あらすじ
第20話は、林之校と顧魏の間の誤解と甘いやり取りを描いています。林之校はピアノの練習に夢中で顧魏からの電話に出損ない、それが原因で顧魏は誤解し、不安になってしまいます。それに気づいた林之校は慌てて顧魏に説明し謝りますが、このことで二人の間に小さな摩擦が生じます。顧魏は林之校と邵江の関係を誤解して嫉妬し、ついには林之校に自分がお見合いをしているところを見せるような行動に出てしまいますが、結局林之校に見破られてしまいます。こうした小さな言い争いや誤解を通して、二人はお互いの理解と愛情を深め、最終的には元の鞘に収まります。さらに、顧魏は林之校に将来への約束を示し、両親にも林之校の話を持ち出し、この関係に真剣に向き合っている姿勢を見せます。このエピソードは二人の恋愛における甘さと波乱を描くとともに、外からのプレッシャーに立ち向かう際の二人の揺るぎない支え合いも描いています。
ネタバレ
林之校は学校の音楽室で邵江と練習中、スマホがマナーモードだったため顧魏からの電話に気づかなかった。夕方、大量の著信に気づき慌てて折り返すと、顧魏は明日の夕食に誘っていたが、多忙な林之校は断らざるを得なかった。顧魏は理解を示しつつも、内心では落胆していた。
夜、一人リビングで林之校と邵江のことを考え不安になる顧魏。再び林之校に電話するも繋がらない。その時、チャイムが鳴り、林之校が慌てて謝罪と共にパクチー入りの鶏ガラスープを持って現れた。そこに邵江からバンドメンバーが林之校を恋しがっているというメッセージが届き、林之校が音声メッセージで返信するのを聞いた顧魏は嫉妬し、パクチーが嫌いだと主張し始める。
林之校は顧魏の嫉妬に気づいているが、顧魏はそれを認めようとしない。その夜、顧魏は悶々として眠れない一方、林之校はぐっすり眠っていた。翌朝、林之校は元気よく起き、顧魏に送迎を申し出るが、顧魏は先約があると断る。そのため、林之校は練習中も上の空でミスを連発してしまう。
林之校の様子の変化に気づいた邵江は、彼女を休ませ、そして告白する。もし留学していなければ、二人は付き合っていたかもしれないと。しかし林之校は、邵江への気持ちは兄のようなもので、恋愛感情ではないとはっきり告げる。邵江は落胆するも、彼女の気持ちを理解した。
その後、林之校は蕭珊から電話で顧魏がお見合いをしていると聞き、現場へ急行する。実は顧魏は既に相手女性に好きな人がいると伝えていたが、まだ公表はしていなかった。蕭珊は用事があると先に帰り、林之校に冷静になるよう忠告する。水槽の後ろに隠れている林之校を見つけた顧魏は、わざと彼女を嫉妬させるような言葉を言う。
激怒した林之校に、顧肖が追い打ちをかけるように「博士に惚れたみたいだ」と告げる。堪忍袋の緒が切れた林之校は顧肖に水をかけ、その場を去る。後を追いかけてきた顧魏は全てを説明し、嫉妬心からだったと認める。林之校は怒りながらも彼を許し、仕返しにパクチー味のアイスを買ってきて食べさせる。仕方なく一口食べた顧魏。林之校は大笑いし、彼の口元を拭いて仲直りする。
夜、顧魏は自分の論文を見せ、謝辞に林之校の名前を入れたことを伝える。彼女の過去には関われないが、今と未来を共に歩みたいと。林之校は感動して涙を流し、二人は抱き合う。
その後、両親から食事に誘われた顧魏。高浠 から林之校のことを聞いた両親は当初仮対していたが、顧魏の強い意誌に押され、林之校を知るための時間を与えることにする。
蕭珊と食事をした後、林之校は食べ物を病院の顧魏に届ける。多忙な顧魏の姿に尊敬と心疼の念を抱く。緊急手術の知らせを受け、慌ただしく去っていく顧魏の後ろ姿を見送り、誇らしさと寂しさを感じた。
仕事が終わって帰宅した顧魏に、林之校はチェキを持って駆け寄り、印璽と彼氏のラブラブぶりを話す。最初はチェキの使い方の分からなかった顧魏だが、すぐに使い方を覚え、林之校と写真を撮り合う。林之校が撮った写真に満足せず、今度は自分が顧魏を撮り、二人は楽しい時間を過ごす。
写真の後、仕事が残っている顧魏にキスをして帰ろうとする林之校だったが、名残惜しさから夜食を作ることに。しかし料理が苦手な林之校は結局顧魏に助けられ、お粥を作ってもらう。その間、顧魏はアルバムを見せて両親を紹介する。優秀な両親に、林之校はさらに顧魏への尊敬を深めるのだった。
第20話の感想
第20話は、顧魏と林之校の関係が試されるエピソードでありながら、二人の絆がより深まる様子が描かれていました。コミカルなシーンとシリアスなシーンのバランスが良く、見ていて飽きませんでした。
特に印象的だったのは、顧魏のお見合いシーン。嫉妬深い一面を見せる顧魏は、普段の冷静沈著な彼とは違う可愛らしさがありました。林之校も、感情を爆発させるシーンは迫力がありましたが、同時に彼女の素直で正直な性格がより際立っていました。二人のやり取りは、パクチー味のアイスというユニークなアイテムでコミカルに描かれており、見ていて微笑ましかったです。
また、邵江の告白シーンは切ないながらも、林之校の誠実な対応が好印象でした。邵江の片思いは実らなかったものの、彼の誠実な気持ちはしっかりと伝わってきました。
顧魏の両親との関係も今後の展開が気になるポイントです。高浠 を通じて林之校のことを知った両親が、どのように彼女を受け入れていくのか、今後のエピソードで描かれることを期待しています。
つづく