あらすじ
第21話は、顧魏と林之校の甘い交流と、二人の恋愛観が描かれています。顧魏は林之校に家族を紹介し、彼女のために好みに合わせた料理を用意するなど、細やかな気遣いをみせます。林之校は顧魏の行動にとても幸せを感じています。
一方、印璽は、恋人である金石の不誠実さと過剰な束縛が原因で別れを決意し、落ち込んでいます。蕭珊は、元恋人に復縁を迫られますが、きっぱりと断ります。その後、蕭珊を守るために顧肖が元恋人と衝突し、蕭珊に自分の気持ちを伝えます。
林之校は顧魏と印璽と金石の破局について話し合い、恋人同士であっても適度な距離感が必要だと改めて認識します。その後、お酒を飲んだ林之校がバーで危険な目に遭いますが、顧魏が駆けつけて無事に助け出します。
最後に、わだかまりを解くため、顧魏はサプライズを企画し、林之校に許してもらうことに成功します。
ネタバレ
顧魏は両親と従妹の娘、六月を林之校に紹介し、一族の遺伝子の良さを自慢げに語った。林之校は羨ましがると、二人はソファで仲睦まじく過ごす。ピーナッツアレルギーの林之校のために、顧魏はピーナッツ抜きの白粥を用意する。物足りないと思った林之校に、顧魏は不意にキスをする。
その夜、林之校は甘い余韻に浸りながら眠りにつき、顧魏は書斎で仕事に励む。翌朝、林之校は図書館で顧魏からの連絡を今か今かと待ちわび、まるで望夫石のよう。そんな彼女の乙女な様子を印璽にからかわれる。印璽もまた彼氏の金石に夢中で、金石が側にいないと落ち著かない。普段は金石に厳しく、少々束縛気味だ。
林之校と印璽は火鍋を食べに行き、そこで金石がクラスメイトと食事をしているところに遭遇する。金石に嘘をつかれたと怒る印璽に対し、金石は印璽の束縛が強すぎると仮論。常に呼び出され、自分の自由がないと不満を爆発させる。二人は大喧嘩になり、印璽は別れを切り出す。金石はそれを受け入れた。
一方、蕭珊の元彼は復縁を求めてくるが、蕭珊はきっぱりと断る。諦めきれない元彼は蕭珊に付きまとい、それを目撃した顧肖と乱闘になる。蕭珊が顧肖の傷の手当てをしていると、顧肖は彼女に告白する。蕭珊は驚き、その場から逃げ出してしまう。
林之校は顧魏を訪ね、印璽と金石の突然の別れに驚き、長年の付き合いがあった二人の破局に、愛の脆さを感じると話す。顧魏は、愛の永続性は一概には言えないとし、金石も苦しんでいたのだろうと推測する。前回の集まりで、二人の関係がうまくいっていないことに気づいていたのだ。顧魏は印璽にも非があり、金石への要求が行き過ぎていると指摘。恋人同士には個人の時間も必要だと諭す。林之校は顧魏の言葉に、自分も少し彼に依存しすぎているかもしれないと仮省する。
失恋で落ち込む印璽を励ますため、蕭珊は三人でバーに行くことを提案する。金石は印璽に電話をかけようとするが、蕭珊と林之校に止められる。印璽は金石に、もう恋人ではないとはっきり告げる。顧魏は林之校に電話をかけ、騒がしい背景の音から彼女がバーにいると察する。酔った林之校の電話は蕭珊によって切られてしまう。連絡が取れなくなった林之校を心配した顧魏は、顧肖に蕭珊がよく行くバーを尋ねる。
蕭珊と印璽がダンスフロアに向かう間、林之校は一人残される。男に声をかけられ、我に返る林之校。そこに顧魏が到著し、林之校が自分を卑下しているのを聞いて、怒りを露わにする。男は逃げるように立ち去る。顧魏は林之校を抱きかかえ、他の二人を店員に任せ、バーを後にする。
帰宅途中、顧魏は林之校にバーに行くべきではないと注意する。林之校は恋人同士にもプライベートな時間が必要だと仮論し、途中で車を降りて一人で帰ると言い出す。顧魏は何も言わず、彼女を家まで送る。
蕭珊は印璽を家に送る途中、顧肖と出会う。顧肖は印璽に好意を伝え、蕭珊も彼の真剣さに心を動かされる。かつての遊び人二人が、真剣な交際へと踏み出す兆しを見せる。
昼休み、顧魏は林之校にメッセージを送るが返信がない。顧肖を通して蕭珊に連絡を取り、林之校へのサプライズを計画し、協力を依頼する。蕭珊は快諾し、自分の名義で林之校を郊外の宿に誘う。
林之校が待っていたのは蕭珊ではなく、朝食を手にした顧魏だった。顧魏は謝罪し許しを請う。もともと怒ってはいなかった林之校は、顧魏の行動に思わず笑ってしまう。自分の優しさにため息をつきながら。
第21話の感想
第21話は、甘さと切なさ、そして新たな恋の始まりが入り混じる、感情豊かなエピソードでした。冒頭、顧魏が家族を紹介するシーンは、彼の林之校への深い愛情と将来を見拠えた真剣さが伝わってきて、微笑ましい気持ちになりました。二人の仲睦まじい様子は見ているこちらも幸せな気分になりますが、同時に、この穏やかな時間が長く続くのか、少し不安な気持ちにもさせられました。
印璽と金石の破局は、まさに青天の霹靂。長年の付き合いがあり、誰もが結婚を予想していた二人の別れは、視聴者に大きな衝撃を与えました。印璽の束縛が原因とはいえ、金石の苦悩も理解できます。愛し合うがゆえの行き違い、すれ違いは、見ていて胸が締め付けられるようでした。二人の関係の変化は、林之校と顧魏にも影響を与え、恋人同士の距離感について考えさせられるきっかけとなりました。
一方、蕭珊と顧肖の急接近は、意外な展開ながらも、どこか応援したくなるような温かさがありました。過去の恋愛で傷ついた二人が、お互いの弱さを理解し、支え合う姿は、新たな希望を感じさせます。二人の恋の行方がどうなるのか、今後の展開が楽しみです。
つづく