童謠(トン・ヤウ)は朝、陸思誠(ルー・シーチェンi)との結婚式の夢を見て目を覚ます。夢の余韻が消えず、寝付けずに相手チームの研究に没頭し、ノートにびっしり書き記していく。
翌日、明神(ミンシェン)と小瑞(シャオ・ルイ)がそのノートを見つけ、童謠(トン・ヤウ)を褒め称える。その後、三人はそれぞれの作業に戻り、童謠(トン・ヤウ)は再びノート作りに集中する。そこへ陸思誠(ルー・シーチェンi)が現れ、口では「暇人」と言いながらも、朝食とスリッパを優しく差し出す。
ZGDXチームは試合会場へ向かうバスに乗り込む。道中、陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)のノートを手に取り、老K(ラオケイ)と共に分析を始める。会場に到著し、試合開始。ZGDXは茨木童子、妖刀姫、大天狗、百目鬼、一目連を選択。KINGは酒吞童子、万年竹、面霊気、白狼、黒童子を選択。明神(ミンシェン)は改めて作戦を確認する。
試合が始まると、待機室の陸岳(ルー・ユエ)たちは固唾を呑んでスクリーンを見守る。試合中、老K(ラオケイ)と童謠(トン・ヤウ)は野良モンスターやミニオンを無視し、草むらに潜む。KINGのグァンが仮野に来たところを奇襲し、不意を突く。グァンは味方の位置報告の遅れを責め、ZGDXメンバーは童謠(トン・ヤウ)のノートを絶賛する。ZGDXは相手のジャングルを完全に掌握し、まるで透視でもしているかのように猛攻を仕掛ける。KINGは圧倒され、ZGDXはあっという間にKINGのクリスタルを破壊する。第二試合もKINGは有効な対策を打ち出せず、ZGDXが完封勝利を収める。
試合後、ZGDXメンバーはKINGメンバーと握手を交わす。グァンは陸思誠(ルー・シーチェンi)に驚きを伝え、試合前の分析を褒めるが、陸思誠(ルー・シーチェンi)は全て童謠(トン・ヤウ)のおかげだと明かす。グァンは童謠(トン・ヤウ)を見直す。
インタビューで、司会者はグァンが試合前に抱いていた疑問について質問する。陸思誠(ルー・シーチェンi)は再び全ての功績を童謠(トン・ヤウ)に帰属する し、ややからかうような口調で話す。童謠(トン・ヤウ)は気分を害し、荷物をまとめて待機室に戻る。待機室では、ZGDXメンバーがネットのコメントについて話している。童謠(トン・ヤウ)はグァンがひどく叩かれているのを見て心を痛め、彼を擁護するコメントを投稿する。その後、童謠(トン・ヤウ)は待機室を後にする。
階段で泣き声を聞いた童謠(トン・ヤウ)は、そこにグァンがいるのを発見する。童謠(トン・ヤウ)はグァンを慰め、グァンは胸の内を吐露する。童謠(トン・ヤウ)は辛抱強く耳を傾け、自身が阿太(アタイ)に敗れた経験を話す。二人は意気投合し、童謠(トン・ヤウ)もかつて自分が批判された日々を思い出す。グァンを慰めた後、二人は一緒に通路を出ていく。
外に出た童謠(トン・ヤウ)は陸思誠(ルー・シーチェンi)と遭遇する。陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)が電話に出ず、グァンと一緒にいることに腹を立て、彼女を責め立てる。童謠(トン・ヤウ)は何も言えず、ただ目で返す。車に戻った童謠(トン・ヤウ)は、突然阿太(アタイ)への挑戦を宣言する。皆は驚くが、陸思誠(ルー・シーチェンi)は意外にも賛成する。メンバーは童謠(トン・ヤウ)を応援し、陸思誠(ルー・シーチェンi)は優しく微笑む。
第13話の感想
第13話は、童謠(トン・ヤウ)の成長とチームの結束力が際立つエピソードでした。試合前の綿密な分析、そして試合中の連携プレーは、まさに「チームワークの勝利」と言えるでしょう。特に、童謠(トン・ヤウ)が作成した対戦相手の分析ノートは、ZGDXの勝利に大きく貢献しました。彼女の努力と洞察力は、チームメイトからの信頼を勝ち取り、チーム全体の士気を高める結果となりました。
陸思誠(ルー・シーチェンi)がインタビューで童謠(トン・ヤウ)の功績を公に認めたシーンは、二人の関係性の変化を示唆する重要な場面でした。しかし、冗談めかした彼の発言に童謠(トン・ヤウ)が不機嫌になる様子からは、まだ微妙な距離感があることが伺えます。この二人の関係が今後どのように発展していくのか、今後の展開が楽しみです。
一方、敗北したKINGのグァンにスポットが当てられたのも印象的でした。試合後の彼の涙、そして童謠(トン・ヤウ)との交流は、eスポーツ選手が抱えるプレッシャーや葛藤を浮き彫りにしています。童謠(トン・ヤウ)が自身の経験を語り、グァンを励ますシーンは、彼女の優しさと強さを改めて感じさせました。
つづく