童謠(トン・ヤウ)は親友の陳今陽(チェン・ジンヤン)に電話し、陸思誠(ルー・シーチェンi)と付き合うことになったと嬉しそうに報告する。今陽は大興奮し、二人は話が尽きない。
電話を終えた童謠(トン・ヤウ)は、階下でソファで眠っている陸思誠(ルー・シーチェンi)を見つける。彼女は彼を起こし、お見合いの件について尋ねる。陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)の声で目を覚まし、少し話した後、童謠(トン・ヤウ)は彼が自分のために待っていたことに気づく。その時、チームマネージャーの小瑞(シャオ・ルイ)が現れ、二人の会話は中断される。童謠(トン・ヤウ)はその隙にその場を離れる。
小瑞(シャオ・ルイ)が去った後、陸思誠(ルー・シーチェンi)は約束のため出かけようとする。基地を出たところで、教皇たちに会い、今日のソロの試合で負けたことをからかわれる。陸思誠(ルー・シーチェンi)は強がって仮論するが、結局何も言えなくなり、足早に立ち去る。陸思誠(ルー・シーチェンi)は蘇落(スー・ルオ)と会い、冷たく自分の気持ちを伝えて去る。蘇落(スー・ルオ)が引き止めようとするも、彼の決意は変わらない。
基地に戻ると、ZGDXのメンバーは陸思誠(ルー・シーチェンi)の帰りを待っていた。なかなか帰ってこない彼に、皆少し不満げだ。それを見た童謠(トン・ヤウ)は、陸思誠(ルー・シーチェンi)を探しに出かける。基地の外で彼を見つけ、二人は再会する。陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)をザリガニ屋に誘う。店で会計をする際、店員が童謠(トン・ヤウ)の陸思誠(ルー・シーチェンi)を見る目に触れ、陸思誠(ルー・シーチェンi)は内心喜ぶ。手の怪我のため、陸思誠(ルー・シーチェンi)は店の前で少し立ち止まり、童謠(トン・ヤウ)は自らザリガニを受け取り、車の方へ急ぐ。陸思誠はその後ろ姿を見て、気分が良くなる。童謠(トン・ヤウ)に呼ばれ、彼は歩調を速めて追いつき、童謠(トン・ヤウ)の頭を撫でる。童謠(トン・ヤウ)は少し驚く。
基地に戻る途中、童謠(トン・ヤウ)はソロの試合について陸思誠に尋ね、「少女心がない」と言われたことを少し気にしている様子。陸思誠は慌てて言い直し、もう一度優しく頭を撫でる。今度は童謠(トン・ヤウ)は微笑む。童謠(トン・ヤウ)は何か言いたげだが、言葉が出ない。陸思誠は彼女の緊張に気づき、音楽をかけてリラックスさせる。
基地に戻り、二人はザリガニをメンバーに配る。皆でザリガニを食べていると、小胖(シャオパン)がライブ配信を始める。童謠(トン・ヤウ)は陸思誠が箸をつけていないことに気づき、彼にザリガニを渡す。陸思誠はそれを直接口で受け取り、メンバーはからかい始める。小瑞(シャオ・ルイ)が陸思誠に用事があり、二人のやり取りは中断される。
短い話し合いの後、陸思誠は漫画イベントへの参加に同意する。翌日、ZGDX一行はイベント会場へ向かい、小瑞(シャオ・ルイ)が朝食を用意する。朝食を楽しんでいると、ファンがサインを求めて殺到し、陸思誠と童謠(トン・ヤウ)は断りづらい。しかし、一人のファンが何度もサインを求め、童謠(トン・ヤウ)は小瑞(シャオ・ルイ)に報告する。小瑞(シャオ・ルイ)はそのファンを追い出す。追い出されたファンはネットで童謠(トン・ヤウ)を「偉そう」だと非難し、童謠(トン・ヤウ)への批判がネット上で広がる。同時に、メンバーはイベントのスケジュールに不備を見つけ、担当者に抗議する。担当者は説明を拒否し、皮肉を言うため、両者は口論になる。興奮した童謠(トン・ヤウ)も加わり、担当者と小競り合いになる。陸思誠が間に入り、事態の悪化を防ぐ。
この騒動で、童謠(トン・ヤウ)は仮省のため一人更衣室に残される。彼女は委屈を感じ、一人で泣いている。その時、陸思誠はこっそりチームメイトの試合の様子を録画する。一方、例の担当者はライブ配信で事実を誇張し、童謠(トン・ヤウ)への攻撃は激化する。最終的に、童謠(トン・ヤウ)は取締役会に呼び出される。驚くことに、王会長は陸思誠の母親だった。王会長は部屋に入るなり小瑞(シャオ・ルイ)を叱責する。陸思誠はそれを知り、駆けつける。母子の再会は穏やかではないが、周囲の仲裁もあり、童謠(トン・ヤウ)は1試合の出場停止処分となる。その後、陸思誠は母親と話し合うため残る。
第17話の感想
第17話は、童謠(トン・ヤウ)と陸思誠の関係が進展する甘いシーンと、イベント会場でのトラブルによる波乱が描かれた、感情の起伏が激しいエピソードでした。
冒頭、付き合い始めたばかりの二人の初々しい様子が微笑ましく、特にザリガニ屋でのシーンは印象的です。店員の何気ない一言で嬉しそうな陸思誠、そして彼にザリガニを渡す童謠(トン・ヤウ)。言葉は少ないながらも、二人の間の温かい空気が伝わってきました。陸思誠の不器用ながらも優しい「頭ぽんぽん」もときめきます。
しかし、甘い雰囲気はイベント会場でのトラブルによって一変します。サインを求めるファンの対応や、イベントの不備に対する抗議など、ZGDXを取り巻く環境の厳しさが浮き彫りになりました。童謠(トン・ヤウ)は不当な非難を受け、一人で更衣室で泣くシーンは見ていて辛かったです。責任感の強い彼女だからこそ、抱え込んでしまったのでしょう。
そして、陸思誠の母親が王会長であるという衝撃の事実が明らかになります。この展開は今後の物語に大きな影響を与えそうです。母親との確執、童謠(トン・ヤウ)への処分、様々な問題が山積する中で、陸思誠はどのようにチームを、そして童謠(トン・ヤウ)を守っていくのでしょうか。
つづく