第8話、黎萌萌(リー・モンモン)の懸命な努力が実り、遂に太后の頭痛を治す方法を見つける。効果を確かめるため、まずは魯歓(ろかん)で試そうとするが、魯歓(ろかん)は乗り気でない。しかし祁炎(きえん)の強い勧めもあり、渋々承諾する。ところが、服を脱ぐ必要があると知ると、祁炎(きえん)は仮対し、自ら実験台となる。恥ずかしがる祁炎(きえん)に、黎萌萌(リー・モンモン)は太后の治療のためだと励まし、ベッドに押し倒して上著を脱がせる。黎萌萌(リー・モンモン)は現代のカッピングのような方法で祁炎(きえん)を治療する。祁炎(きえん)は体に熱を感じ、黎萌萌(リー・モンモン)はそれが正常な仮応だと説明する。

一方、孔暗(こうあん)は周泉(しゅうせん)が自分に渡した金創薬を売ろうとしているのを発見し、直ちに阻止する。周泉(しゅうせん)は薬を返し、同情を引こうとするが、孔暗(こうあん)はもう騙されない。売ったお金を返すように要求する。周泉(しゅうせん)は泣きながら許しを乞うため、孔暗(こうあん)は仕方なくお金を返し、彼女を追い払う。魯歓(ろかん)は祁炎(きえん)の背中に残ったカッピングの赤い跡を見て驚き叫ぶ。祁炎(きえん)は魯歓(ろかん)に黎萌萌(リー・モンモン)を呼ぶように命じるが、彼女は過労で倒れていた。祁炎(きえん)は急いで黎萌萌(リー・モンモン)をベッドに運んで休ませる。目を覚ました黎萌萌(リー・モンモン)は祁炎(きえん)に赤い跡は心配ないと説明し、祁炎(きえん)は彼女を信じ、太後の治療を任せる。

貴妃(きひ)の助けを借り、黎萌萌(リー・モンモン)は太后にもカッピングを行う。太後の侍女は赤い跡を見て、黎萌萌(リー・モンモン)が妖術を使ったと非難する。崔安石(さいあんせき)は黎萌萌(リー・モンモン)を捕らえようとするが、祁炎(きえん)に止められる。その時、太后が祁炎(きえん)を呼び、頭痛が和らいだと告げ、黎萌萌(リー・モンモン)に感謝する。祁炎(きえん)もこの治療法の安全性を証明する。太后は黎萌萌(リー・モンモン)への態度を変え、崔婉児(さいえんじ)より医術に詳しい者が宮中にいると考える。崔安石(さいあんせき)は崔婉児(さいえんじ)に黎萌萌を排除するよう提案するが、崔婉児(さいえんじ)はこの件は黎萌萌とは無関係だと考える。

太后は黎萌萌の能力を活用するため、彼女を霊台閣に住まわせることを決める。祁炎(きえん)は黎萌萌を側に置いておきたいと仮対するが、太后の意思は固い。周泉(しゅうせん)はこの知らせを聞きつけ、黎萌萌に伝え、地位が上がっても旧友を忘れないように釘を刺す。周泉(しゅうせん)は孔暗(こうあん)に目を付けられて商売が難しいと訴え、証拠として祁粛(きしゅく)の髪飾りを見せる。黎萌萌は「懐安」が祁炎(きえん)の幼名だと勘違いするが、周泉(しゅうせん)の説明で祁粛(きしゅく)の幼名だと知る。太后は崔婉児(さいえんじ)に祁粛(きしゅく)の妃選びを依頼する。崔婉児(さいえんじ)は気が進まないものの、依頼を引き受ける。

魯歓(ろかん)は黎萌萌の霊台閣への移動に関する太後の命令を読み上げる。黎萌萌は周泉(しゅうせん)を一緒に連れて行くことにし、霊台閣の物を勝手に持ち出してはいけないと忠告する。周泉(しゅうせん)は正当な商売しかしないと約束する。黎萌萌はノックの音を聞き、祁炎(きえん)が来たと期待するが、来たのは侍女の小静(しょう せい)だった。祁炎(きえん)も黎萌萌を恋しく思い、用事を作って彼女を訪ね、一緒に星を見ようと誘う。二人で過ごす素敵な時間に、黎萌萌は幸せを感じる。

第8話の感想

第8話は、黎萌萌の機転と優しさ、そして祁炎(きえん)との関係性がさらに深まるエピソードでした。太后の頭痛を治すため、慣れない環境で懸命に努力する萌々の姿は健気で、応援したくなります。カッピング治療のシーンでは、祁炎(きえん)が恥ずかしがる様子が可愛らしく、二人の距離が縮まっていく過程に胸キュンさせられました。

一方、周泉(しゅうせん)の行動には少しイライラさせられました。孔暗(こうあん)とのやり取りや、祁粛(きしゅく)の髪飾りを持ち出すなど、彼女のずる賢さが際立っていました。萌々が彼女を信じているだけに、今後何か問題を起こさないか心配です。

太后の頭痛が治まったことで、萌々の立場は大きく変わりました。霊台閣への移動は、萌々にとってチャンスであると同時に、祁炎(きえん)との関係に変化をもたらす可能性も秘めています。二人の関係が今後どのように発展していくのか、目が離せません。

また、崔婉児(さいえんじ)と崔安石(さいあんせき)の動向も気になります。特に崔安石(さいあんせき)は、萌々に対して敵意を抱いている様子。今後の展開に大きく関わってくる可能性がありそうです。

つづく