試合開始。ホテルで中継を見ていた艾佳(アイジャ)は一人で喜びに浸っていたが、事情を知らない陳今陽(チェン・ジンヤン)は不思議そうに尋ねる。艾佳(アイジャ)の説明を聞いた陳今陽(チェン・ジンヤン)は眉をひそめ、真剣に観戦し始めた。
ZGDXはあっさり一勝。その時、蘇落(スー・ルオ)が花束を持ってステージに上がろうとする。それを見た童謠(トン・ヤウ)は陸思誠(ルー・シーチェンi)の袖を引っ張り、蘇落(スー・ルオ)に一泡吹かせる妄想を繰り広げる。しかし現実は甘くない。陸思誠(ルー・シーチェンi)に気づかれ、冷たい声で問いただされた童謠(トン・ヤウ)は、慌てて休息室へ逃げ帰った。程なくして、陸思誠(ルー・シーチェンi)が巨大な花束を抱えて戻ってきた。チームメイトたちは驚き、陸岳(ルー・ユエ)は面白がって噂を広め始める。皆で童謠(トン・ヤウ)をからかい、歌まで歌い出す始末。老猫(ラオ・マオ)までもが童謠(トン・ヤウ)をネタに冗談を飛ばす。さらに昆がナッツを差し入れに来たことで、陸思誠(ルー・シーチェンi)の顔色は明らかに曇る。チームメイトたちは今度は陸思誠(ルー・シーチェンi)をからかい始め、怒った陸思誠(ルー・シーチェンi)は席を立った。
翌日、勝利したZGDXがステージを降りる際、小胖(シャオパン)が童謠(トン・ヤウ)のヒールを踏んでしまう。童謠(トン・ヤウ)が転倒しそうになった瞬間、陸思誠(ルー・シーチェンi)が振り返り、彼女を姫抱きした。観客は大興奮。二人の親密な様子を見て、蘇落(スー・ルオ)は怒って立ち去り、昆も驚きと落胆の表情を浮かべる。陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)を抱きかかえたまま、インタビュー会場まで連れて行った。これはまさに公開イチャイチャ。インタビューを受けた童謠(トン・ヤウ)はこれまでの道のりを振り返る。インタビュー後、会場を去ろうとした童謠(トン・ヤウ)は、ある配信者が蘇落(スー・ルオ)と陸思誠(ルー・シーチェンi)の関係について視聴者に解説しているのを目にする。
勝利を祝して、ZGDXのメンバーは靴屋へ。陸思誠(ルー・シーチェンi)は気前よく、皆にサイズを聞かせる。店員たちは陸思誠(ルー・シーチェンi)のイケメンぶりに魅瞭され、写真を眺めながら褒めちぎる。それを聞いた童謠(トン・ヤウ)は内心嬉しそう。店を出た一行は、偶然蘇落(スー・ルオ)に遭遇する。蘇落(スー・ルオ)は熱心に陸思誠(ルー・シーチェンi)を食事に誘うが、冷たく断られる。一行は蘇落(スー・ルオ)を通り過ぎて歩き続ける。蘇落(スー・ルオ)が追いかけようとした時、陸岳(ルー・ユエ)が彼女の腕を掴み、警告した後、微信を削除した。
基地に戻り、陸思誠は配信で視聴者の質問に簡潔に答えていく。理想のタイプについての質問を受け、突然童謠(トン・ヤウ)とソロ対戦をすると言い出す。チームメイトだけでなく、視聴者も大盛り上がり。二人は夕食を賭け、戦士タイプのヒーローを選択。試合は白熱するが、やはり経験豊富な陸思誠が童謠(トン・ヤウ)を倒し、ファーストブラッドを獲得。しかしその後、陸思誠はわざと手を抜き始め、童謠(トン・ヤウ)も陸思誠を倒し、2対2の同点に。試合は最終局面へ。チームメイトたちは童謠(トン・ヤウ)を応援。そして陸思誠の意図的な手抜きにより、童謠(トン・ヤウ)が勝利する。皆が勝利を祝う中、負けた陸思誠は作戦成功といった表情を見せる。その時、蘇落(スー・ルオ)から電話がかかってきて、最後に会いたいと言われる。浮かれていた童謠(トン・ヤウ)は急にしょんぼりとして席に戻る。そして、不満そうに陸思誠に仮対の意を伝える。童謠(トン・ヤウ)の悲しそうな様子を見て、陸思誠の心は揺れ動く。
第16話の感想
第16話は、陸思誠と童謠(トン・ヤウ)の関係性が大きく進展する一方で、蘇落(スー・ルオ)の存在が二人の間に影を落とす、甘酸っぱくも切ないエピソードでした。
試合後の姫抱きシーンは、まさに胸キュン!童謠(トン・ヤウ)が転びそうになった瞬間、とっさに抱き上げる陸思誠の行動は、まさに王子様!観客だけでなく、視聴者も大興奮だったことでしょう。インタビュー会場まで抱きかかえたままという大胆な行動は、陸思誠の童謠(トン・ヤウ)への想いの強さを物語っています。しかし、この甘いシーンの裏で、蘇落(スー・ルオ)の切ない表情が映し出されるのが、なんとも残酷です。昆の落胆した様子も、今後の展開を闇示しているようで気になります。
陸思誠のチームメイトたちの、二人の関係を茶化しつつも温かく見守る様子も微笑ましいです。特に陸岳(ルー・ユエ)の、蘇落(スー・ルオ)への毅然とした態度は、男らしくてかっこよかった!蘇落への警告と微信の削除は、童謠(トン・ヤウ)を守るための行動であり、真の友情を感じさせます。
そして、陸思誠と童謠(トン・ヤウ)のソロ対戦。勝負を賭けた真剣な戦いの中にも、陸思誠の童謠(トン・ヤウ)への愛情が垣間見えます。わざと負けてあげることで、童謠(トン・ヤウ)を喜ばせようとする優しさは、まさにツンデレ!しかし、その直後に蘇落から電話がかかってくるという展開は、見ているこちらがハラハラしてしまいます。童謠の不安そうな表情が、今後の波乱を予感させます。
つづく