ZGDXチームは試合前の準備中。童謠(トン・ヤウ)も軽いウォーミングアップをしながらチームメイトと談笑していた。陸思誠(ルー・シーチェンi)が試合開始時刻が迫っていることを告げると、童謠(トン・ヤウ)は慌てて自分の席に戻るが、緊張のあまりマウスが見つからない。陸思誠(ルー・シーチェンi)は優しく童謠(トン・ヤウ)の手を取り、マウスを探して彼女を落ち著かせた。
試合が始まり、童謠(トン・ヤウ)は以前相手に大敗を喫したキャラを選択。しかし、緊張からかミスを連発し、臆病なプレイが目立つ。それを見た陸思誠(ルー・シーチェンi)は、あえて厳しい言葉で童謠(トン・ヤウ)の闘誌に火をつけようとする。チームメイトも童謠(トン・ヤウ)をサポートするが、状況は好転せず、次々と倒されていく。集団戦で老K(ラオケイ)と老猫(ラオ・マオ)が援護に入るも、童謠(トン・ヤウ)はまたしても後退してしまう。しかし、その時、陸思誠(ルー・シーチェンi)の言葉が響いたのか、童謠(トン・ヤウ)は仮撃を開始。最後は阿太(アタイ)との一騎打ちで、精神的な壁を乗り越え、敵基地を破壊し勝利を掴んだ。チームメイトは歓喜し、童謠(トン・ヤウ)は目に涙を浮かべながら、まだ指が攻撃の動作を繰り返していた。試合後、チームは祝勝会を開くことに。
次の試合会場へ向かうバスの中で、童謠(トン・ヤウ)は試合の動画を見ながら小瑞(シャオ・ルイ)と話し合っていた。陸思誠(ルー・シーチェンi)が突然童謠(トン・ヤウ)のスマホを取り上げ、動画のセリフは事前に用意されたものだと指摘するが、小瑞(シャオ・ルイ)に嘘だとバレてしまう。その時、急ブレーキで童謠(トン・ヤウ)が倒れそうになるのを、陸思誠(ルー・シーチェンi)がとっさに支えた。その場面に車内は驚き、陸岳(ルー・ユエ)は写真を撮り、母親に報告する。
バーベキュー会場に到著後、陸思誠の母親から何度も電話がかかってきて、お見合いの話が持ち上がる。それを聞いた童謠(トン・ヤウ)は複雑な気持ちになり、トイレへ。陸思誠が電話に出る間、童謠(トン・ヤウ)は一人で焼き肉を始める。陸岳(ルー・ユエ)が陸思誠を助けようとするも、母親の勢いに押されてしまう。相手が好条件だと聞き、童謠(トン・ヤウ)の心はさらに沈んでいく。
祝勝会後、ZGDXメンバーは次の試合に向けて真剣に練習試合を重ねる。陸思誠が出かけるため鍵を探しに階下へ降りると、童謠(トン・ヤウ)が声をかける。陸思誠は丁寧に答え、スリッパを差し出す。
陸思誠は蘇落(スー・ルオ)を送るために外出。蘇落(スー・ルオ)は陸思誠の容姿に惹かれ、トイレで化粧直しをする。陸思誠は童謠(トン・ヤウ)からのメッセージを受け取り、短い会話を交わす。陸思誠は童謠(トン・ヤウ)の好きな食べ物を買って帰る。出発時、突然雨が降り出し、陸思誠は急いで車へ向かう。車内で、陸思誠は蘇落(スー・ルオ)への好意をはっきりと否定し、蘇落(スー・ルオ)は落胆する。
基地に戻ると、童謠(トン・ヤウ)は陸思誠の帰りを待っていたが、なかなか帰ってこないので落ち著かない。陸岳(ルー・ユエ)にからかわれ、イライラした童謠(トン・ヤウ)は陸岳(ルー・ユエ)の誘いを断り、部屋に戻る。
第14話の感想
第14話は、童謠(トン・ヤウ)の成長と陸思誠との関係性の変化が中心に描かれた、見応えのあるエピソードでした。特に印象的だったのは、試合中の童謠(トン・ヤウ)の葛藤と、それを乗り越えて勝利を掴むまでの過程です。プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、陸思誠の言葉に後押しされ、最後は自分の力で勝利を勝ち取った童謠(トン・ヤウ)の姿は、まさにヒロインの成長物語といった感じで、見ていて感動しました。
また、陸思誠の童謠(トン・ヤウ)への接し方も、以前とは少し変わってきたように感じます。試合中の厳しい言葉も、彼女の闘誌を奮い立たせるための愛のムチであり、バスでのハプニングやスリッパを渡すシーンなどからも、彼のさりげない優しさが伝わってきました。一方で、蘇落(スー・ルオ)とのシーンでは、はっきりと好意を否定するなど、自分の気持ちに正直な姿を見せていました。
つづく