第6話、萌萌は周泉(しゅうせん)に、祁炎(きえん)よりも仕事の方が大事だと告げる。それを偶然耳にした祁炎(きえん)は、魯歓(ろかん)に周泉(しゅうせん)への褒美を取り下げるよう命じる。周泉(しゅうせん)は逃げ出し、孔暗(こうあん)が追いかける。転んだ周泉(しゅうせん)を孔暗(こうあん)が助け起こすと、彼女はなぜ追いかけてきたのかと問いただす。孔暗(こうあん)はただの習慣だと説明し、周泉(しゅうせん)の手の傷に気づき、皇帝から賜った薬を渡す。祁炎(きえん)はまだ怒っており、萌萌は銀子を取り下げたことを慰め、機嫌を直すために故郷の料理を作ってあげると申し出る。
萌萌は螺螄粉を作るが、祁炎(きえん)はその臭いを嫌がる。しかし、一口食べると突然倒れてしまう。萌萌は処刑されることを恐れ、現代へ戻ることを決意。祁炎(きえん)に別れを告げ、水缸に飛び込もうとする。祁炎(きえん)はすぐに目を覚まし、萌萌を止め、冗談だったと白状する。しかし、ピーナッツアレルギーで再び倒れてしまい、萌萌は慌てて太医(たいい)を呼ぶ。実は萌萌は知らずにピーナッツ入りの料理を祁炎(きえん)に食べさせてしまっていたのだ。
意識を取り戻した祁炎(きえん)は、萌萌と一緒に彼女の鞄の中身を確認する。中には崔婉児(さいえんじ)から預かった媚薬(びやく)も入っていた。二人は誤って媚薬(びやく)を吸い込み、萌萌は意識を失い、祁炎(きえん)は彼女が女性であることを知る。翌日、昨夜のことを思い出した萌萌は、祁炎(きえん)に合わせる顔がない。
内官試験が始まり、萌萌は不思議に思う。祁炎(きえん)は萌萌のことで頭がいっぱいで、甄诩(しんく)からの運河建設の報告に身が入らない。萌萌が試験を受けていると知り、祁炎(きえん)は彼女にとって良い鍛錬の機会だと考える。試験の最後は健康診断。萌萌は女であることがバレるのを恐れ、逃げようとするが失敗する。祁炎は自ら試験を監督しようとするが、祁粛(きしゅく)に止められる。祁粛(きしゅく)は祁炎が萌萌のことをどう処理するのか見極めようとしていた。
祁粛(きしゅく)は祁炎に、萌萌のことをもっと知りたいか尋ねる。祁炎は魯歓(ろかん)に命じ、萌萌を御書房に連れてこさせる。大祭司(だいさいし)は萌萌こそ祈雨の時の蕭神使だと確信し、すぐに崔安石(さいあんせき)に報告する。崔安石(さいあんせき)は太后に伝えようとするが、太后は崔婉児(さいえんじ)が祁炎とまだ同衾していないことを知ったばかりだった。崔安石(さいあんせき)は全て萌萌のせいだと考え、崔婉児(さいえんじ)は萌萌をかばおうとするが、崔安石(さいあんせき)に止められる。
第6話の感想
第6話は、コメディとシリアスが絶妙に絡み合い、ドキドキハラハラさせられる展開でした。特に、萌萌が作った螺螄粉で祁炎が倒れるシーンは、笑えるやら心配するやらで複雑な感情になりました。まさかピーナッツアレルギーだとは!萌萌の天然っぷりが今回も炸裂していましたね。
そして、媚薬(びやく)事件!思いがけないハプニングで、祁炎が萌萌の秘密を知ってしまうという重要な展開。萌萌の動揺ぶりも可愛らしかったですが、祁炎の仮応も気になります。今後二人の関係がどうなっていくのか、目が離せません。
一方、物語は大きく動き始めました。萌萌が蕭神使だと判明し、崔安石(さいあんせき)が闇躍し始めるなど、今後の波乱を予感させます。内官試験での萌萌の性別問題も、大きな山場となりそうです。コメディ要素だけでなく、宮廷内の権力争いも本格化し、ますます物語に深みが増してきました。次回が待ち遠しいです!
つづく