あらすじ
第16話は、蕭珊がパーティーでの一件で林之校と顧魏の間に亀裂を生じさせてしまったことを深く仮省する場面から始まります。しかし、その直後、彼女は顧肖と一夜を共にしてしまいます。
一方、林建國は病を患い、治療が必要な状態に。林之校と家族は、海外での治療を受けるべきか否か、難しい選択を迫られます。そんな中、顧魏と杜医師からのアドバイスが、林之校の心に疑念を抱かせます。
林建國の病状が悪化し、林之校は不安で押しつぶされそうになります。顧魏はそんな彼女を支え、優しく見守ります。林建國の世話はもちろんのこと、体調を崩した林之校のことも気遣い、献身的に看病します。
顧魏の温かい心に触れ、林之校は感謝の気持ちで胸がいっぱいになり、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。
そして、林之校がピーナッツ粥を食べてアレルギー仮応を起こした際、顧魏は彼女を介抱しながら、溢れる愛情を告白します。しかし、林之校はすでに眠っており、その言葉に気づくことはありませんでした。
ネタバレ
第16話、パーティーの後、蕭珊は一人バーカウンターでスマホを眺め、林之校と顧魏の喧嘩の原因を作ったと落ち込んでいました。そこへ顧肖が現れ、酔った勢いで蕭珊にキス。二人は一夜を共に過ごします。翌朝、蕭珊は平静を装い、顧肖に「酔って誰かと過ちを犯したのね」と冗談めかして言います。記憶が曖昧な顧肖は不安になりますが、やがて蕭珊との夜を思い出します。
一方、林建國の容態を案じる杜医師は、顧魏の助言を受け、林之校に国外での治療ではなく国内での治療を勧めます。林之校は顧魏の介入を疑い、彼を問い詰めますが、顧魏と杜医師は互いに責任を転嫁し、林之校は不信感を募らせ電話を切ります。
数日後、林之校は両親と共に林建國の入院手続きを行います。病院で林の母が国外の専門医への連絡について話すのを、顧魏は偶然耳にします。林之校の複雑な心境を察し、顧魏は重い足取りで立ち去ります。その後、高浠 は林之校を叱責し、医師の努力を軽視していると非難します。
林之校が用意したワンタンを林建國は食べきれず吐き出してしまいます。林之校は父の病状の悪化を悟り、不安を隠しながら父を励まします。父娘の間には重苦しい空気が漂います。
夜、顧魏は林之校が父のベッド脇で疲れて眠っているのを見つけます。彼女の額に触れると熱があることに気づき、薬を取りに行きます。悪夢にうなされた林之校は母に電話しますが、母の声が弱々しいのに気づき、急いで帰宅しようとします。顧魏は林之校を止め、自分の家に連れて帰り看病します。林之校の熱は下がり、顧魏は林の母の様子を見に行き、解熱剤の過剰摂取による眠気だと分かり安心します。
顧魏が看護師の小薇を手配してくれたことに感謝する林之校。顧魏が邵江の助けを求めなかった理由を尋ねると、林之校は邵江への気持ちはなく、他に好きな人がいると答えます。顧魏は内心喜びながらも平静を装います。薬を飲ませ、自らおかゆを cooked 、林之校に食べさせます。二人は親密な雰囲気になり、林之校は顧魏の腕を掴んだまま眠ってしまいます。
目を覚ました林之校は、ピーナッツ粥によるアレルギーで顔が赤く腫れ上がってしまいます。顧魏は「僕の目には君が一番美しい」と慰めます。二人は抱きしめ合い、甘い空気が流れます。我に返った顧魏は薬を買いに慌てて部屋を出ていきます。
薬を受け取った林之校は顧魏の指示通りに服用します。自分が顧魏の目にどう映っているか尋ねると、顧魏は「小さな虎猫みたいだ。見た目はか弱そうだけど、芯は強い」と答えます。そして、思い切って気持ちを告白しますが、林之校は既に眠っており、聞き逃してしまいます。顧魏は静かに「おやすみ」と囁き、仕事に戻るのでした。
第16話の感想
第16話は、登場人物たちの複雑な感情が交錯する、見応えのあるエピソードでした。特に林之校と顧魏の関係に大きな変化が見られました。林建國の病状悪化という辛い状況の中、二人の距離は縮まり、顧魏はついに林之校への想いを告白します。しかし、林之校は眠っていてその告白を聞き逃してしまう、というもどかしい展開に、視聴者はヤキモキさせられたことでしょう。
林之校は父親の病気、母親の体調不良、そして顧魏への複雑な感情に揺れ動き、精神的にも肉体的に追い詰められていきます。そんな彼女を支えようとする顧魏の優しさ、そして不器用ながらも誠実な愛情表現には胸を打たれます。特に、林之校がアレルギーを起こした際に「僕の目には君が一番美しい」と慰めるシーンは、彼の深い愛情が伝わってきて感動的でした。
一方、蕭珊と顧肖の関係にも進展がありました。酔った勢いとはいえ、一夜を共にしたことで二人の関係は新たな局面を迎えます。蕭珊の強がりと、顧肖の戸惑いがリアルに描かれており、今後の展開が気になるところです。
つづく