ストーリー
音楽大学卒業を間近に控えた元気いっぱいの林之校は、父の敷いたレールの上を歩く人生ではなく、自分の音楽の夢を追い続けたいと願っていました。しかし、そんな矢先、父親の癌という思いがけない出来事が彼女を襲います。同時に、仕事でスランプに陥り、外科医の道を諦めようとしていた顧魏と出会います。
林之校の持ち前の明るさ、前向きさ、そして逆境にも負けない強さに、顧魏は心惹かれていきます。一方、顧魏は林之校にとって、静かに温かく彼女を照らし続ける灯のような存在となっていきます。二人は甘い恋愛を経験する中で、人生の様々な苦楽も共に味わっていきます。どんな困難にぶつかっても、決して諦めずに、より良い自分になろうと努力し、お互いを支え合いながら、共に人生を歩んでいくことを決意します。
このドラマは、主人公二人の「残りの人生を共に白髪になるまで」という愛情だけでなく、「残りの人生を共に寄り添い合う」家族愛も丁寧に描かれています。愛情と親情が織りなす温かく、癒されるような物語が展開されます。
林之校と顧魏の恋は、よくある一目惚れや電撃的なものではありません。刺激的な出来事や激しい感情のぶつかり合いではなく、穏やかな日々の暮らしの中で、お互いを受け入れ、支え合い、共に成長していく姿が描かれています。
また、愛情だけでなく、家族の絆も感動的に描かれています。父親の病気という突然の出来事は、家族にとって大きな試練となりますが、同時に父と娘の心の距離を縮めるきっかけともなります。中国の伝統的な親子関係の影も垣間見える、共感を呼ぶストーリーとなっています。
このドラマは、これまでの恋愛ドラマとは一線を画し、単なる恋愛の甘さや苦しさだけでなく、登場人物の成長、家族の温かさ、人生における様々な「これから先の温もり」を深く掘り下げて描いています。そのため、若い女性だけでなく、より幅広い世代の視聴者にも響く内容となっています。
現実的な状況をベースに、ロマンチックな雰囲気で描かれたこの物語は、真摯な感情を日常のシーンに織り込み、辛い出来事を温かい希望へと変えていきます。恋愛を主軸に、現代の若者の恋愛観や家族観について考えさせられるとともに、人生における困難や成長、そして希望を感じさせる感動作となっています。
各話あらすじ(全32話)
- 29 - 32
- 25 - 28
- 21 - 24
- 17 - 20
- 13 - 16
- 9 - 12
- 5 - 8
- 1 - 4
32話(最終回)
第32話は、林之校と顧魏の結婚式前後の感動的な物語を描いています。結婚式準備の真っ最中、林之校の心は大きく揺れ動き、特に父親の林建國とのやり取りには温かいものが溢れていました。林建國は娘に、これからの人生をしっかりと自分の足で歩むように励まし、深い愛情を伝えました。
結婚式当日、林之校は興奮のあまり誓いの言葉を忘れてしまいます。しかし、その場で即興でスピーチを始め、顧魏への想いを情熱的に語り、参列者全員の心を打ちました。
結婚式の後、林建國は娘夫婦に宛てて、思い出と期待に満ちた手紙を残します。そこには、二人の結婚生活への温かい祝福の言葉が綴られていました。
それから7年。林之校と顧魏の家庭生活は、甘い蜜のように満ち足りたものでした。二人は責任ある親へと成長し、人生の新たな幸せを噛み締めています。
31話
第31話は、林之校が終末期ケア病棟を訪れたことをきっかけに、命の尊さと今この瞬間を大切にすることの重要性を深く理解する様子を描いています。顧魏から聞いたフランクの物語に感銘を受け、林之校はより積極的に人生に向き合うことを決意し、来るべき結婚式への準備を始め、家族との触れ合いもより一層温かいものへと変わっていきます。
しかし、林之校の心には父親の健康に対する不安が依然として大きくのしかかっており、それは家族での食事会で林建國が突然体調を崩した際に顕著に現れます。彼女の不安は頂点に達しますが、顧魏の支えもあり、困難に立ち向かう勇気を奮い起こします。この出来事を経て、二人の絆はさらに深まります。
