YQCBの試合が始まり、会場は「教皇」コールで沸き返った。序盤から激しい集団戦が勃発し、艾佳(アイジャ)の超絶プレイで形勢逆転。しかし、観客席の陳今陽(チェン・ジンヤン)は彼女の額のたんこぶが気になって仕方がない。教皇の加入で勢いに乗るYQCBは、順調に勝利を収めた。
一方、陳今陽(チェン・ジンヤン)は後ろの女性ファンに絡まれるも、彼女が試合に集中できるよう我慢していた。ZGDXの控え室では、メンバーがYQCBの戦術を分析中。試合が進むにつれ、YQCBは戦略変更の影響で連敗。艾佳(アイジャ)も新しい戦術に馴染めずミスが目立ち、あっけなく敗北。すると、女性ファンは艾佳(アイジャ)の敗北を陳今陽(チェン・ジンヤン)のせいにし、八つ当たり。これに艾佳(アイジャ)は激怒し、観客席に降りてファンを叱責、陳今陽(チェン・ジンヤン)を抱きかかえて退場した。控え室に戻ると、艾佳(アイジャ)は凛とした雰囲気に。彼女の行動に感動した陳今陽(チェン・ジンヤン)と、二人は素直な気持ちを伝え合い、抱擁、そしてキスを交わした。
この場面を目撃した童謠(トン・ヤウ)は、静かにドアを閉めた。振り返ると陸思誠(ルー・シーチェンi)が。何も言わずとも彼女の気持ちを察した陸思誠(ルー・シーチェンi)は、童謠(トン・ヤウ)を優しく抱きしめ、二人だけの静かな時間を過ごした。その頃、YQCBは艾佳(アイジャ)不在ながらも実力で勝利をもぎ取った。
続いてZGDXの試合。メンバーは話し合いの結果、4保1戦術を継続することに。ZGDXが選んだヒーローに、解説者は驚きを隠せない。試合開始後、ZGDXは苦戦を強いられ、敵チームにつけ込まれる。しかし、童謠(トン・ヤウ)の個人技で仮撃し、劣勢を挽回。それでもZGDXに残された時間は少なく、勝利は遠い。ところが、優勢の末日獣人チームがドラゴンを狙い始めた。ZGDXは、ひたすらレベル上げに集中するキャプテン陸思誠(ルー・シーチェンi)の到著を待つ。末日獣人がドラゴンを倒す寸前、レベル18に達した陸思誠(ルー・シーチェンi)の指示でZGDXが一斉攻撃を開始。激しい集団戦が展開される。レベル18の白狼はまさに猛獣と化し、末日獣人はなす術もなく、ZGDXは一気に勝利を掴んだ。ZGDXは再び伝説を刻み、観客チームのプライドを守り抜いた。
試合後のインタビューで、陸思誠(ルー・シーチェンi)は教皇を痛烈に皮肉り、教皇は陸思誠(ルー・シーチェンi)を冷ややかに睨みつけた。記者たちは選手のプライベートに質問を集中させ、度を越えた質問にも陸思誠(ルー・シーチェンi)は冷たく、容赦なく返答。彼の興奮が高まるのを見て、童謠(トン・ヤウ)はそっと彼をつねった。陸思誠(ルー・シーチェンi)は合図を受け取り、発言の矛先を特定のプロプレイヤーに向けた。その後、小胖(シャオパン)が話題を簡陽(ジァン・ヤン)に向ける。記者からの質問に対し、陸思誠(ルー・シーチェンi)は既に好きな人がいると正直に答え、会場は笑いに包まれた。
インタビュー後、陸思誠(ルー・シーチェンi)は童謠(トン・ヤウ)の手を取り、ZGDXの5人はステージ上で観客に一礼。童謠(トン・ヤウ)と陸思誠(ルー・シーチェンi)は何かを囁き合い、何らかの約束を交わした様子で、その後は口を閉ざした。童謠(トン・ヤウ)はただ静かに、陸思誠(ルー・シーチェンi)の完璧な横顔を見つめていた。
第22話の感想
第22話は、競技シーンの迫力と登場人物たちの感情の揺れ動きが巧みに交差する、見応えのあるエピソードでした。特に、艾佳(アイジャ)と陳今陽(チェン・ジンヤン)カップルのシーンは印象的です。ファンの心無い言葉に傷つく陳今陽(チェン・ジンヤン)を、艾佳(アイジャ)が毅然とした態度で守る姿は、彼女の魅力を改めて感じさせました。控え室での二人の静かな抱擁とキスは、互いへの深い愛情と信頼を感じさせ、見ているこちらも温かい気持ちになりました。
一方、ZGDXの試合は、陸思誠の圧倒的な存在感と、チームの連携プレーが見事に噛み合った、手に汗握る展開でした。レベル18までじっくりと力を蓄え、ここぞというタイミングで一気に勝負を決める陸思誠の戦略眼と、それに完璧に応えるチームメイトたちの動きは、まさに圧巻。ZGDXの勝利は、個々の能力の高さだけでなく、チームとしての成熟度を示すものでもあったと言えるでしょう。
また、試合後のインタビューシーンも興味深いものでした。記者の挑発的な質問に対し、冷静さを保ちながらも鋭い言葉を返す陸思誠。そして、彼の感情の高ぶりを察知し、さりげなく製止する童謠(トン・ヤウ)。二人の息の合ったやり取りからは、言葉を超えた深い絆が感じられました。
つづく