一夜を共にした陸思誠(ルー・シーチェンi)と童謠(トン・ヤウ)は、小瑞(シャオ・ルイ)の声で目を覚まします。陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)に静かにするように言い、一人で部屋を出ました。

ドアを開けると、チームメイトたちがニヤニヤしながら陸思誠(ルー・シーチェンi)を見て、からかい始めます。陸思誠(ルー・シーチェンi)は軽く言い訳をして皆を追い払いました。部屋の中では、恥ずかしさで布団にくるまっている童謠(トン・ヤウ)。陸思誠(ルー・シーチェンi)は布団をめくり、冗談めかして、でももしかしたら本心だったかもしれない言葉を童謠(トン・ヤウ)に投げかけます。きょとんとする童謠(トン・ヤウ)を見て、陸思誠(ルー・シーチェンi)はベッドに戻り布団をチェックし始めます。見つかるのが怖い童謠(トン・ヤウ)は慌てて止めようとしますが、もつれ合って童謠(トン・ヤウ)が陸思誠(ルー・シーチェンi)の上に倒れこんでしまいます。見つめ合う二人。その時、小胖(シャオパン)が部屋に入ってきて、驚いた様子で何も見なかったかのように出ていきます。気まずくなった童謠(トン・ヤウ)は部屋を後にしました。

別々の場所で、二人は今日の出来事を思い返し、童謠(トン・ヤウ)は思わず笑みをこぼします。翌朝、童謠(トン・ヤウ)はチームメイトたちが配信していることに気づき、自分も配信を始めます。CK基地では、簡陽(ジァン・ヤン)が童謠(トン・ヤウ)の配信を見つけ、嬉しそうに見ています。しかし、隣の陸思誠(ルー・シーチェンi)が茶々を入れ始め、意味深な発言まで飛び出します。見ていた簡陽(ジァン・ヤン)はイライラして配信を閉じますが、好奇心旺盛なCKの他のメンバーに囲まれ、冷たく訓練に行くように言います。それでもメンバーが冗談を言い続けるので、簡陽(ジァン・ヤン)は怒り、メンバーたちは慌てて訓練に向かいました。

陸思誠(ルー・シーチェンi)は配信で昨日のことを釈明しようとしますが、かえって墓穴を掘り、二人が一緒に寝たという噂が広まってしまいます。夜、簡陽(ジァン・ヤン)はZGDX基地へ童謠(トン・ヤウ)に会いに行きます。呼び出された童謠(トン・ヤウ)は急いで外に出ますが、艾佳(アイジャ)に呼び止められ、友達から注意のメッセージ動画を見せられます。簡陽(ジァン・ヤン)は童謠(トン・ヤウ)に抱きつきますが、童謠(トン・ヤウ)はすぐに離れます。簡陽(ジァン・ヤン)は過去の出来事を説明しようとしますが、童謠(トン・ヤウ)は納得しません。そこに陸思誠(ルー・シーチェンi)が現れ、「お金を貸してくれ」と言いながら二人の会話を遮り、簡陽(ジァン・ヤン)に挑発的な言葉を投げかけます。簡陽(ジァン・ヤン)の説得もあり、童謠(トン・ヤウ)は簡陽(ジァン・ヤン)と友達としてやり直すことを決め、ブラックリストから解除し、抱き合って別れます。

車に乗った簡陽(ジァン・ヤン)は、手を振る童謠(トン・ヤウ)を見ながら様々な思い出を振り返り、名残惜しそうに基地へ戻ります。基地に戻った童謠(トン・ヤウ)は、待ち伏せしていた陸思誠(ルー・シーチェンi)に問い詰められます。陸思誠(ルー・シーチェンi)の質問攻めに、童謠(トン・ヤウ)は本当に飴を買いに行ったのか疑いますが、陸思誠は認めず、二人は一緒に基地へ戻ります。

基地で陸岳(ルー・ユエ)に二人で戻ってきた理由を聞かれ、陸思誠は言い訳できず、態度を変えて皆を叱りつけ、その場を去ります。

訓練を終えて部屋に戻った童謠(トン・ヤウ)は、ネットでの噂を目にします。友達からの電話で今日の出来事を話し、電話を切った後、童謠(トン・ヤウ)はネットのコメントを見ながら考え込んでいました。

第12話の感想

第12話は、陸思誠と童謠(トン・ヤウ)の関係性が大きく進展する一方で、周囲を巻き込む騒動も描かれており、ドキドキとハラハラが入り混じる展開でした。一夜を共にした後の二人の気まずいながらも甘い空気、特に布団をめくられるシーンは、見ているこちらが照れてしまうほどでした。陸思誠の冗談めかした言動の中に隠された本心、童謠(トン・ヤウ)の戸惑いながらも嬉しそうな表情が印象的です。

しかし、その甘い雰囲気は、チームメイトたちのからかいや、陸思誠の配信での失言によって一転、大きな騒動へと発展していきます。陸思誠の軽率な行動が、童謠(トン・ヤウ)を窮地に追い込んでしまう様子は、もどかしさを感じさせました。簡陽(ジァン・ヤン)の登場はさらに事態を複雑化させ、童謠(トン・ヤウ)と簡陽(ジァン・ヤン)、そして陸思誠の三人の関係性がより鮮明に描かれました。簡陽(ジァン・ヤン)の真剣な気持ちと、陸思誠の焦り、そして童謠(トン・ヤウ)の揺れる心。それぞれの感情がぶつかり合うシーンは、見ていて胸が締め付けられるようでした。

つづく