一方、顧肖は林之校の結婚式の招待状を受け取り帰国し、蕭珊のカフェで働きたいと申し出ます。これは、物語の中で展開するもう一つのラブストーリーの進展を示唆しています。
30話
第30話は、林之校と顧魏のラブストーリーを描いています。林之校は顧魏のプロポーズを思い出し、二人は甘い言葉をお互いに囁き合いながら「おやすみ」を交わします。
翌日、顧魏は嬉しそうに同僚たちに婚約の報告をし、皆から祝福を受けます。林之校も友人にこの嬉しいニュースを伝えました。友人たちはプロポーズの仕方に少し疑問を持ちながらも、彼女の幸せを心から喜んでくれました。
しかし、林之校の父、林建國は最初このことに冷淡な反応を示します。ところが、顧魏の両親との顔合わせの席で、林建國は二人の関係を認め、温かい雰囲気に包まれます。
しかし、幸せな時間は長くは続きません。顧魏は重い事実を打ち明けます。林建國の病状が悪化し、余命いくばくもないというのです。
この話は、顧魏に付き添われ、林之校が病床の父を見舞うシーンで幕を閉じ、愛と親情の間で揺れ動く深い感情を描いています。
29話
第29話は、顧魏と林之校が復縁後の甘い生活を描いています。林之校は海外留学の機会を諦め、顧魏のそばに留まることを選びました。顧魏は病院の調査結果を提示し、身の潔白を証明して林之校を安心させます。林之校の誕生日を祝うため、顧魏はレストランを予約していましたが、両親が誕生日会を用意していたため、彼女は約束の場所に赴くことができませんでした。それでも顧魏は辛抱強く待ち続け、帰宅すると林之校が待っていることに気づきます。二人は一緒に誕生日を祝い、温かい夜を過ごしました。最後に、顧魏は空き缶を使って林之校にプロポーズし、共に未来を歩みたいという願いを伝えました。
28話
第28話は、林之校と顧魏の冷戦、そして二人の関係修復への努力を描いています。医療紛争は解決したものの、林之校の顧魏への態度は依然として冷ややかで、彼女は顧魏が自分の過ちを認め、真に反省することを望んでいました。顧魏は林之校の職場に長時間待機したり、花を贈ったり、さらには病気のふりをするなど、様々な方法で彼女の心を取り戻そうと試みますが、これらの努力は最初は林之校に理解されませんでした。顧魏の行動に困惑した林之校は、二人が別れたという事実を改めて突きつけます。
しかし、物語が進むにつれ、林之校の心にも変化が現れ始めます。最終的に、ある医療紛争の解決を通して、二人の間の誤解は解け、関係は再び温かいものへと戻っていきます。
さらにこの回では、邵江の安菲への想いが深まる様子や、林之校がドイツ留学を諦める決断、そして高浠 の厳医師への見方の変化など、他の登場人物たちの生活の変化も描かれています。
27話
第27話は、主に厳医師が患者の父親からの理不尽な非難と罵倒を受けた際、医師としての尊厳を守るため、人前で相手を叱責した出来事を描いています。
一方、林之校と蕭珊は学校で出会い、互いの恋愛の悩みを打ち明け合います。その後、二人は携帯電話の電源を切り、邪魔されることのない一日を過ごすことにしました。
顧魏は個人的な問題で姿を消しますが、林之校は彼を見つけ出し、責めた後も改心の機会を与えることを告げます。 顧魏は奮起し、職業上の危機に勇敢に立ち向かい、患者の緊急手術を成功させ、患者と家族の信頼を勝ち取ります。
そして、顧魏は林之校と仲直りをしようとしますが、冷たくあしらわれてしまいます。林之校は海外留学の計画書を破り捨てた後、それを繋ぎ合わせ、心の葛藤を表します。
また、蕭珊は従業員の給料を滞納しないことを約束し、印璽は金石との面会要請を拒否します。
別れた後も顧魏は林之校を陰ながら気にかけ、朝には彼女のために朝食を用意していました。
