林拓(リン・トゥオ)の自殺願望を打ち消すため、安知雀(アン・ジーチュエ)は彼を励まし、病魔と闘い、できる限りの仕事をするよう促した。林拓(リン・トゥオ)はALS患者の介護知識をまとめ、生きる希望を取り戻し、残りの人生で3つのことを成し遂げたいと考えた。デザイナーになること、病魔と最後まで闘うこと、そして最も重要なもう一つのことは、彼は口にしなかったし、安知雀(アン・ジーチュエ)も深く聞かなかった。

陳光普(チェン・グアンプー)と何欣迪(ホー・シンディー)の結婚式当日、親族や友人が祝福に集まった。安知雀(アン・ジーチュエ)と林拓(リン・トゥオ)はそれぞれ花嫁と花婿の付き添い人を務め、安和貴(アン・ホーグイ)は娘の何欣迪(ホー・シンディー)を陳光普(チェン・グアンプー)に送り出した。陳光普(チェン・グアンプー)は感動的なスピーチをし、二人は祝福の中、式を終えた。安知雀(アン・ジーチュエ)は感動のあまり涙を流した。

その後まもなく、林拓(リン・トゥオ)は病状が悪化し昏睡状態に陥った。安知雀(アン・ジーチュエ)や陳光普(チェン・グアンプー)たちは彼を病院に運び、林守正(リン・ショウジョン)と徐麗蓮(シュー・リーリエン)も駆けつけた。医師たちの懸命な治療にも関わらず、林拓(リン・トゥオ)は意識を取り戻さない。楊丘果(ヤン・チウグオ)と艳児(イェンアル)も咚咚(ドンドン)を連れて林拓(リン・トゥオ)を見舞いに来た。林守正(リン・ショウジョン)は楊丘果(ヤン・チウグオ)から、医薬専門家の呉信叡(ウー・シンルイ)が介護施設でALS患者の資料を集めていることを聞き、すぐに呉信叡(ウー・シンルイ)に電話した。呉信叡(ウー・シンルイ)は彼に薬剤開発センターを案内し、林守正(リン・ショウジョン)はALS治療薬の研究への参加を申し出た。

呉信叡(ウー・シンルイ)とチームは正式にプロジェクトを始動させたが、大量のALS患者のデータに基づいたビッグデータ分析が必要だった。林守正(リン・ショウジョン)はこの作業を自ら引き受けた。林拓(リン・トゥオ)はやっと意識を取り戻したが、安知雀(アン・ジーチュエ)は喜びながらも、再発への不安を抱えていた。彼女は魏海洋(ウェイ・ハイヤン)と、患者データ収集のためのアプリ開発について相談したが、多額の資金が必要だった。楊丘果(ヤン・チウグオ)は大企業家の高氏がALS患者であることを思い出し、林守正(リン・ショウジョン)は彼に協力を求めた。

高氏の右手は徐々に感覚を失いつつあり、周復夢(ジョウ・フメン)は何度も入院を勧めていたが、彼は入院したら二度と出られないのではないかと恐れ、仕事を続けていた。林守正(リン・ショウジョン)が計画書を渡すと、高氏は即座に資金援助を承諾した。安知雀(アン・ジーチュエ)は林拓(リン・トゥオ)の看病とビッグデータの収集・整理に追われ、カフェの仕事まで手が回らなくなった。阿宝(アーバオ)、陳光普(チェン・グアンプー)、そして何欣迪(ホー・シンディー)がカフェを手伝うことを申し出て、安知雀(アン・ジーチュエ)は感謝した。

林守正(リン・ショウジョン)と安知雀(アン・ジーチュエ)たちの努力により、ALS患者に関するビッグデータプラットフォームがついに完成した。高氏は基金も設立し、アプリを使ってデータを入力する患者が増えていった。楊丘果(ヤン・チウグオ)の病状は悪化し、酸素吸入をしながらも、病魔に苦しむ患者たちを励まし続けた。林拓(リン・トゥオ)はそれを目に焼き付け、楊丘果(ヤン・チウグオ)からこの活動を続けるよう託された。

楊丘果(ヤン・チウグオ)は病状が悪化し亡くなった。林拓(リン・トゥオ)は彼の後を継ぎ、患者たちのサポートを続けた。安知雀(アン・ジーチュエ)は介護士と共に介護施設の患者のケアを手伝っていた。温一蘭(ウェン・イーラン)は元バレリーナで、結婚を控えていた矢先にALSと診断され、婚約者に別れを告げられた。温一蘭(ウェン・イーラン)はこの打撃を受け止めきれず、自殺を図ったこともあったが、楊丘果(ヤン・チウグオ)の励ましと慰めによって思いとどまった。安知雀(アン・ジーチュエ)はよく彼女と話をした。

咚咚(ドンドン)の誕生日がやってきた。林拓(リン・トゥオ)と安知雀(アン・ジーチュエ)はカフェで誕生日会を開いた。咚咚(ドンドン)の唯一の願いは、母親の艳児(イェンアル)がもう泣かないことだった。その場にいた全員が心を打たれた。林守正(リン・ショウジョン)は咚咚(ドンドン)の症例をデータ分析し、遺伝子性のALSであることが判明、薬物治療が可能であることがわかった。安知雀は喜び、林守正(リン・ショウジョン)と咚咚(ドンドン)の治療費を募る相談をした。

林拓(リン・トゥオ)は患者仲間たちに咚咚(ドンドン)への募金を呼びかけ、シンプルで洗練された家具をデザインし、その売上を治療費に充てようと考えた。江楚城(ジアン・チューチョン)と共に魏海洋(ウェイ・ハイヤン)に協力を求め、魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は工場への製造依頼を承諾した。

第22話の感想

第22話は、涙なしでは見られない感動的なエピソードでした。林拓の病状の悪化、結婚式での喜び、そして楊丘果(ヤン・チウグオ)の死と、様々な感情が入り混じった展開に、心が揺さぶられました。

特に印象的だったのは、林拓が病魔と闘いながらも、他者を思いやる優しさです。自分の命が限られていることを知りながら、ALS患者のための資料作成や、咚咚(ドンドン)の治療費のための家具デザインなど、精力的に活動する姿には心を打たれました。安知雀をはじめとする周りの人々の支えも温かく、真の友情や愛情を感じることができました。

楊丘果(ヤン・チウグオ)の死は悲しい出来事でしたが、彼が最最後まで患者たちを励まし続けた姿は、多くの人々の心に希望の光を灯したことでしょう。林拓が彼の遺誌を継ぎ、活動を続ける決意をしたシーンは、まさに感動のクライマックスでした。咚咚(ドンドン)の治療の可能性が見つかったことも、希望を感じさせる展開でした。

つづく