いよいよ世界大会出場をかけた決勝戦。童謠(トン・ヤウ)の両親はテレビの前で、CKメンバーはパソコンの前で固唾を飲んで見守る。ZGDXはBP段階ではリラックスムードだったが、明神(ミンシェン)に喝を入れられる。
試合開始。序盤、小胖(シャオパン)が仕掛けた揺さぶりは教皇に見破られ、ピンチに。陸思誠(ルー・シーチェンi)は教皇のボトムレーンへのgankを予測し、チームに注意を促す。教皇はレベル3到達後すぐにミッドと連携攻撃を仕掛けるも、わずかなミスでチャンスを逃し、低HPで撤退。一方、老K(ラオケイ)はジャングルでの異変に気づき童謠(トン・ヤウ)に支援を要請、二人でYQCBのジャングラーをキル。ZGDXのボトムとミッドは優勢に。控え室で陸岳(ルー・ユエ)が挑発的な態度を見せるが、明神(ミンシェン)に釘を刺される。その言葉通り、童謠(トン・ヤウ)は自信過剰になりタワー下で艾佳(アイジャ)をソロキルしようとして返り討ちに遭い、YQCBの金恩碩にキルされる。YQCBは童謠(トン・ヤウ)をターゲットに攻撃を集中。5分経過時点で童謠(トン・ヤウ)のゴールドは逼迫。その後、YQCBはミッドに集結し攻撃を開始。童謠(トン・ヤウ)は焦って仕掛け、ZGDXも追従するが、タイミングが悪く2対4のトレードで敗北。YQCBは勢いに乗ってドラゴンを狙うが、復活したZGDXが急行。不意を突かれたYQCBはハイグラウンドまで押し込まれ、全滅。ZGDXが第一試合を勝利する。
第二試合。童謠(トン・ヤウ)は前回の仮省からファーム重視を意識しすぎて、チームメイトにからかわれる。試合開始後、陸思誠(ルー・シーチェンi)はボトムレーンで教皇を騙し、ZGDXがファーストブラッドを獲得。教皇はキルされた後、サポートに皮肉を言われる。その後、YQCBのジャングラーが陸思誠(ルー・シーチェンi)をキルし、そのまま童謠(トン・ヤウ)もキル。YQCBのジャングラーは勢いづく。劣勢のZGDXはドラゴンを狙うが、YQCBに阻まれ全滅。1対1のイーブンに持ち込まれる。
運命の最終試合。両チームとも緊張感が高まる。童謠(トン・ヤウ)はプレッシャーからヒーロー選択に迷い、明神(ミンシェン)に促され鬼切(オニギリ)を選択。この選択に会場はざわつく。試合開始直後、童謠(トン・ヤウ)は艾佳(アイジャ)にタワー下で抑え込まれるが、ZGDXのメンバーがミッドに集結し援護。艾佳(アイジャ)はファーストブラッドを献上する。ZGDXはミッドで3キルした後、石距を狙い始める。メンバーは余裕の雰囲気に。YQCBは大龍をスティールしようと試み、ZGDXもチャンスを伺う。老K(ラオケイ)が仕掛け、乱戦に。ZGDXは大龍をスティールし優勢となるが、YQCBの粘り強い防御を崩せない。50分経過時点で、両チームの選手は疲労困憊。小胖(シャオパン)が歌で士気を高めようと提案し、ZGDXメンバーが歌のリレー。チームの士気は高まる。ハイグラウンド前で再び激戦。ZGDXが有利な状況になったその時、艾佳(アイジャ)が一人でZGDXメンバーを次々とキル。老猫(ラオ・マオ)と老K(ラオケイ)だけがベース前で抵抗する。絶体絶命のその時、童謠(トン・ヤウ)が復活し参戦。3キルを奪い、チームを勝利へ導く。最後はYQCBのベース前で復活した敵を倒し、ネクサスを破壊。ZGDXが世界大会への切符を掴む。
試合後、会場は歓声と拍手に包まれる。陸思誠(ルー・シーチェンi)と童謠(トン・ヤウ)は抱き合い、艾佳(アイジャ)は陳今陽(チェン・ジンヤン)に抱きつく。後日、艾佳(アイジャ)と陳今陽(チェン・ジンヤン)の結婚式で、童謠(トン・ヤウ)はブーケトスを受け取る。陸思誠(ルー・シーチェンi)は人混みの中から歩み出て、新たな人生を歩み始める。
第31話の感想
手に汗握る展開の連続で、息つく暇もないほど興奮させられた最終回でした。特に最終試合は、まさに「 rollercoaster 」のような感情の起伏を体験しました。
序盤、中盤、終盤と、常にどちらが勝つかわからない、ギリギリの攻防が繰り広げられ、観ている側も緊張の糸を常に張り繃めていました。童謠(トン・ヤウ)の鬼切(オニギリ)ピックは驚きでしたが、彼女のプレッシャーをはねのける強い意誌を感じ、胸を打たれました。
そして、窮地に立たされたZGDXを救ったのは、やはりエース童謠(トン・ヤウ)でした。彼女の華麗なプレイ、そしてチームメイトとの絆が勝利へと導いた瞬間は、まさに感動的。試合後の陸思誠(ルー・シーチェンi)と童謠(トン・ヤウ)の抱擁、そして艾佳(アイジャ)と陳今陽(チェン・ジンヤン)の結婚式は、これまでの彼らの努力と成長を象徴するようで、温かい気持ちになりました。
笑いあり、涙あり、そして手に汗握る興奮ありの、最高の最終回だったと言えるでしょう。ZGDXのメンバーそれぞれの個性も際立っており、チームとしての成長も感じられました。特に小胖(シャオパン)の歌のシーンは、緊張感漂う試合展開の中で、ほっと一息つける瞬間を提供してくれました。彼らの友情、そしてeスポーツにかける情熱が、画面を通してひしひしと伝わってきました。このドラマを通して、eスポーツの魅力を改めて認識させられました。