26話
第26話は、顧魏がネット上の世論のプレッシャーに耐えかね、全ての医療業務を停止せざるを得なくなり、ひどく落ち込んでいる様子を描いています。林之校の家族は温かく顧魏を迎え入れましたが、林建國は顧魏の仕事状況と将来の展望に疑問を投げかけ、それが原因で顧魏と林之校の関係に亀裂が生じ、ついに顧魏は出て行ってしまいます。
一方、顧肖は事業に失敗し、カフェを抵当に入れてしまい、父親と口論の末、海外へ渡ります。林之校は顧魏に連絡を取ろうとしますが繋がらず、予定通り海外留学を決意しますが、心は深く傷ついています。
病院では、顧魏の不在により、調査委員会の会議に影響が出ており、患者家族からも顧魏の不在に対する不満の声が上がっています。
25話
第25話は、顧魏が患者の緊急手術を成功させた後、林之校、顧肖、蕭珊とカフェで祝杯をあげるところから始まります。顧魏は林之校に近々旅行に行く計画を嬉しそうに話しますが、病院での一件でその計画は中断を余儀なくされます。緊急事態で家族の同意を得ずに手術を行ったことで、患者家族から激しい抗議を受け、医療紛争とネット炎上の二重の圧力にさらされることになったのです。それでも林之校は顧魏を支え続け、さらに海外から帰国した高浠 も彼を助けると約束し、この難局を乗り越えるサポートを申し出ます。
24話
第24話は、林之校と顧魏の恋愛模様と、二人を取り巻く様々な試練を中心に展開します。林之校はドイツへの海外派遣を控えて悩み、顧魏も海外研修の機会に葛藤を抱えていました。二人は共に夢を実現しようと、林之校は解決策を探りますが、現実は厳しく、彼女は落胆します。
そんな中、林之校の父・林建國は、娘と邵江の関係を誤解し、一連の騒動を引き起こします。最終的に、顧魏は林之校と一緒に行けるのでなければ、自身のチャンスを諦める決断を下します。この決断は林之校の母には歓迎されますが、林建國は猛反対。しかし、母の説得により、林建國の態度は徐々に軟化し、顧魏を家に招いて食事をすることを承諾します。
一方、林之校は演奏会で成功を収め、契約のオファーを受けます。これは、彼女と顧魏の未来に新たな可能性をもたらすものでした。
そして、顧魏は医師としての責任感を発揮し、緊急医療事案に迅速に対応、そのプロフェッショナルな姿を改めて示します。
23話
第23話は、林之校と顧魏の心の距離がさらに縮まる様子を描いています。林之校はかつて自分を治療してくれた医師のことを思い出し、なんとその医師が今の顧魏だったということに気づきます。この事実を知り、林之校の顧魏への想いはさらに深まります。二人は毎年この場所で日の出と星空を見る約束を交わします。しかし、顧魏にはドイツへの留学という大きなチャンスが訪れ、彼は難しい選択を迫られます。このことを知った林之校は驚きを隠せません。
一方、林之校の両親は、娘と顧魏の関係に気づき始めます。特に父親の林建國は顧魏に対して慎重な姿勢を見せています。また、林之校の親友である印璽の恋愛模様も描かれ、物語に彩りを添えています。
そして最後に、林之校は邵江からコンサートのチケットをもらい、顧魏を誘おうと考えます。顧魏のドイツ行きに関する決断が、この話の大きな転換点となるのです。
22話
第22話は、顧魏が林之校を連れて郊外の民宿へ流星群を見に行く物語です。二人が到着すると、予約されていたのはカップル向けのダブルベッドの部屋一つだけでした。大人のおもちゃやコンドームといったものを見つけてしまい、誤解と気まずい空気が流れる中、顧魏は林之校の安全と快適さを考え、様々な配慮を見せます。別の部屋を探そうとするなど奔走します。その過程で、林之校は誤解から自己嫌悪に陥りますが、友人と話すうちに顧魏の行動の真意を理解し、彼をより深く信頼するようになります。最終的に、一連の出来事を経て、二人の距離はさらに縮まり、温かくロマンチックな夜を共に過ごします。翌朝、顧魏と林之校は一緒に日の出を眺め、それぞれの過去の思い出を語り合い、互いへの理解を深めました。
