林拓(リン・トゥオ)の足は感覚がなくなり、日常生活もままならない状態に。安知雀(アン・ジーチュエ)は心配し、周復夢(ジョウ・フメン)医師に相談する。医師は林拓(リン・トゥオ)の状態悪化を懸念し、常に付き添いが必要だと告げる。

林拓(リン・トゥオ)は介護施設への入所を希望し、安知雀(アン・ジーチュエ)もそれを受け入れる。林拓(リン・トゥオ)は会社で魏海洋(ウェイ・ハイヤン)組長に2年間の設計図面を引き継ぎ、盛大な送別会が開かれる。同僚からの感謝の言葉と、思い出の写真アルバムを受け取った林拓(リン・トゥオ)は、感動の涙を流す。魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は、去っていく林拓(リン・トゥオ)の後ろ姿を見送りながら、複雑な気持ちを抱く。

介護施設で、林拓は楊丘果(ヤン・チウグオ)と同じ部屋になり、同じ病棟には艷兒の息子、咚咚(ドンドン)もいる。楊丘果(ヤン・チウグオ)から、安知雀(アン・ジーチュエ)が介護士の勉強をしていることを聞く。闘病3年目の楊丘果(ヤン・チウグオ)は、前向きな姿勢で林拓を励ます。しかし、林拓は孤独を感じていた。

安知雀(アン・ジーチュエ)は林拓を施設に預け、安心する。陳光普(チェン・グアンプー)と何欣迪(ホー・シンディー)がお見舞いに来ると、江楚城(ジアン・チューチョン)からサッカー観戦の誘いがあるが、林拓は行けず残念がる。楊丘果(ヤン・チウグオ)と林拓は携帯でサッカーの試合を観戦し、林拓の笑顔を見た安知雀(アン・ジーチュエ)は安堵する。

そんな中、安知雀(アン・ジーチュエ)は徐麗蓮(シュー・リーリエン)から連絡を受け、祖父が危篤状態だと知る。林拓を連れて病院へ駆けつけると、祖父は既に意識不明。林野(リン・イエ)も駆けつけるが、祖父は息を引き取る。林拓は深い悲しみに暮れる。

祖父の死後、林拓は悲しみのあまり、何も食べず、眠り続ける。徐麗蓮(シュー・リーリエン)は涙を流しながら付き添う。安知雀は周復夢(ジョウ・フメン)医師に相談し、林守正(リン・ショウジョン)は国内外のALS治療に関する資料を集め、医師に渡す。医師は、林拓の精神的な苦痛を取り除くことが重要だと助言する。

安知雀は林拓を励ますが、林拓は悲しみから立ち直れない。陳光普(チェン・グアンプー)、何欣迪(ホー・シンディー)、江楚城(ジアン・チューチョン)も見舞いに来るが、林拓の状態は変わらない。林守正(リン・ショウジョン)は北京の知人から最新のALS治療の情報を得て、北京へ向かう。安知雀は林拓のために食事を作るが、林拓は何も食べない。安和貴(アン・ホーグイ)は安知雀を励ます。ある日、安知雀が食事を届けると、林拓の姿は病室になかった。

第20話の感想

第20話は、林拓の病状の進行と、それを取り巻く人々の苦悩が深く描かれた、非常に重いエピソードでした。林拓はついに介護施設に入所することになり、職場を去るシーンは、彼の人生における大きな転換点を象徴しているようで、胸が締め付けられました。同僚たちの温かい送別会は、林拓にとってどれほど大切な思い出になったことでしょう。

施設での生活は、林拓にとって決して楽なものではありません。病状の進行による身体的な苦痛だけでなく、孤独感や将来への不安に苛まれている様子が見て取れます。しかし、同じ病室の楊丘果(ヤン・チウグオ)との出会いは、林拓にとって一筋の光となるのでしょうか。楊丘果(ヤン・チウグオ)の明るさと前向きな姿勢は、林拓の心に何か変化をもたらす可能性を感じさせます。

そして、追い打ちをかけるように祖父の訃報。最愛の人を失った悲しみは、林拓の病状をさらに悪化させてしまいます。安知雀をはじめ、周りの人々は精一杯林拓を支えようとしますが、彼の深い悲しみを癒すことは容易ではありません。林拓の苦悩と、彼を支える人々の葛藤が、見ている側にも重くのしかかってきます。

つづく