あらすじ
第23話は、唐三が沙行獣の子供を返し、砂嵐が静まった後、仲間と合流して宿屋に戻る様子を描いています。モンリーの挑発と悪意に直面した唐三は、無益な殺戮を拒みますが、無辜の人々が犠牲になるのを目の当たりにし、凶神戦隊に立ち向かう決意を固めます。唐三の決意を知った仲間たちは、陰ながら彼を支えることを決めます。一方、唐三も敗北の可能性に備え、鉄釘神弩を作り、皆に配ります。最後は、皆の励ましを受け、唐三は史蘭客七怪と共に闘魂場へ向かい、凶神戦隊に挑戦します。戦略とチームワークを駆使し、凶神戦隊との戦いを開始します。
ネタバレ
唐三は沙行獣の子供を抱き、小舞に守られながら砂嵐の中心へ向かった。ついに母獣を見つけ、子供を返すと、母獣は子供と共に去り、砂嵐は消えた。
合流した欧思客と馬紅俊と共に宿に戻ると、蒙厲は唐三に馬修諾を殺せば試練合格だと告げた。唐三は拒否するが、蒙厲は馬修諾を殺害し、唐三を嘲笑した。
怒りに燃える唐三は、砂漠で幹からびた魂師たちも凶神戦隊の仕業だと悟り、蒙厲も認めた。唐三は凶神戦隊を倒すと誓い、闘魂場での決闘を約束した。その後、蘭徳と玉小剛も到著し、事件を知った。
小舞と共に街を歩く唐三は、凶神戦隊の黒幕が父なのではないかと不安を抱く。小舞は唐昊を信じているが、唐三は父のことを何も知らないと嘆き、天斗城で蒼暉学苑を見つけ、父を説得すると誓った。西思城の民衆は唐三を応援し、彼は感動した。
玉小剛は唐三の決闘が自殺行為だと生徒たちに告げた。戴沐白は唐三の問題だと突き放したが、陰では馬紅俊と朱竹清に唐三を助ける相談を持ちかけた。
唐三は小舞と鍛冶屋に行き、鉄釘を作った。店主は精鉄を無償で提供し、凶神戦隊打倒を願った。唐三は六組の鉄釘神弩を作り、もし自分が敗れたら、天斗城の戴沐白たちに渡すよう小舞に頼んだ。
夜、戴沐白たちは唐三を訪ね、史蘭客七怪全員で凶神戦隊に挑むと宣言した。寧栄栄は葉知秋の情報を集めると約束し、七人は共に闘うことを誓った。蘭徳と玉小剛は陰でそれを聞き、安堵した。唐三は皆に神弩と鉄釘を配った。
翌日、蘭徳と玉小剛は生徒たちを激励した。胡列娜は唐三を止めようとしたが、彼は街を守る決意を曲げなかった。
闘魂場では、蒙厲が西思城を支配すると豪語したが、唐三は無視した。寧栄栄が鉄球を投げ、馬紅俊が鳳凰火線で爆発させ、煙幕の中に唐三が藍銀草を操り、小舞が援護、朱竹清と欧思客が連携攻撃、そして戴沐白と朱竹清が蒙厲に襲い掛かった。激しい戦いが始まった。
第23話の感想
第23話は、唐三の強い正義感と仲間との絆が際立つ感動的なエピソードでした。蒙厲の非道な行いに怒り、街の人々を守るために命を懸けて戦う唐三の姿は、まさにヒーローそのもの。自分一人の力では敵わないと理解しつつも、諦めずに立ち向かう勇気には心を打たれました。
特に印象的だったのは、仲間たちの友情です。当初は他人事のように振る舞っていた戴沐白たちが、陰で唐三を助ける計画を立てていたシーンは胸が熱くなりました。史蘭客七怪全員が心を一つにして、強大な敵に立ち向かう決意を固める場面は、彼らの絆の深さを改めて感じさせます。それぞれの得意技を活かした連携攻撃は、見ていて爽快でした。
一方で、唐三の父親に関する伏線も気になります。凶神戦隊の黒幕が父親ではないかと疑う唐三の不安は、今後の展開に大きく影響しそうです。果たして真相は?そして、唐三は父親と再会できるのでしょうか?
つづく