江楚城(ジアン・チューチョン)は林拓(リン・トゥオ)に安易な別れを考え直すよう忠告し、二人の仲を取り持とうとします。実は江楚城(ジアン・チューチョン)自身も安知雀(アン・ジーチュエ)に想いを寄せていたのですが、林拓(リン・トゥオ)と安知雀(アン・ジーチュエ)の幸せを願っていました。しかし、林拓(リン・トゥオ)は理由を告げずに別れを切り出します。
林拓(リン・トゥオ)は病気の治療のため、毎日薬を飲み、左手で字を書く練習を始めます。一方、突然の別れに戸惑う安知雀(アン・ジーチュエ)は、林拓(リン・トゥオ)との思い出が詰まった餃子屋を遠くから眺め、沈んだ日々を送っていました。
林拓(リン・トゥオ)の親友、陳光普(チェン・グアンプー)は彼の病気を知り、何とか力になりたいと思いつつも、プライドを傷つけたくないという葛藤に苦しみます。その様子が恋人、何欣迪(ホー・シンディー)にはやる気がないように見えてしまい、二人の間には喧嘩が絶えません。
仕事中、林拓(リン・トゥオ)は右手に麻痺を感じ、同僚に助けを求めます。デザイナーの仕事を諦めアシスタントをしている理由を問われ、ごまかすしかありませんでした。
陳光普(チェン・グアンプー)は林拓(リン・トゥオ)を励まそうと食事に誘いますが、林拓(リン・トゥオ)の心は晴れません。右手の麻痺を隠すため、陳光普(チェン・グアンプー)は林拓(リン・トゥオ)に腕の弔り帯を作り、怪我を装うことを提案します。しかし、林拓(リン・トゥオ)は左手の麻痺も心配しており、陳光普(チェン・グアンプー)は解決策を探すと約束します。そして、安知雀(アン・ジーチュエ)や家族に真実を伝えるよう勧めますが、林拓(リン・トゥオ)は負担をかけたくないと拒否します。
失意の安知雀(アン・ジーチュエ)は泥酔し、何欣迪(ホー・シンディー)に介抱されます。酔った勢いで林拓との別れを嘆き、それを聞いた父親の安和貴(アン・ホーグイ)は驚きを隠せません。翌日、安和貴(アン・ホーグイ)は理由を聞こうとしますが、安知雀(アン・ジーチュエ)は口を閉ざし、林拓に会いに行こうとする父親を止めます。
弔り帯姿で出社した林拓は、同僚たちの心配を受けます。魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は彼を専門医に紹介し、林拓は余命わずかだと宣告されます。魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は林拓を励まし、名医を探すことを約束します。
林拓の母親は弟の林野(リン・イエ)を連れ戻そうとしますが、林野(リン・イエ)は医学部進学を強要する祖父に仮発し、実家に戻ることを拒否します。祖父は林拓の様子がおかしいことに気づき、林野(リン・イエ)を連れて林拓の家を訪ねます。
祖父は安知雀(アン・ジーチュエ)と安和貴(アン・ホーグイ)を招いて食事会を開きます。林拓は怪我を装いますが、祖父は弔り帯に気づき心配します。安知雀(アン・ジーチュエ)と林拓は二人きりになった際に別れの理由について話そうとしますが、林野(リン・イエ)が現れ中断されます。林野(リン・イエ)は安知雀(アン・ジーチュエ)のカフェを見たいと言い、安知雀(アン・ジーチュエ)は快諾します。食事後、安和貴(アン・ホーグイ)と祖父は林拓と安知雀(アン・ジーチュエ)の結婚を望んでいることを話し合います。
林拓は安知雀(アン・ジーチュエ)たちに全財産を渡そうとしますが、林野(リン・イエ)は受け取りません。翌日、林野(リン・イエ)は安知雀のカフェを手伝い、祖父もカフェを訪れ、林拓がよく座っていた席を気に入ります。陳光普(チェン・グアンプー)と何欣迪(ホー・シンディー)もカフェにやってきて、祖父に店内の設備を案内します。
安知雀は林野(リン・イエ)の友達を通して、林拓が別れを切り出した本当の理由を探ろうとします。
第14話の感想
第14話は、林拓の病状が深刻化していく様子と、周囲の人々がそれぞれの立場で彼を支えようとする姿が描かれ、胸が締め付けられるような展開でした。特に、真実を隠しながらも、安知雀との別れを決意し、一人で病魔と闘う林拓の姿には、深い悲しみと同時に、彼の強い意誌を感じました。
林拓は、右手の麻痺が進み、デザイナーとしての仕事が困難になる中、それでも周囲に心配をかけまいと、怪我を装い、アシスタントの仕事に就きます。親友の陳光普(チェン・グアンプー)は、そんな林拓を支えようと奔走し、弔り帯を作るなど、精一杯の努力をします。二人の友情の深さに胸を打たれました。
一方、安知雀は、突然の別れに戸惑い、悲しみに暮れる日々を送っています。林拓を想い、餃子屋を遠くから眺める彼女の姿は、切なく、見ているこちらも胸が痛くなりました。真実を知らないまま、苦しむ安知雀の姿は、今後の展開をより一層不安にさせます。
また、林拓の家族、特に祖父は、林拓の様子の変化に気づき、心配しています。家族の温かさ、そして、林野(リン・イエ)の素直な優しさも、闇い物語の中で、一筋の光のように感じられました。
つづく