21話
第21話は、顧魏と林之校の甘い交流と、二人の恋愛観が描かれています。顧魏は林之校に家族を紹介し、彼女のために好みに合わせた料理を用意するなど、細やかな気遣いをみせます。林之校は顧魏の行動にとても幸せを感じています。
一方、印璽は、恋人である金石の不誠実さと過剰な束縛が原因で別れを決意し、落ち込んでいます。蕭珊は、元恋人に復縁を迫られますが、きっぱりと断ります。その後、蕭珊を守るために顧肖が元恋人と衝突し、蕭珊に自分の気持ちを伝えます。
林之校は顧魏と印璽と金石の破局について話し合い、恋人同士であっても適度な距離感が必要だと改めて認識します。その後、お酒を飲んだ林之校がバーで危険な目に遭いますが、顧魏が駆けつけて無事に助け出します。
最後に、わだかまりを解くため、顧魏はサプライズを企画し、林之校に許してもらうことに成功します。
20話
第20話は、林之校と顧魏の間の誤解と甘いやり取りを描いています。林之校はピアノの練習に夢中で顧魏からの電話に出損ない、それが原因で顧魏は誤解し、不安になってしまいます。それに気づいた林之校は慌てて顧魏に説明し謝りますが、このことで二人の間に小さな摩擦が生じます。顧魏は林之校と邵江の関係を誤解して嫉妬し、ついには林之校に自分がお見合いをしているところを見せるような行動に出てしまいますが、結局林之校に見破られてしまいます。こうした小さな言い争いや誤解を通して、二人はお互いの理解と愛情を深め、最終的には元の鞘に収まります。さらに、顧魏は林之校に将来への約束を示し、両親にも林之校の話を持ち出し、この関係に真剣に向き合っている姿勢を見せます。このエピソードは二人の恋愛における甘さと波乱を描くとともに、外からのプレッシャーに立ち向かう際の二人の揺るぎない支え合いも描いています。
19話
第19話は、林之校と顧魏の愛情がさらに深まる様子を描いています。ある外出の際、顧魏が林之校の二重まぶたテープを剥がしてしまうハプニングがありました。林之校は少し恥ずかしい思いをしましたが、二人の関係に影響はありませんでした。その後、二人は楽しい時間を過ごし、顧魏は林之校の靴を履き替えさせ、マッサージをしてあげ、そして花火の下で情熱的にキスを交わし、互いの気持ちを確認し合いました。しかし、二人はこの恋をすぐに家族に公表しないことを決めます。顧魏は、林之校が演奏会に参加することや、邵江と二人きりで練習することに嫉妬しますが、それでも彼女を応援します。邵江との食事会では、顧魏は林之校が自分の恋人であることをはっきりと宣言し、邵江の未練にも動じず、林之校を自ら家まで送ります。一方、顧魏の両親が高浠 に示す態度は、顧家の将来の嫁に対する期待を暗示しているようでした。
18話
第18話は、林之校と顧魏の恋の進展を描いています。顧魏の本心に触れ、林之校は感動し、二人は互いの気持ちを確認し合い、晴れて恋人同士として付き合い始めます。しかし、顧魏は仕事の都合で約束の時間に間に合わず、林之校を長い時間待たせてしまいます。それでも、林之校は怒ったりせず、彼の事情を理解します。
続く週末のデートでは、林之校は念入りにオシャレをして、顧魏や友人たちと古鎮へ遊びに出かけます。ハイヒールで歩きづらそうにする林之校に気づいた顧魏は、彼女のためにぺたんこ靴を買ってあげ、細やかな気遣いを見せます。蕭珊たちが仕掛けたカップル向けの雰囲気作りといったちょっとしたハプニングもありましたが、二人の関係は変わらず順調で、甘い時間を過ごします。
17話
