ZGDXは他のチームと共に順調に決勝戦へと駒を進めました。試合後、基地に戻った童謠(トン・ヤウ)は、オーナーのケチっぷりを愚痴り、陸思誠(ルー・シーチェンi)から飴を貰って宥められます。基地では皆で和気藹々(わきあいあい)と過ごし、陸思誠(ルー・シーチェンi)の提案で外食へ。そこで降格が決まったDQ.FIVEのメンバーと遭遇。DQのメンバーは既に泥酔状態。ZGDXがヒソヒソ話していると、霊猫(れいびょう)が小瑞(シャオ・ルイ)に絡みながら、選手同士の共感や心情を吐露。DQのメンバーを見送った後、ZGDXは互いに励まし合い、温かい食事会となりました。

基地に戻った霊猫(れいびょう)は名残惜しそうに基地を後にし、SNSに投稿。多くのファンから応援や激励のメッセージが届きます。決勝戦会場近くのホテルで過ごすZGDX。談笑中、陳今陽(チェン・ジンヤン)から童謠(トン・ヤウ)へ誕生日祝いの電話が。母親からの伝言に童謠(トン・ヤウ)は顔を赤らめます。その間、小胖(シャオパン)は一人で料理をたいらげ、その後、腹痛で入院。医師の処置で回復した小胖(シャオパン)は、お菓子をねだり、陸思誠(ルー・シーチェンi)は仕方なく買い出しへ。そこで童謠(トン・ヤウ)の誕生日だと気づき、プレゼントの準備を始めます。

病室で窓辺に立ち、願い事をしていた童謠(トン・ヤウ)。そこにZGDXのメンバーがケーキと共に登場。陸思誠(ルー・シーチェンi)は赤いバラの花束を手に現れ、童謠(トン・ヤウ)は喜びでいっぱいに。サプライズに感動した童謠(トン・ヤウ)は陸思誠(ルー・シーチェンi)にキス。チームメイトに促され、目を閉じて願い事をすると、陸思誠(ルー・シーチェンi)からネックレスをプレゼントされ、来年の結婚を約束されます。二人の様子に、チームメイトからは冷やかしの声。小瑞(シャオ・ルイ)からはお守りが贈られました。皆で励まし合い、優勝への決意を新たにします。

一方、YQCBはZGDX対策を練っていましたが、教皇が大量のぬいぐるみを抱え、無言で入室。異変に気づいた涼熊(りょうゆう)は教皇を励まし、二人は言葉を交わします。プレッシャーから焦っていた教皇は、チームメイトの優しさに触れ、心境を打ち明け、チームは真の結束を深めました。

病院の廊下で、陸思誠は童謠(トン・ヤウ)に誕生日プレゼントのネックレスをプレゼントし、願い事を尋ねますが、童謠(トン・ヤウ)は秘密にします。陸思誠はそんな童謠(トン・ヤウ)を優しく抱きしめました。決勝戦直前、選手入場通路で、陸思誠は緊張する童謠(トン・ヤウ)を優しく励まします。選手紹介と共に両チームが登場。会場は熱気に包まれ、ファンの声援が響き渡ります。

第30話の感想

第30話は、ZGDXの決勝戦進出を祝う喜びと、チームメンバー間の絆、そして陸思誠と童謠(トン・ヤウ)のロマンスが描かれた心温まるエピソードでした。試合後の和やかな雰囲気、DQ.FIVEとの偶然の出会い、そして小胖(シャオパン)の入院騒動など、様々な出来事が起こりますが、それらは全てZGDXの結束をより強固にするためのスパイスとなっています。

特に印象的だったのは、陸思誠が童謠(トン・ヤウ)の誕生日をサプライズで祝うシーンです。買い出しに行った先で偶然誕生日だと気づき、慌ててプレゼントを用意する陸思誠の姿は、不器用ながらも童謠(トン・ヤウ)への深い愛情が感じられ、見ているこちらも思わず笑顔になってしまいました。童謠(トン・ヤウ)へのネックレスのプレゼントと来年の結婚の約束は、二人の関係性がさらに深まったことを象徴する感動的な場面でした。

また、ライバルチームであるYQCBの描写も興味深い点でした。教皇の葛藤やチームメイトとの交流を通して、彼らもまたZGDXと同じように、勝利を目指して努力し、チームとして成長していく姿が描かれています。決勝戦を前に、両チームの対照的な様子が描かれることで、今後の展開への期待感が高まります。

つづく