林拓(リン・トゥオ)は安知雀(アン・ジーチュエ)に新しいスマホをプレゼント。大喜びの安知雀(アン・ジーチュエ)は、新しいスマホで林拓(リン・トゥオ)に愛を伝え、林拓(リン・トゥオ)もまた愛情を返します。

就職活動中の二人。なかなか良い仕事が見つからない林拓(リン・トゥオ)は、安知雀(アン・ジーチュエ)を励まし、共に明るい未来を夢見て語り合います。一方、何欣迪(ホー・シンディー)は陳軒(チェン・シュエン)の浮気を知り、その場で別れを告げます。家を出た何欣迪(ホー・シンディー)は行く当てがなく、安知雀(アン・ジーチュエ)を頼って彼女の家に転がり込みます。安知雀(アン・ジーチュエ)は快く彼女を受け入れます。

いよいよ明日に迫った卒業式。林拓(リン・トゥオ)と安知雀(アン・ジーチュエ)は、思い出深い学校の隅々を巡り、甘い記憶を刻みます。そして夜、学校のグラウンドで祝杯を挙げ、情熱的なキスを交わします。

卒業パーティーでは、二人はお酒を酌み交わし、すっかり酔ってしまいます。翌朝、安知雀(アン・ジーチュエ)は悪い知らせを受けます。万霖地産が開発した曙光家園小区の建設請負業者が、寄付金を持ち逃げしたというのです。售楼処へ駆けつけた二人は、購入した家が水の泡になったことを知ります。安知雀(アン・ジーチュエ)は、父と貯めた全財産を注ぎ込んだ家を失い、ひどく落ち込みます。林拓(リン・トゥオ)は、弁護士に相談するよう優しく彼女を励まします。

安知雀(アン・ジーチュエ)と何欣迪(ホー・シンディー)は、弁護士探しに奔走しますが、成果は上がりません。林拓(リン・トゥオ)は、購入契約書を隅々まで読み込み、インターネットで法律条項を調べます。そして、弁護士を装い、曙光家園の責任者である徐(シュー)氏と交渉に臨みます。徐(シュー)氏は、施工会社に請求するよう言いますが、林拓(リン・トゥオ)は、安知雀(アン・ジーチュエ)が既に銀行にローンを支払っている以上、施工会社には関係ないと仮論します。徐(シュー)氏は、契約解除を提案しますが、林拓(リン・トゥオ)は安知雀(アン・ジーチュエ)の利益を最大限に守るため粘り強く交渉し、徐(シュー)氏を黙らせます。最終的に、林拓(リン・トゥオ)は裁判所に不動産保全を申請すると告げ、徐(シュー)氏は何も言えなくなります。

家のことが原因で、安知雀(アン・ジーチュエ)の父は倒れて入院します。医師は冠動脈疾患の疑いがあると診断し、精密検査を勧めます。駆けつけた林拓(リン・トゥオ)は、安知雀の父に家のことは心配するなと言い、お金を取り戻すと約束します。少し安心した様子の父の元に、何欣迪(ホー・シンディー)と陳光普(チェン・グアンプー)が見舞いに来ます。父は二人が付き合っていると思い込みますが、二人は否定します。

医師から手術を勧められた父は、費用を心配して手術を拒否します。林拓(リン・トゥオ)は、家賃が必要だと偽り、母に送金してもらいます。安知雀は仕方なく何欣迪(ホー・シンディー)に借金を頼みますが、手術費用には全く足りません。そこに林拓が現れ、安知雀を連れて手術費用を支払います。

林拓が母から借金したことを知った陳光普(チェン・グアンプー)は、林拓に自分の家に来るよう提案します。病院で父を見舞った安知雀は、父が高利貸しから借金しようとしているところを目撃し、止めに入ります。安知雀は林拓の洗濯を手伝いながら、陳光普(チェン・グアンプー)に林拓を飲み屋に連れて行かないよう釘を刺します。

父の手術当日、林拓と安知雀は手術室の前で待機していました。その時、林拓の弟、林野(リン・イエ)から電話がかかってきます。林野(リン・イエ)は重慶に来たと言い、安知雀は林拓に弟に会いに行くよう促します。林野(リン・イエ)は芸術学校の特別選考試験を受けに来たのでした。彼は音楽製作を学びたいと思っています。林拓は両親にきちんと話すよう説得しますが、林野(リン・イエ)は拒否します。林拓は仕方なく、林野(リン・イエ)を陳光普(チェン・グアンプー)の家に連れて帰ります。

陳光普(チェン・グアンプー)の家に兄が住んでいることに驚いた林野(リン・イエ)は、母からもらった家賃の行方を尋ねます。林拓は多くを語らず、両親には内緒にしてほしいと頼みます。林野(リン・イエ)は、その代わりに自分の嘘をついてほしいと頼みます。

第3話の感想

第3話は、林拓と安知雀の大学生活最後の輝きと、社会に出る前の試練が鮮やかに描かれたエピソードでした。卒業を目前に控え、未来への希望に満ち溢れた二人の姿は眩しく、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。特に、学校での思い出を振り返るシーンや、卒業パーティーでの酔っ払いっぷりは、青春の甘酸っぱさと切なさが凝縮されていて、胸がキュンとしました。

しかし、そんな幸せな時間も束の間、新居の購入詐欺という大きな壁が二人に立ちはだかります。人生最大の買い物を失い、絶望する安知雀。彼女の悲しみは痛いほど伝わってきました。ここで注目すべきは林拓の頼もしさです。彼は冷静に状況を分析し、弁護士を装って交渉に臨むなど、知恵と勇気で安知雀を支えようとします。まだ社会経験も浅い彼が、精一杯彼女を守ろうとする姿に心を打たれました。

また、このエピソードでは、安知雀の父親の病気という新たな問題も浮上します。お金の問題、将来への不安、父親の病気…降りかかる困難に、安知雀はどのように立ち向かっていくのでしょうか。林拓は、そんな彼女を支え続けられるのでしょうか。今後の展開に目が離せません。何欣迪(ホー・シンディー)と陳光普(チェン・グアンプー)、そして突然現れた林野(リン・イエ)の存在も、物語にどう影響していくのか、非常に楽しみです。

つづく