第17話は、林之校と顧魏の恋愛関係の進展と林建國の病状の好転を中心に描かれています。目を覚ました林之校は、顧魏が残したメモと保温容器を見つけます。中には彼女のために用意された白粥と、林建國のための滋養スープが入っていました。病院で杜医師と手術のプランについて話し合っていた顧魏は咳の症状を見せますが、子猫からうつったと言って軽く済ませます。熟慮の末、林之校は国内での治療を受けることを決意します。この決断は母親に支持され、顧魏も安堵します。その後、顧魏は林建國の化学療法が順調に進んでいるという朗報を伝え、家族全員が喜びに包まれます。
顧魏は林之校に謝罪し、これまでの誤解を解きます。二人の関係はさらに深まります。感謝の気持ちを伝えるため、林之校は顧魏のためにチェロ曲「ポルカ」を演奏することにします。ある偶然の出来事から、顧魏はコーラの瓶にメッセージを書いて林之校に告白しますが、林之校はそれに気づかず、告白の機会を逃してしまいます。
病院の同僚との集まりの際、厳医師の発言がきっかけで、林之校は顧魏と高浠 の関係を誤解し、深く落ち込みます。すぐに事態を察知した顧魏は林之校を探し出し、誤解を解きます。そして、祖母の形見のブレスレットを贈り、林之校への真剣な想いを伝えます。林之校はこの贈り物を受け入れ、二人の絆はより一層強固なものとなります。
16話
第16話は、蕭珊がパーティーでの一件で林之校と顧魏の間に亀裂を生じさせてしまったことを深く仮省する場面から始まります。しかし、その直後、彼女は顧肖と一夜を共にしてしまいます。
一方、林建國は病を患い、治療が必要な状態に。林之校と家族は、海外での治療を受けるべきか否か、難しい選択を迫られます。そんな中、顧魏と杜医師からのアドバイスが、林之校の心に疑念を抱かせます。
林建國の病状が悪化し、林之校は不安で押しつぶされそうになります。顧魏はそんな彼女を支え、優しく見守ります。林建國の世話はもちろんのこと、体調を崩した林之校のことも気遣い、献身的に看病します。
顧魏の温かい心に触れ、林之校は感謝の気持ちで胸がいっぱいになり、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。
そして、林之校がピーナッツ粥を食べてアレルギー仮応を起こした際、顧魏は彼女を介抱しながら、溢れる愛情を告白します。しかし、林之校はすでに眠っており、その言葉に気づくことはありませんでした。
15話
第15話では、林建國さんの病気を巡り、林家が意見の食い違いを見せる様子が描かれています。林建國さんは海外での治療費が高額になることを心配し、家族の将来に影響が出ると考え、海外での治療を拒否します。娘の林之校さんは父親の気持ちを理解し、夫の態度に心を痛める母親を慰め、家族の責任を担う決意を固めます。
一方、邵江は林建國さんの病歴を入手しようと試みるも失敗し、顧魏と対立します。林之校さんは邵江と会い、彼の過去の事情を知るものの、二人の関係は以前のような親密さはありません。顧魏は邵江と林之校さんが一緒にいるところを見て機嫌を損ね、その後、バーで女性と話をしている写真が林之校さんに見られたと誤解されてしまいます。
最終的に、林之校さんは父親を連れて海外で治療を受けさせることを決意し、顧魏も林建國さんのために海外の医療情報を集め始めます。
14話
第14話は、林之校と邵江の音楽会での共演が大成功を収めた様子を描いています。邵江は林之校に強い関心を示し、友人たちの前では二人の将来が恋人関係に発展する可能性さえ匂わせています。林之校は邵江からの好意に戸惑いを覚えます。なぜなら、彼女の心の中では顧魏に片思いをしているからです。
顧魏はこの状況に強い不安を感じ、邵江に対して敵意をむき出しにします。特に林家の食事会では、二人の間の緊張感は誰の目にも明らかでした。顧魏は林之校への想いを伝えるため、心を込めてプレゼントを用意しますが、様々な事情が重なり、結局渡すことができませんでした。
