試合に敗北後、ZGDXのメンバーは仮省会を開いた。明神(ミンシェン)はチームの問題点を指摘し、陸思誠(ルー・シーチェンi)も前回の試合での戦略変更の理由を説明した。しかし、重い空気が漂う中、老猫(ラオ・マオ)は機を叩きつけ、怒って部屋を出て行ってしまった。
第二試合。ZGDXは意外な四保一戦略を採用。試合序盤は互いに牽製し合う展開だったが、10分過ぎに下路で最初の集団戦が発生。ZGDXが全員で攻め込んだものの、YQCBは素早く撤退し、ZGDXは決定打を与えられなかった。その後、YQCBが大蛇を狙うと、老猫(ラオ・マオ)は分推を提案するも、陸思誠(ルー・シーチェンi)は強引に大蛇を奪取しようと決断。童謠(トン・ヤウ)は素早く参戦し艾佳(アイジャ)を倒す活躍を見せるが、老猫(ラオ・マオ)、老K(ラオケイ)も戦闘に加わり次々と倒されてしまう。陸思誠(ルー・シーチェンi)も奮闘するが、形勢逆転には至らず、ZGDXは壊滅。YQCBに水晶を破壊され敗北を喫した。試合後、教皇は童謠(トン・ヤウ)に陸思誠(ルー・シーチェンi)の手の怪我の再発を伝え、彼のケアを頼んだ。
敗北のショックを引きずり、ZGDXのメンバーは帰りのバスで沈黙していた。基地に戻っても重苦しい雰囲気は変わらず、小瑞(シャオ・ルイ)の励ましも効果がない。老猫(ラオ・マオ)は陸思誠(ルー・シーチェンi)に不満をぶつけるが、陸思誠(ルー・シーチェンi)は何も言わない。童謠(トン・ヤウ)が陸思誠(ルー・シーチェンi)の手の怪我を明かし、小瑞(シャオ・ルイ)も事情を説明するが、老猫(ラオ・マオ)の怒りは収まらず、陸思誠(ルー・シーチェンi)を「仲間を信じていない」と責めてその場を去った。小胖(シャオパン)たちは老猫(ラオ・マオ)を追いかけ、なんとか彼の気持ちを落ち著かせた。
小瑞(シャオ・ルイ)は明神(ミンシェン)にチームの現状を相談し、自分の判断に迷いを抱く。明神(ミンシェン)は別の見解を示した。童謠(トン・ヤウ)は陸思誠(ルー・シーチェンi)に薬を届けようとするが、彼はドアを開けてくれない。童謠(トン・ヤウ)は彼の部屋の前で待つことにした。他のメンバーは気分転換にネットカフェへ。楽しそうな仲間たちを見ながら、複雑な気持ちになる。小瑞(シャオ・ルイ)は一人でバーに行き、酒に溺れた。
夜遅く、童謠(トン・ヤウ)は陸思誠(ルー・シーチェンi)を説得し続け、陸思誠(ルー・シーチェンi)の心も少しずつ揺らぎ始める。バーで小瑞(シャオ・ルイ)は自分の気持ちを吐露し、最後は泣き崩れてしまう。童謠(トン・ヤウ)の粘り強い説得に心を動かされた陸思誠(ルー・シーチェンi)は、ついにドアを開け、彼女を抱きしめた。翌日、陸思誠と童謠(トン・ヤウ)は基地でメンバーを待っていた。童謠(トン・ヤウ)は陸思誠を支え続ける。午後2時、メンバーが揃い、陸思誠は皆に謝罪。チームの亀裂は徐々に修復されていく。強がる老猫(ラオ・マオ)も最後は感情を抑えきれず、陸思誠と抱き合って泣いた。ZGDXの雰囲気は元に戻った。
ようやくチームが一つになった時、陸思誠は警察署からの電話を受け、童謠(トン・ヤウ)と共に林陌(リン・モー)一家とのトラブル解決に向かう。林陌(リン・モー)と両親からの謝罪を受けるも、陸思誠は簡単に許さない。林陌(リン・モー)の両親の態度は豹変し、警察官も彼らに苛立ちを見せる。林陌(リン・モー)は罰を受けることになった。こうしてZGDXはチーム内の問題だけでなく、外部とのトラブルも解決し、次の試合に向けて準備を整えたのだった。
第28話の感想
第28話は、ZGDXにとって試練と成長の回でした。試合での敗北、陸思誠の手の怪我の再発、そしてチーム内の不和など、様々な困難がZGDXに降りかかりました。特に、老猫(ラオ・マオ)の怒りや小瑞(シャオ・ルイ)の苦悩は、チームの深刻な状況を浮き彫りにしました。
陸思誠は、手の怪我を抱えながらもチームを勝利に導こうと奮闘しますが、それが裏目に出てしまい、チームメイトとの間に溝を作ってしまいます。彼の沈黙は、責任感と苦悩の裏返しであり、見ているこちらも胸が締め付けられました。
しかし、童謠(トン・ヤウ)の献身的なサポート、そして小胖(シャオパン)たちの仲裁により、チームは徐々に一つになっていきます。陸思誠がついに心を開き、童謠(トン・ヤウ)を抱きしめるシーンは、とても感動的でした。そして、メンバー全員が揃い、陸思誠が謝罪するシーンでは、チームの絆の強さを感じることができました。
特に、老猫(ラオ・マオ)と陸思誠が抱き合って泣くシーンは、二人の友情の深さを改めて実感させられました。試合に負けた悔しさ、陸思誠への苛立ち、そして心配…様々な感情が入り混じった老猫(ラオ・マオ)の涙は、見ているこちらももらい泣きしてしまいそうになりました。
林陌(リン・モー)一家とのトラブルも、ZGDXの成長を促す重要な出来事でした。陸思誠は、冷静に状況を判断し、適切な対応をとることで、チームを守りました。
つづく