何も得られません。
小舞の命を救うため、唐三は葉知秋に従う決意を固めます。 この一連の出来事を通して、唐三の小舞に対する揺るぎない愛情と、魂師の世界における人間と魂獣の対立が浮き彫りになります。
ネタバレ
不楽の手下が小舞を捕まえようとするも、唐三は藍銀草で撃退。手下を追って酒場へ辿り著くと、不楽は唐三を殺し、小舞を自分の部屋へ連れてくるよう命令。しかし、二人はあっさり手下を倒し、不楽を恐れさせる。唐三が馬紅俊を覚醒させた魂師だと分かると、不楽は馬紅俊を更に強くすると提案するが、唐三は興味を示さず、武魂変異の薬を要求。不楽は自分で取れと告げる。
小舞が棚を開けると毒ガスが噴出、小舞は中毒し、余命わずか半月。解毒剤を迫る唐三に、不楽は本部にあると言い、三日後に星斗小鎮で本部の人間に会うよう手紙を渡す。
唐三は小舞を連れて玉小剛と蘭徳に相談、星斗小鎮へ向かうことに。玉小剛は近くの森に危険な魂獣がいることを懸念し、蘭徳は他の生徒も連れて行くことを考えるが、胡列娜が武魂殿に密告するのを恐れ、欧思客の魂力向上を口実に同行させる。生徒たちに胡列娜には内緒にするよう釘を刺し、実は欧思客は既に満魂力であることを明かす。欧思客は渋々ながらも承諾し、その場で実力を見せ、寧栄栄を驚かせる。
胡列娜は唐三たちの計画を知り、不楽に会ったのではないかと疑い、不楽を引き渡せば見返りを与えると持ちかけるが、唐三は拒否。玉小剛、唐三、小舞は星斗小鎮へ。緊張感漂う町で尾行に気づき、玉小剛は七魂環の力を見せつけて撃退。宿に著くと、小舞は玉小剛の七魂環に興味を持つが、玉小剛は欧思客が作った偽物だと説明。
唐三と小舞は人間と魂獣の関係について語り、小舞は追われたら知らないふりをしてほしいと唐三に頼むが、唐三は何があっても守ると誓う。本部の人間が現れず、小舞の容態が悪化する中、唐三は玉小剛に助けを求める。玉小剛は武魂殿に頼ることを提案。その時、生徒たちが魂獣に襲われたと聞き、蘭徳たちではないかと疑い、救援に向かう。
宿に戻る途中、唐三と小舞は何者かに囲まれるが、葉知秋が現れ、二人を助ける。唐三は葉知秋に小舞の解毒を依頼。葉知秋は明日、星斗森林で独孤雁が三魂環に昇格する際、毒ガス入りの瓶を割れば解毒剤が手に入ると告げる。
玉小剛は蘭徳たちと合流し、無事を知って宿に戻る。唐三から葉知秋の要求を聞いた蘭徳は瓶を調べることに。小舞を心配する唐三は危険を承知で葉知秋の指示に従う決意をする。玉小剛は他の生徒の命が危険に晒されることを心配し、葉知秋の弱点を突き止めるべきだと提案。蘭徳は独孤雁の仲間が強力であることを知り、葉知秋の背景を調べることを提案。
玉小剛は生徒たちを星斗の森へ連れて行くことに。欧思客の千年魂獣探しを口実に、森の危険に注意するよう促す。欧思客は仕方なく武魂であるソーセージを披露し、皆を笑わせる。
第14話の感想
第14話は、小舞の中毒という緊迫した状況から始まり、様々な展開を見せるスリリングなエピソードでした。唐三と小舞の絆の強さが改めて描かれ、特に小舞が唐三に「もし自分が追われたら知らないふりをして」と頼むシーンは胸を締め付けられました。唐三の「何があっても守る」という力強い言葉は、二人の深い信頼関係を物語っています。
不楽との対峙では、唐三の冷静さと強さが際立っていました。馬紅俊を強くするという提案にも揺るがず、小舞の解毒を最優先する姿は、真のヒーローと言えるでしょう。
一方、玉小剛の機転と優しさも印象的でした。偽の七魂環で敵を威嚇する場面は、彼の知略の高さを示しています。また、小舞の容態が悪化していく中で、唐三を支え、様々な解決策を提案する姿は、師としての深い愛情を感じさせます。
つづく