週末、林拓(リン・トゥオ)のおじいさんと林野(リン・イエ)が見舞いに来た際、おじいさんは偶然にも林拓(リン・トゥオ)の診断書と薬を見つけ、心を痛めた。周復夢(ジョウ・フメン)は林拓(リン・トゥオ)にあまり歩かないように勧めたため、陳光普(チェン・グアンプー)は林拓(リン・トゥオ)を車椅子に乗せて外出した。その場面を偶然目撃した何欣迪(ホー・シンディー)は、すぐに安知雀(アン・ジーチュエ)に連絡した。江楚城(ジアン・チューチョン)は魏海洋(ウェイ・ハイヤン)に林拓(リン・トゥオ)の病状を説明し、林拓(リン・トゥオ)の世話をするため、自ら三組の設計を担当したいと申し出た。魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は林拓(リン・トゥオ)のために全力を尽くすと約束し、江楚城(ジアン・チューチョン)に韓語夕(ハン・ユーシー)の組に残るよう促した。

何欣迪(ホー・シンディー)からの連絡を受け、安知雀(アン・ジーチュエ)は林拓(リン・トゥオ)を問い詰めた。病気のことを隠して別れを切り出したことに憤慨する安知雀(アン・ジーチュエ)。その時、林拓(リン・トゥオ)の右手に感覚がないことに気づき、理由を問い詰めた。林拓(リン・トゥオ)はやむを得ず、自分が治癒不可能なALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っていること、そして徐々に死に至ることを告白した。安知雀(アン・ジーチュエ)は即座に別れの撤回を宣言し、林拓(リン・トゥオ)のそばにいて看病することを決意した。林拓(リン・トゥオ)は安知雀(アン・ジーチュエ)に迷惑をかけたくない、自分の衰弱していく姿を見せたくないと思っていたが、安知雀(アン・ジーチュエ)は林拓の苦悩を知り、胸が締め付けられた。

陳光普(チェン・グアンプー)は何欣迪(ホー・シンディー)に謝罪した。林拓の現状を目の当たりにしながら何もできず、さらに皆に隠さなければいけないことに絶望していた陳光普(チェン・グアンプー)は、何欣迪(ホー・シンディー)に思いの丈をぶつけた。何欣迪(ホー・シンディー)は彼を許した。翌日、安知雀(アン・ジーチュエ)は周復夢(ジョウ・フメン)を訪ね、林拓の病状について詳しく聞いた。帰宅後、両親に林拓の看病をしたいと相談した。長年病妻の介護をしていた父・安和貴(アン・ホーグイ)は、その苦労を知っているため、安知雀(アン・ジーチュエ)を止めた。しかし、安知雀(アン・ジーチュエ)の決意は固く、3年から5年の苦労よりも、一生の後悔を残したくないと訴えた。安和貴(アン・ホーグイ)はやむを得ず承諾した。

翌朝、安知雀(アン・ジーチュエ)は荷物をまとめて林拓の家に引っ越した。林拓は彼女に迷惑をかけたくないと話し合おうとしたが、安知雀(アン・ジーチュエ)は買い物に行くと言って家を出て、話す機会を与えなかった。食事の準備を終えた安知雀(アン・ジーチュエ)は林拓を呼んだが、林拓は寝たふりをしたため、安知雀は一人で食事をした。

何欣迪(ホー・シンディー)は林拓の家で料理を作り、陳光普(チェン・グアンプー)も同行した。何欣迪(ホー・シンディー)が作ったたくさんの料理に陳光普(チェン・グアンプー)は感嘆し、結婚を申し込んだが、何欣迪(ホー・シンディー)はきっぱりと断った。安知雀は徐麗蓮(シュー・リーリエン)に林拓のことを相談した。徐麗蓮(シュー・リーリエン)は安知雀に迷惑をかけたくないと、早期退職か退職して林拓の看病をしたいと考えたが、安知雀は退職を思いとどまらせ、林拓をカフェに連れて行くことを提案した。徐麗蓮(シュー・リーリエン)は感謝した。

安知雀はおじいさんの家を訪ね、林拓が出張中だと嘘をついた。おじいさんは林拓の病気のことを知っていたが、あえて口にしなかった。林守正(リン・ショウジョン)は安知雀が来たことを知り、おじいさんの家を訪ねた。安知雀はおじいさんにお茶を入れるよう頼み、二人きりになった。林守正(リン・ショウジョン)は林拓の看病に感謝し、院長選を辞退して林拓の治療法を探したいと申し出たが、安知雀は彼に仕事に専念するよう伝え、自分が最後まで林拓の看病をすると約束した。帰宅後、安知雀は林拓と話し合い、彼を励ました。二人は共に困難に立ち向かうことを誓い、林拓は感動の涙を流した。

それから毎日、安知雀は林拓を車椅子に乗せてカフェに通った。店員の阿宝(アーバオ)は豪華な朝食を用意し、安知雀と一緒に林拓の世話をすると申し出た。林拓の心は温かさで満たされた。

第17話の感想

第17話は、林拓の病状が周囲に明らかになり、それぞれのキャラクターの優しさや葛藤が深く描かれた感動的なエピソードでした。特に、安知雀の献身的な愛と強い決意には心を打たれました。病気のことを隠され、別れまで告げられたにも関わらず、林拓の真実を知った途端、迷いなく彼のそばにいることを決めた彼女の姿は、真の愛とは何かを問いかけるようです。

林拓自身も、愛する人に迷惑をかけたくないという思いと、衰弱していく姿を隠したいという苦悩の中で、葛藤していました。安知雀の深い愛情と理解によって、彼はようやく心を開き、共に困難に立ち向かう勇気を得たのでしょう。

周りの人々も、それぞれの立場で林拓を支えようとする姿が印象的でした。おじいさんの静かな愛情、陳光普(チェン・グアンプー)の後悔と謝罪、何欣迪(ホー・シンディー)の優しさ、そして江楚城(ジアン・チューチョン)の友情。それぞれの想いが重なり合い、温かい人間ドラマが展開されました。

つづく