一方、邵江の真の目的は、林之校の父親である林建國の胃がんの海外治療を支援することであり、林家への真摯な思いが垣間見えます。林之校の両親は海外治療を受けるべきかどうかで意見が対立し、家庭内の雰囲気はさらに複雑になっていきます。
13話
第13話は、林之校と顧魏の心の交流を描いています。林之校は携帯電話の電池が切れそうになり、顧魏にモバイルバッテリーを借ります。その後、顧魏の家に上がって充電を待つ間、一連の誤解とロマンチックな妄想に浸ります。彼女は顧魏のために茶碗蒸しを作りますが、結局渡すことができませんでした。一方、蕭珊はバーで顧肖に遭遇します。顧肖は蕭珊を独占しようとしますが、失敗に終わります。学校では、林之校は挫折を味わい、チェロのポジションを失い、落ち込んでしまいます。帰国した邵江は林之校の変化に気づき、一緒に演奏しようと誘います。帰宅した顧魏は、林之校が残した茶碗蒸しとメモを見つけ、彼女を気にかけずにいた自分に気づき、連絡を取ろうとしますが繋がりません。この一連の出来事を通して、二人の間の微妙な感情の変化、そして互いへの思いやりと支え合う気持ちが描かれています。
12話
第12話は、林之校と顧魏の微妙な心のやり取りを描いています。夜、顧魏の家を後にした林之校は、携帯電話を忘れて取りに戻ると、顧魏の潔癖症の習慣を目の当たりにします。表面上は気にしない素振りを見せますが、内心では少し腹を立てていました。顧魏は謝罪の印として、林之校の好きなチョコレートを贈ります。
翌日、高浠 が顧魏のオフィスを訪れ、引っ越しの件について尋ねます。一方、蕭珊は林之校にチャンスを逃さず、顧魏との関係を維持するように促します。その夜、雨が降る中、林之校と顧魏は相合い傘で家路につきます。顧魏は改めてカップを洗う理由を説明します。
その後、高浠 が同僚と突然、顧魏の引っ越し祝いに訪ねてきます。林之校は不安になり、顧魏の気を引こうと何かと行動を起こします。
最終的に、林之校と顧魏は朝食店で温かい朝を共に過ごし、林之校は顧魏を自宅に招く計画を立てます。しかし、あろうことか家の鍵を閉め出されてしまい、蕭珊の助けを借りて、顧魏が駆けつけます。
11話
第11話は、顧魏と林之校の交流が深まる様子と、家探しをめぐる一連の出来事を描いています。林之校は一生懸命に物件を探し、顧魏にぴったりの家を見つけ、入念なプレゼンテーションまで準備しました。しかし、高浠 との間の誤解から、顧魏が高浠 が紹介した物件を選んだと勘違いした林之校は落胆してしまいます。その後、幾つかの誤解や紆余曲折を経て、顧魏は最終的に林之校が推薦した物件に引っ越し、彼女と同じマンションに住むことになり、二人の距離はさらに縮まりました。
さらにこの回では、顧魏の林之校に対する細やかな気遣いや、林之校の明るく可愛らしい振る舞いなど、二人の性格が互いに補い合っている様子が描かれ、温かく甘い雰囲気に満ちたやり取りが繰り広げられています。
10話
第10話は、林之校と顧魏が部屋探しをきっかけに巻き起こる様々な出来事を描いています。林之校は朝早くからバイオリンの練習をする予定でしたが、顧魏からの突然の電話で邪魔されてしまい、一緒に部屋を見に行くことになってしまいます。あまり乗り気ではなかった林之校ですが、顧魏に付き合って何軒もの物件を見学します。しかし、顧魏はどれも気に入らず、林之校はすっかり機嫌を損ねてしまいます。実は、顧魏はわざと難癖をつけていたのです。林之校に少しでも休んでほしい、バイオリンの練習時間を減らして体を労ってほしいという思いからでした。
結局、林之校の説得により、二人は予算オーバーの物件を借りることに。林之校は不動産屋に嘘をついて家賃を値切ることにも成功します。その後、林之校の友人、蕭珊は二人の関係に興味津々。林之校には内緒で、顧魏からの誘いを断ってしまう場面も。林之校と顧魏の間には、少しずつ微妙な変化が生まれていきます。
