有名デザイナーの魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は、自身にも部下にも非常に厳しいことで知られ、多くのアシスタントが転職していくものの、彼らは後に有名デザイナーへと成長していく。今回、魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は応募書類を審査する中で、林拓(リン・トゥオ)の独創的で巧妙なデザインに目を留め、採用を決定。同僚の銭鴻(チエン・ホン)に面接を依頼する。
林拓(リン・トゥオ)は徹夜でデザイン図面の整理を行い、その様子を魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は見ていた。一方、安知雀(アン・ジーチュエ)は友人、何欣迪(ホー・シンディー)のライブコマースを応援するため、スイーツを手作りし、すぐに完売する人気ぶりを見せる。デザイン部門では毎月社内コンペが開催され、優秀なデザインは製品化される。今回のコンペに向けて、各チームは準備に余念がない。魏海洋(ウェイ・ハイヤン)はチームメンバーに全力で取り組むよう檄を飛ばす。
多忙な林拓(リン・トゥオ)は恋人である安知雀(アン・ジーチュエ)と会う機会が少なく、電話で互いの気持ちを伝え合う。初めての社内コンペに、林拓(リン・トゥオ)は期待と緊張を抱いている。会議で、有名デザイナーの韓語夕(ハン・ユーシー)がデザイン案を発表。銭鴻(チエン・ホン)は林拓(リン・トゥオ)に意見を求め、林拓(リン・トゥオ)は正直に長所と短所を指摘し、銭鴻(チエン・ホン)からは高い評価を受ける。しかし、韓語夕(ハン・ユーシー)は魏海洋(ウェイ・ハイヤン)の意図的な差し向けだと感じ、怒りを露わにするが、説明は得られない。
無意識に韓語夕(ハン・ユーシー)を怒らせてしまったことに気づいた林拓(リン・トゥオ)は、魏海洋(ウェイ・ハイヤン)に謝罪するが、魏海洋(ウェイ・ハイヤン)は意に介さない。韓語夕(ハン・ユーシー)との関係を修復しようと、林拓(リン・トゥオ)は彼女の助手である江楚城(ジアン・チューチョン)を通じて謝罪を伝えるが、気にしなくて良いと諭される。しかし、韓語夕(ハン・ユーシー)のデザイン案は最終的に不採用となり、林拓(リン・トゥオ)は自分の正社員登用への影響を懸念し、後悔の念に駆られる。そんな林拓(リン・トゥオ)を安知雀(アン・ジーチュエ)は優しく慰め、支える。
週末、林拓(リン・トゥオ)は安知雀(アン・ジーチュエ)と一緒に気に入った賃貸物件を見に行くが、大家は半年分の家賃を一括で要求する。林拓(リン・トゥオ)は分割払いを希望し、仲介業者は大家との交渉を試みると約束する。その後、安知雀(アン・ジーチュエ)に朗報が届く。以前購入したマンションが、デベロッパーの倒産で未完成のままになっていたが、新たなデベロッパーが引き継ぎ、手付金が返還されることになったのだ。安和貴(アン・ホーグイ)は大喜びするが、祝杯を挙げようと提案するも、安知雀(アン・ジーチュエ)に止められる。
家賃の問題が解決し、林拓は正式に賃貸契約を結ぶ。将来への不安を抱える林拓は、同僚の黄小緑(ホアン・シャオルゥ)のアドバイスを受け、しばらくは目立たないように過ごすことを決意する。安知雀(アン・ジーチュエ)は80万元の手付金を取り戻し、まずは林拓が立て替えてくれた父親の手術費用を返済。その後、祝いの席を設ける。その席で、陳光普(チェン・グアンプー)は両親が予定より早く帰宅するという連絡を受け、慌てて帰る。
帰宅した陳光普(チェン・グアンプー)は、両親からソファで見つかった赤いスカーフとナイトクラブの会員カードについて厳しく問い詰められる。陳光普(チェン・グアンプー)は必死に弁明するが、母親は激怒。最終的には父親が仲裁に入り、事態は収拾する。その後、安知雀(アン・ジーチュエ)は再びマンション購入を検討するが、父親に仮対される。安和貴(アン・ホーグイ)は娘に人生を楽しんでほしいと考え、起業を勧める。同時に、林拓は人事部から正社員登用を知らされ、魏海洋(ウェイ・ハイヤン)からも認められる。
林拓は新しい賃貸物件に引っ越し、安知雀(アン・ジーチュエ)が手伝いながら新居を整える。二人は未来への希望に胸を膨らませる。安知雀(アン・ジーチュエ)はカフェを開く計画を立て、何欣迪(ホー・シンディー)もそこでライブコマースをしたいと協力を申し出る。正社員になった林拓はさらに仕事に励むが、時折手が痺れることに気づき、過去にバスケットボールコートで同じ症状で転倒した経験を思い出し、不安を抱える。
このエピソードでは、林拓はキャリアにおいて大きな前進を遂げる一方で、健康上の問題に直面する。安知雀(アン・ジーチュエ)も自身の将来を計画し、二人の関係はより深まっていく。
第7話の感想
第7話は、林拓と安知雀(アン・ジーチュエ)の未来への希望と不安が交錯する、印象的なエピソードでした。林拓は厳しいデザイナー魏海洋(ウェイ・ハイヤン)の元で働きながら、才能を認められ正社員へと登用されます。初めての社内コンペでは、正直な意見が思わぬ波紋を呼ぶも、最終的には乗り越え成長を感じさせます。一方で、手の痺れという新たな不安要素も登場し、今後の展開が気になります。
安知雀は、持ち前の明るさと前向きさで、林拓を支え続けます。何欣迪(ホー・シンディー)のライブコマースをサポートしたり、カフェ開業を計画したりと、常にアクティブに行動する姿は魅力的です。爛尾マンション問題も解決し、父親との関係も良好で、公私共に充実している様子が伝わってきます。
二人の関係は、お互いを尊重し合い、支え合う理想的な姿です。多忙な中でも電話で連絡を取り合い、一緒に部屋探しをするなど、温かい愛情が感じられます。林拓の新居での二人の笑顔は、未来への希望に満ち溢れていました。
しかし、林拓の健康問題、そして安知雀のカフェ開業という新たな挑戦は、今後の二人にどのような影響を与えるのでしょうか。順風満帆に見えた二人の未来に、小さな影が落ちたようにも感じられます。次回の展開が待ち遠しいです。
つづく