せっかく決めた部屋が他の人に借りられてしまった時は、林之校はひどく落胆しますが、そんな彼女を慰めるように、顧魏は火鍋に誘います。二人の距離は、この出来事をきっかけにさらに縮まっていくのでした。
9話
第9話では、林之校と顧魏の関係がさらに進展します。林之校は顧魏のスーツを洗濯してダメにしてしまい、罪悪感から弁償しようと申し出ます。しかし、顧魏は気にも留めず、彼女に「罰」として物件探しを頼みます。これは実際には、彼女に手伝ってもらい、家族からのプレッシャーを避け、一人暮らしができる適切な住居を探したいという思いからでした。
この過程で、顧魏は林之校に対して優しく思いやりがあり、林之校もまた、顧魏への想いに徐々に気づき始めます。同時に、顧魏の家庭問題と林之校が抱える生活の困難も描かれています。顧魏の両親は彼に高浠 との結婚を望んでおり、彼に重圧をかけています。一方、林之校は楽団活動で挫折を味わっています。さらに、高浠 が林之校に示す態度は、彼女が顧魏に抱いている感情を表しています。
8話
第8話では、球球が旅立つ前に林之校と顧魏にそれぞれ謎めいた手紙を渡す場面が描かれています。好奇心に駆られた林之校は手紙を開封すると、一枚の絵が入っていました。一方、顧魏はその絵が、自分が林之校に上着をかけてあげた時の情景だと気づきます。
林建國が退院する際には、顧魏は詳細な術後ケアのガイドを提供するだけでなく、林建國の食欲不振に対しても適切なアドバイスを送り、林之校は深く感謝します。
林之校は音楽の発表会に出演することになっていましたが、本番前にちょっとしたハプニングがあり、担当がトライアングルに変更になってしまいます。それでも顧魏は会場に駆けつけ、彼女を応援します。
発表会後、クラスメイトにからかわれた林之校を、顧魏は庇い、家まで送ります。その道中、林之校は顧魏のポケットからコンサートのチケットを見つけ、二人の心の距離はさらに縮まります。
7話
第七話では、主に林之校の母親が手術を控える林建國に付き添う様子が描かれています。付き添いの間、林の母は林建國との馴れ初めを語り、真実の愛の大切さを強調しました。手術は無事成功し、林之校は顧魏医師のサポートに感謝の意を表します。その後、病院主催のチャリティ音楽会で演奏の機会を得た林之校は、見事オーケストラへの加入を果たします。林之校と顧魏の交流は次第に増え、互いに好意を抱き始める様子が描かれています。一方、高浠 は顧魏に気があるようですが、顧魏は林之校の方を気に掛けているようです。球球の退院時には、林之校と顧魏がそれぞれプレゼントを贈り、球球との深い友情が垣間見えました。
6話
第6話では、顧魏の母親の計らいで、顧魏と高浠 の接点がより多く描かれています。母親は二人の仲を進展させようと画策しているのです。一方、林之校は病院で父親が残したメモを見つけ、自殺を図ろうとしているのではないかと心配します。それを知った顧魏はすぐさま行動を起こし、高浠 と共に病院へ林建國を探しに向かいます。緊迫した捜索の末、顧魏と林之校は、娘の夢を叶えるために故郷へ帰ろうとしていた林建國を駅で見つけます。父親の行動に自責の念を抱いた林之校は涙を流します。落ち込む林之校を顧魏は優しく支え、慰めました。
また、顧肖は夕食をめぐって家族と衝突しますが、最終的には母親の助けを受け入れます。父親の問題が解決した後、林之校は顧魏への感謝の気持ちを伝えました。このエピソードは、登場人物たちの複雑な感情の絡み合いと、家族間の相互理解と支えを描いています。
5話
第五話は、病院内外で起こる様々な出来事を描き、医師と患者家族の複雑な関係性を浮き彫りにしています。ある患者の家族は、手術のリスクに動揺し、感情的になって顧魏医師に暴力を振るってしまいます。幸い、林之校看護師が間一髪で助けに入り、事なきを得ました。その後、顧魏は林之校の傷の手当てをし、彼女を独特な方法で落ち着かせます。この出来事をきっかけに、二人の間にはより深い信頼関係が芽生えます。林之校は顧魏を母校である華清大学の音楽ホールに連れて行き、無音で演奏することで自身の成長の物語を伝え、顧魏の心を癒します。林建國の複雑な病状を前に、顧魏は心理的な壁を乗り越え、執刀医となることを決意します。一方、林建國は手術のリスクを心配し、気持ちが揺れ動き、治療を諦めようとする場面も見られます。このエピソードは、繊細な感情描写を通して、医療従事者の責任感と人と人との温かい繋がりを描いています。
4話
第4話では、顧肖が以前の誤解を解き、蕭珊に謝罪する場面から始まります。しかし、ビデオ通話の著信をきっかけに気まずい雰囲気が流れ、蕭珊は席を立ちます。一方、林之校は顧魏に近づくため、蕭珊の協力を得てロマンチックなカップル向けのレストランを予約しますが、これが裏目に出て気まずい状況に。
林之校は父親の手術を顧魏に頼みますが、そこで顧魏が過去の失敗した手術によって心に深い傷を負っていることを知ります。それでも林之校は諦めず、顧魏を説得し続け、ついに顧魏は恐怖を克服し、手術を成功させます。
また、林之校はまだ楽団には加入できませんでしたが、音楽の夢を諦めず、チャンスを掴むために努力を続けています。
3話
第三話では、林建國の咳血の症状に娘の林之校が気づき心配しますが、林建國は再検査を拒否します。顧魏医師の説得を受け、ようやく事態の深刻さを理解した林建國は、精密検査を受けることに同意します。検査の結果、林建國は胃がんと診断されますが、早期発見であったため、治癒の可能性は高いと告げられます。林之校と母親は、林建國を心配させまいと、病名を重度の胃潰瘍だと偽って伝えます。
林之校は顧魏に父親の手術を執刀してほしいと依頼しますが、担当医の厳医師の反対に遭います。林之校は贈り物をするなど、様々な方法で顧魏を説得しようと試みますが、うまくいきません。最終的に、友人の蕭珊のアドバイスを受け、紅包を渡して顧魏を説得しようとしますが、いざ顧魏に会うと気まずくなり、逃げ出してしまいます。
2話
林之校さんと顧魏さんは、最初の出会いがぎこちなかったため、お互いに警戒心を抱いていました。林之校さんは、父親の林建國さんの主治医は高浠 先生であるべきだと頑なに信じ、他の意見を受け入れようとしませんでした。
その後、林建國さんは妻の説得により入院治療に同意しますが、林之校さんは主治医選びに頭を悩ませます。そんな中、顧魏先生に関する悪い噂を耳にしてしまい、彼への偏見はさらに深まってしまいます。
しかし、顧魏先生の確かな腕前と患者に寄り添う誠実な態度は、次第に明らかになっていきます。特に、経済的に困窮している幼い患者、球球ちゃんへの温かい対応や、緊急時の迅速かつ的確な処置は、林之校さんの目にも留まりました。
これらの出来事をきっかけに、林之校さんは顧魏先生への見方を変え始め、二人の関係は少しずつ改善していくのでした。
1話
第1話では、まもなく大学を卒業するチェリストの林之校の生活の様子と、父親の林建國との確執が描かれています。林之校は自分の音楽の夢を追い求めることを強く望んでいますが、父親の厳しい要求と伝統的な考え方が、二人の間に衝突を生んでいます。ある出来事の後、林之校はバーで医師の顧魏と出会い、父親から逃れるために顧魏を自分の恋人だと嘘をついてしまいます。これがきっかけで、様々な誤解が生じていきます。一方、林之校は父親が重い病気を患っているかもしれないという兆候に気づきます。父親に治療を受けさせるため、彼女は母親と協力して芝居を打ち、最終的に父親を検査入院させることに成功します。
全32話ネタバレ
キャスト、登場人物
林之校(リン・ジーシアオ)
楊紫(ヤン・ズー)
顧魏(グー・ウェイ)
肖戦(シャオ・ジャン)
顧肖(グー・シアオ)
翟子路(ジャイ・ズールー)
高浠 (ガオ・シー)
馬渝捷(マー·ユージェ)